リベラル派が陥る独善,岡田憲治
朝日2021.9.9より引用。
・党の理念である綱領と、政権の座にいる数年に実現を目指すリストである選挙公約は、全く別物です
・護憲派は固定客。(中略)新たなマーケットの開拓ができなくなっている。
・訴える政策の順番付けが間違っている。ジェンダー平等や性的少数者の権利、原発、動物愛護はもちろん大切ですよ。でもそれが響く人は最初から野党に投票しています。いま政治が示すべきは、当然ながら、人々の生活を守るという強い意志。4割の年収300万円以下・非正規雇用労働者、特に女性若年層の貧困は放置を許されないレベル。「リベラルはもっと銭金のことを語らねば」
・中庸な人々の政治的期待は行き場を失っている。組織として自民党のほうがよほど老練。東京西郊の地元でも、色々な団体の行事に顔を出して必死に頭を下げているのは、みんな自民党議員。野党議員は、あいさつすらまともにできない人が多い。飲食業界の政治への不満は決壊寸前。野党議員はこういう時こそ商店街をまわって御用聞きをし、怒りの声を束ねるのが仕事のはず。
・ねぎらい、説得、妥協、根回し、仲間を増やす。そのためには言葉選びがシビアに問われる。これおこそが政治の現場。
・昨年のコロナ一斉休校で小1の保護者が求めていたのは、コロナ禍を過ごすための「正しいマニュアル」ではなく、不安を吐露し、それを受け止めてくれる場所。ころえは「政治」の原義だと思います。
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