寒村自伝(上)(下)岩波文庫
明治、平民新聞、大逆事件から昭和30年の社会党の芦田連立内閣、氏の脱退まで荒畑寒村氏の足跡がそのまま日本の社会主義運動の通史を網羅した内容で面白かった。
赤い箱車を引いて、社会主義文献を売り歩き、平民社の伝道行商をした、昭 ...
「農民哀史から六〇年」岩波新書 渋谷定輔著
埼玉県富士見市の南畑小作争議など戦前の農民運動の状況が詳細に書かれていた。近隣に住んだこともあり、興味深く読んだ。「女工哀史」の細井和喜蔵氏との交流も出てくる。新河岸川やびん沼など出てきて、洪水の場面もあり周囲の状況が戦前の歴史ととも ...