週刊金曜日1531号2025.8.1目次、2025参院選自公支配時代の終焉

*私の注目記事
P3風速計  崔善愛 日本で生まれ育ったが故郷だと言おうと、法的には「外国人」扱いだ。国籍とは、なんと残酷な代物だろう。
P30敗戦80周年特集フィリピン残留日本人終わらない戦後ミンダナオ島残留2世が半数以上無国籍のまま逝去。火垂るの墓は未来への警告
P50参政党さや氏の発言「核武装は安上がりか」半田滋117核兵器の開発に莫大な費用。NPT脱退で米が制裁する。核兵器、核実験はどこで。政治家・有権者の劣化

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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 「子どもたちへ」 崔善愛 
■金曜アンテナ
・参政党が会見で『神奈川新聞』記者の取材拒否、会場から閉め出し 公党にあるまじき暴挙許すな 石橋学
・福島・甲状腺がん多発調査、「原発事故との関係」再否定で迷走 “専門家”委員ら質問に答えず 林衛、本田雅和
・湖東記念病院事件での冤罪めぐり大津地裁が滋賀県に賠償命令判決 国の責任認めず、原告は控訴 粟野仁雄
・地震・豪雨被害からの復興道半ばの能登半島から現状報告 「被災地のことを忘れないで」 吉永磨美
■さらん日記
■ジェンダー情報
■選挙を「憂さ晴らし」に終わらせない 建設的政治参加への道筋を 望月衣塑子
■経済私考 後藤逸郎
■2025参院選 自公支配時代の終焉
・能條桃子さん(「NO YOUTH NO JAPAN」代表理事)に聞く 世代間対立があおられない形で議論を 聞き手・まとめ/竪場勝司
・選挙・政治アドバイザー 久米晃さんに聞く 目の前のことに右往左往する政治が続く 聞き手・まとめ/佐藤和雄
・どういった人たちが参政党に投票したのか 自民保守票が参政に逃げた、は高市総裁誕生を狙うミスリード 古谷経衡
・神奈川大学教授・大川千寿さんに聞く 社会の多様化を反映し 政治も多極化へ 聞き手・まとめ/金本裕司
■メディアウオッチ 「純粋」な人々が戦争に加担する構造を描いた『あんぱん』は過去の話ではない 「愛国心」教え込む時代の再来 田幸和歌子
■これからどうする? 「敗戦で得たこと」 田中優子
■【戦後80年】敗戦特集
・こえをきく フィリピン残留日本人たちの終わらない戦後 父の国とのつながりを求めながら、願い叶わず他界する2世たち 大友麻子
・22歳で戦死した「自由主義者」の思いを受け継ぐ 上原良司が見抜いた軍国主義の本質 田口理穂
・「高畑勲展」で触れる監督のこだわり 『火垂るの墓』は未来への警告 相田冬二
■「かかりつけ医機能報告制度」が描く未来 日本の医療の形はどう変わる? 内藤眞弓
■パレスチナの人々の診察を続ける日本人医師・猫塚義夫 ヨルダン川西岸でのあきらめない支援 写真・文/内堀タケシ
■【提携連載企画】弾圧・関生支部事件3 関生支部執行委員・山本智さん 滋賀県警「何回でも捕まえるし」 Tansa・渡辺周、中川七海
■ドキュメンタリー映画 『ウナイ 透明な闇PFAS汚染に立ち向かう』平良いずみ監督に聞く 女性たちの連帯に見る希望 
■半田滋の新・安全保障論 参政党さや氏の発言 「核武装は安上がり」か
■はまぐりのねごと 中山千夏
■なまくらのれん 小室等
■写日記 松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■数独
■編集委員から
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】売れ行き良好書のご案内
 【5】イベントのお知らせ
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【1】注目の記事
■2025参院選 自公支配時代の終焉
7月20日投開票の参議院選挙で、自公の獲得議席は47にとどまり、非改選の
75とあわせて122で、過半数の125に達しなかった。衆議院に続いて参議院で
も自公は少数与党に転落した。1999年の小渕第2次改造内閣で始まった自公政
権は、民主連立政権時代(2009 〜12年)をのぞき、政権を担ってきた。しか
し、国民全体の利害調整を自公が行なう仕組みは、失われた30年に象徴され
るように機能不全になり、有権者から見放されたのだ。今後は、比較第1党が
中心となり、政策ごとに与野党合意を実現することになるのか。選挙結果と政
界の今後を識者4人が分析する。
●能條桃子さん(「NO YOUTH NO JAPAN」代表理事)に聞く
世代間対立があおられない形で議論を
聞き手・まとめ/竪場勝司
男女の候補者をできる限り均等にするよう政党に求める「政治分野における男
女共同参画推進法」(候補者男女均等法)の施行から7年経ったが、女性の候補
者はまだまだ少ない。20代の若者はそもそも参院選に立候補すらできない。現
状を分析、課題を考える。
●選挙・政治アドバイザー久米晃さんに聞く
目の前のことに右往左往する政治が続く
聞き手・まとめ/佐藤和雄
参院選は、自公連立政権が歴史的大敗を喫した。昨年10月に石破茂政権が誕
生して、衆院選、東京都議選に続く三度目の敗北である。自民党を中心とした
政権が衆参両院でともに少数与党となるのは1955年の結党以来初めてだ。
一方、野党では国民民主党と、「日本人ファースト」を掲げた参政党が大きく議
席を伸ばした。なぜこうした結果となり、日本政治はこれからどうなるのか──。自民党本部の職員として選挙対策を長く担い、「選挙の神様」とも呼ばれた久米晃さんに聞く。
●どういった人たちが参政党に投票したのか
自民保守票が参政に逃げた、は高市総裁誕生を狙うミスリード古谷経衡
参政党が参院選で14議席を獲得して大躍進し、比例票では自民と国民に次ぐ
第3位の約742万票を得た。どういった人たちが参政党に投票したのだろう
か。
●神奈川大学教授・大川千寿さんに聞く
社会の多様化を反映し政治も多極化へ
聞き手・まとめ/金本裕司
参院選で自民、公明両党は惨敗し、石破茂首相の退陣報道が流れたが、石破首
相は日米関税合意の実施に取り組む意欲を示し、退陣報道を否定した。専門家
は今回の選挙結果と今後の政局をどう見るのか。神奈川大学の大川千寿教授(政
治過程論)に聞いた。
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【2】編集長コラム
参政党
「子どもを産んで、はじめて真剣に選挙に行きました」「これで少しでもよくな
れば」「自分のことというよりも、子どもの未来のために投票した」
 選挙後耳にした、参政党に投票した人の理由だ。地方から東京に出て働く20
代女性は、自分を取り巻く現状に多くの不満があるようだった。
 参政党は予想どおり議席を拡大。本誌7月11日号で「反省なき戦後80年の
『日本人ファースト』 参政党がなぜ支持されるのか」を執筆した『神奈川新聞』
記者の石橋学さんは、参政党の会見から排除された(アンテナで詳報)。「政治
時評拡大版」では、『東京新聞』記者の望月衣塑子さんが同様に排除されたこと
を書く。また崔善愛編集委員は風速計で、参政党への向き合い方を決意する。
本誌では、引き続き取り上げる予定だ。
 今号から次号にかけては「戦後80年の敗戦特集」を掲載する。ますます暑
くなりそうな今年の夏。どうぞご自愛のほどを。(吉田亮子)
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【3】次号予告
★2025年8月8日・15日合併(第1532)号
【敗戦特集】
●「新しい戦前」にしないための「新しい外交」へ 戦争回避こそ政治の最大の
使命|猿田佐世
●今って「戦後」?「戦前」? 戦争と平和を考える仕掛けとしての「マンガ
と戦争展2」|対談 伊藤遊×西岡由香
●戦争と戦場を実体験を基に訴える 戦記漫画の傑作展示で注目集める「水木
しげる記念館」|伊田浩之
●戦争は「威張りたい馬鹿」が始める|内田樹
●ドキュメンタリー映画『よみがえる声』 歴史の闇に埋もれてもなお響き続
ける証言|佐々木亮
●不謹慎な旅 元巣神社と奥山半僧坊大権現 徴兵逃れの神頼み|写真・文 
木村聡
【メディア】
●参政党の事実誤認発言をそのまま流すテレ朝 「首相退陣へ」号外を正当化す
る読売|南彰
【好評連載】
●政治時評|佐藤甲一
●風速計 植松死刑囚と獄中結婚した妻と話して感じたこと|雨宮処凛
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【4】売れ行き良好書のご案内 
★増補版 ひとめでわかるのんではいけない薬大事典
浜六郎 著  2750円(税込) 四六判並製・448頁
その薬は本当に必要ですか?
医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析して
解説する。
ベストセラー『新版のんではいけない薬』の後継本で2017年発行の『ひとめ
でわかるのんではいけない薬大事典』を増ページ、大幅改訂して新版化。
(2024年5月刊)
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【5】イベントのお知らせ
★第10回パネル展 知ることで未来が見える、戦争の加害
●日 時:2025年8月8日(金)〜8月15日(金) 10時〜18 時
●場 所:かながわ県民センター1階展示室(横浜駅西口5分)
●参加費:無料
●主 催:記憶の継承を進める神奈川の会
●協 賛:『週刊金曜日』
●問合せ:090-7405-4276
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Posted by 中の人