#週刊金曜日 2018.10.5目次
_______『週刊金曜日』
骨のある雑誌です。スポンサーから自立した、自由で信頼できるメディア。1993年、広告に依存しない自由なメディアを創るため、石牟礼道子・井上ひさし・久野収・筑紫哲也・本多勝一が中心となり、多くの定期購読者を募る形で創刊されました。本当に大切な情報が見えない時代、『週刊金曜日』が、暮らしの“真実”と“羅針盤”を届けます。 ※毎週金曜日発売 →fujisanの紹介文より
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★詳細決定!『週刊金曜日』創刊25周年記念集会★
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】近刊のご案内
【5】イベントのご案内
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【1】注目の記事
■築地市場からの移転「10・11」
豊洲市場は本当に「安全」か
噴出している数々の問題を隠したまま「安全宣言」がされ、築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転期日が、10月11日に迫っている。東京都は、18日からは築地市場の一部解体工事を始めるとしている。これは、日本における食の流通・食文化の破壊だ。このまま豊洲市場が開場されるのを黙って見ていていいはずがない。
●卸売市場が機能不全に陥る可能性も
移転を見直すべきこれだけの理由 森山高至
豊洲への移転については、多くの反対意見や議論が繰り返されてきたが、市場というものが、広く公益のために存在していることの意味が十分に語り尽くされたとはいいがたい。公益性を無視して立てられた計画ならば、あらかじめ失敗が約束されたようなものである。
●「都民みんなのため」に犠牲を強いる東京都
10月18日から築地解体、仲卸有志らは営業続ける構え 永尾俊彦
都は10月18日から、築地市場の解体工事を始めようとしている。解体されればもう後戻りはできない。築地を守るため、仲卸業者らは、憲法が保障する営業権をもとに築地でも仕事を続ける構えだ。
●相当量の汚染残量と破綻した「安全宣言」
豊洲汚染問題はどれほど深刻なのか 水谷和子
豊洲市場の汚染の問題はあまりに多く複雑だ。汚染が相当深刻なのにもかかわらず、なぜ「安全宣言」はされたのか。約10年前から豊洲汚染問題に関わってきた一級建築士の水谷和子さんが解説する。
●なぜ築地市場移転問題は混迷してきたか
汚染を軽視した石原都政と初心を売った小池都知事の欺瞞 永尾俊彦
豊洲の汚染を知りながら、東京ガスの跡地を買収し、移転を進めてきたのは石原都政だ。当初は移転に疑念を示していた小池都知事も態度を変えた。欺瞞に満ちた「安全宣言」が疑問視されながらも、移転は着々と進められている。
●江戸時代からの現場の知恵の積み重ねが崩壊か
築地市場の流通の“ハブ”茶屋が存続危機 岩崎眞美子
築地市場のほぼ中心に、通称「茶屋」と呼ばれる場所がある。正式名称は「買荷保管所」。その名の通り、買出人が市場内のあちこちで買った水産物を預かる場所だ。茶屋番と呼ばれる担当者は、集荷した水産物を適切に管理し、都内近郊に配送する。いわば、市場流通の“ハブ”とも言える重要な役割だ。だが豊洲市場では、茶屋機能は大幅に縮小されるという……。
●中澤誠・東京中央市場労働組合執行委員長に聞く
生産者の味方「卸」と消費者の味方「仲卸」のバランスが崩れる 岩崎眞美子
八十余年続いてきた築地市場の卸と仲卸の制度は、需要と供給のバランスを保つ完璧な価格形成システムだった。豊洲市場移転でそのバランスが崩れてしまえば、日本の食の流通に何が起こるのか。築地市場で仲卸30年のキャリアを持つ、中澤誠さんに話を聞いた。
●シリーズ私たちは黙らない!
築地文化を守るため都を提訴した「築地女将さん会」
都知事が「安全宣言」をしても豊洲市場の汚染事実は消えない
山口タイ×新井眞沙子
1935年に開場した築地市場は、2001年、石原慎太郎都政下で東京ガス工場跡地(豊洲)への移転が決定する。土地汚染問題を解決しないまま、今年10月に移転を強行しようとする東京都に対し、築地で働く女性たちが「移転計画は嘘と偽り」だと声を上げた。
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【2】 編集長後記
佐高信編集委員が今週号をもって編集委員を退かれることになった。1994年6月10日号から編集委員を、2005年から10年までは本誌の発行人も務めてこられた。本誌がここまでやってこられたのは佐高編集委員の貢献があればこそ。こういう事態に至ったことは私の力不足ゆえと、佐高委員をはじめ皆さまにお詫び申し上げたい。
8月3日号に検証記事を出した「盗用問題」に今週号「風速計」で言及されているが、権力を批判し、説明責任を求める私たちにより高い倫理性が求められていることはいうまでもない。
検証記事中で、何の瑕疵もない当該書籍の共著者に多大な迷惑をおかけしたことに触れたが、今回発行人に就任した植村隆はその共著者の一人だ。当初からこの問題に強い危機意識を示し、真摯に受け止め反省すると共に二度とこのような問題が起きないシステム作りが必要であることを助言し、問題解決のために動いてくれた。今後は、発行人と協力しながら、本当の意味で再発防止を図りたい。(小林和子)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/
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【3】10月12日(1204)号予告
【沖縄】●玉城デニー知事 単独インタビュー 新時代沖縄
【特集】金子勝責任編集 電力会社を解体せよ!
●世界から取り残されるお粗末な日本のエネルギー政策 飯田哲也
●なぜ「脱原発」を決められないのか 鈴木かずえ/ショーン・バーニー
●「所有権分離」が電力大改革に不可欠だ 金子 勝
●分散ネットワーク型へシステム移換せよ 武本俊彦
◆北海道グリーンファンド鈴木亨理事長に聞く 北海道電力の筆頭株主になろう
【誌面トーク】●シリーズ私たちは黙らない! 藤田裕喜さん
【組閣】●安倍首相がもっとも恐れていたこと 木下ちがや
【ぶんか】●連載 不謹慎な旅 わたしは登ってみたい 大峰山「女人結界門」写真 文・木村 聡
【地震】●北海道ブラックアウト 再びの教訓 平田剛士
【お知らせ】植村隆新社長への国際メッセージ
アレクシス・ダデン/ノーマ・フィールド/ガバン・マコーマック/マーク・セルダン
【ぶんか】対談 『ヴァンサンへの手紙』公開
日仏の映画監督が語り合う「ろう」の世界
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計 雨宮処凛
●初めて老いった!? 石坂啓
●俺と写真 本多勝一
●黒風白雨 宇都宮健児
●STOP! 9条改憲 高田健
●男の介護 悔いのない介護を! 津止正敏
●無責任架空対談 松崎菊也
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【4】近刊のご案内 http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php
★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php
『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。
★新装版 電通の正体
『週刊金曜日』取材班 1400円+税 46判並製・218頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002587.php
広告漬けになった現代社会の暗部をえぐる!
国内最大の広告会社。企業広告に依存するテレビ・新聞ともたれあう既得権益。政財界・メディアの陰でうごめく巨大企業──それが株式会社電通。マスコミ最大のタブーを暴いた不朽の名著が装い新たによみがえる。
※本書は2006年9月初版『電通の正体 増補版』 に加筆改訂したものです。
★沖縄は孤立していない 世界から沖縄への声、声、声。
乗松聡子編 1800円+税 46判並製・320頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002550.php
世界の識者が「オキナワ」への責任と決意を語る!
ジョン・ダワー、ダニエル・エルズバーグ、ノーム・チョムスキー、オリバー・ストーン、ピーター・カズニック、ガバン・マコーマック、アン・ライト、ハーバート・ビックス、アレクシス・ダデン、ジャン・ユンカーマン、権赫泰、リチャード・フォークほか
日米の沖縄に対する不正義の本質は、面積あたり県外の約500倍もの米軍基地を押し付けているすさまじい不平等であり、「復帰」しても憲法を適用するどころか憲法とは矛盾する日米安保体制の維持強化のために沖縄を利用してきた差別構造にある──(本文より)本書は2014年秋から2017年秋までの3年間、38回にわたって『琉球新報』に連載した「正義への責任──世界から沖縄へ」を一挙掲載し、加筆したもの。
★孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実
著者・梶山天 1400円+税 四六判並製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002513.php
足利事件の闇を解明する
「警察だ!」──日曜早朝の怒声に玄関を開けた瞬間から、菅家利和さんは"足利事件の犯人"の汚名とともに17年以上、獄中に囚われた。その間、塀の外では本田克也筑波大学教授がDNA鑑定によって菅家さんの無罪を証明した。だが、捜査機関は本田教授が挙げた冤罪の証拠をことごとく潰しにかかったのだ。北関東連続幼女誘拐殺人事件」解明に挑んだ朝日新聞記者のルポ。
★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う
『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php
今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。
┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年
斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。
【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき
【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
2006年10月17日永眠。
┃Kindle版┃マイナンバー
明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php
「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。
┃Kindle版┃バラ色のひきこもり
勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php
「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。
┃Kindle版┃何がどうして発達障害
司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php
自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?
あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?
本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。
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【5】イベントのご案内
★『週刊金曜日』創刊25周年記念集会
『週刊金曜日』の第1号は1993年11月5日。
小誌はこの11月に創刊25周年を迎えます。
読者の皆様、本当にありがとうございます!
これからの道のりをみなさまとともに歩むため、大集会を開きます。
ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご参加くださいませ。
日時:2018年10月28日(日) 14時~16時(開場13時30分)
場所:東京都千代田区・日本教育会館 一ツ橋ホール
(地下鉄「神保町駅」A1出口3分)
参加費:1800円(前売1300円、全席自由席)*チケットぴあで発売中。
出演 本誌編集委員/雨宮処凛、石坂啓、宇都宮健児、本多勝一。
ゲスト/青木理、崔善愛、望月衣塑子、「自由な風の歌合唱団」ほか。
※登壇者は変更になることもございますので、予めご了承ください。
【チケット販売】
購入申込時のPコード:640-663
■全国の「チケットぴあ」カウンター、セブン-イレブン、ファミリーマートで購入下さい。
■または電話申込み。TEL 0570-02-9999(自動音声)
■PC、スマートフォンからは:URL http://pia.jp/
【主催・問合せ】
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植村 隆 新発行人から読者のみなさまへ
編集後記 小林 和子編集長
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激動の週刊金曜日。リベラルの灯、憲法9条死守を目指して、厳しい経営状況の「週刊金曜日」を心ある皆様支えてください!
佐高さん長らく発行人、編集委員お疲れさまでした。自誌へさえも痛烈な舌鋒、今後も連載お待ちしています。


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