#週刊金曜日 2018.11.16号 目次 歴史修正主義との闘い続く、 #道徳 ではじまる心の支配 

2025年9月13日


<>  2018.11.16
____________『週刊金曜日』 
   ★考えるタネが ここにある 週刊金曜日オンライン
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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【1】注目の記事
■道徳ではじまる心の支配
●どうやって評価するの? 平舘英明
道徳教育が本格的に始動したが、道徳に評価はふさわしいのか。どう評価すべきなのか。近い将来、形(態度や行動)が評価の対象となれば、忠君愛国を支えた戦前の「修身」となりかねない。学校現場に突きつけられた課題は重い。
◆授業で徳目をどうやって教えるの? 平舘英明
●元中学校教師・糀谷陽子さと中学道徳教科書を読み解く
「道徳はイヤな時間になります」
教科書の題材から垣間見える人づくりとは何か。元中学校教師の糀谷陽子さんに題材を選んでもらい解説してもらった。
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 【2】 編集長後記
 気になっていた裁判で驚くべき判決が下され、たじろいだ。一つは今週号で安田浩一さんが報告してくれている櫻井よしこ氏らへの名誉毀損裁判での札幌地裁の判決だ。本誌はこの裁判について、節目節目で記事を載せてきたので、「なぜ?」という疑問を抱かざるを得ない。来週号では、判決内容を精査した上で記事を出す予定なので、そちらも読んでいただきたい。
 もう一つは東京都教育委員会が教員に下した処分をめぐる裁判だ。東京地裁で勝訴したが、高裁での控訴審で逆転敗訴となった。第1回口頭弁論が開かれた後に結審したので、問題なく勝つだろうと原告側はみていたらしい。一連の裁判を傍聴したことのある私も、突然の展開についていけない。本誌でもこの案件は取り上げてきたが、都教委が校長に圧力をかけて教員に不利になる、事実でないことを言わせていたことが、裁判の過程で明らかになった。その当該の人物が、その後昇進していたということも今回聞いた。本当におかしなことばかりだ。(小林和子)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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 【3】11月23日(1210)号予告

【国会】●外国人労働者の受け入れ拡大で大混乱  天城慶
【特ダネ】●神社界騒然!本庁の統理が痛烈な苦言、田中恒清総長「辞意表明」のゆくえ  片岡伸行
【宗教】●「靖国神社騒動」の本質とは何か  三輪隆裕
【国際】●「米中新冷戦」の虚像  田岡俊次
【司法】●「植村裁判」札幌判決──櫻井よしこ氏はジャーナリストなのか?
【事件】●カショギ殺害事件が示す米国の醜くすぎる偽善  フィニアン・カニンガム
【経済】●泥沼化する米中「貿易戦」の行方  岡田充
【ジャーナリズム】●「ソンミ村虐殺事件」スクープしたシーモア・ハーシュ氏の回想録  池原麻里子
【朝鮮】●ルポ、北朝鮮・羅先再訪  木村知義
【ひと】●ぶれない・あきらめない・おそれない
歴史の真実を追及 行動する児童文学作家 加藤多一
【欧州】●EUからの離脱を目指すフランス野党党首アスリノ氏に聞く  荻野文隆
【お金】●失業給付と高年齢雇用継続給付、あなたはどちらの選択がおトク?  稲毛由佳
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも  齋藤陽道
●風速計  田中優子
●初めて老いった!?  石坂啓
●俺と写真  本多勝一
●さらん日記
●男の介護 悔いのない介護を! 津止正敏
●話の特集 矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等
●ヒラ社長が行く 植村隆
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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php
★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php
『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。

★新装版 電通の正体
『週刊金曜日』取材班 1400円+税 46判並製・218頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002587.php
広告漬けになった現代社会の暗部をえぐる!
国内最大の広告会社。企業広告に依存するテレビ・新聞ともたれあう既得権益。政財界・メディアの陰でうごめく巨大企業──それが株式会社電通。マスコミ最大のタブーを暴いた不朽の名著が装い新たによみがえる。
※本書は2006年9月初版『電通の正体 増補版』 に加筆改訂したものです。

★沖縄は孤立していない  世界から沖縄への声、声、声。
乗松聡子編 1800円+税 46判並製・320頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002550.php
世界の識者が「オキナワ」への責任と決意を語る!
ジョン・ダワー、ダニエル・エルズバーグ、ノーム・チョムスキー、オリバー・ストーン、ピーター・カズニック、ガバン・マコーマック、アン・ライト、ハーバート・ビックス、アレクシス・ダデン、ジャン・ユンカーマン、権赫泰、リチャード・フォークほか
日米の沖縄に対する不正義の本質は、面積あたり県外の約500倍もの米軍基地を押し付けているすさまじい不平等であり、「復帰」しても憲法を適用するどころか憲法とは矛盾する日米安保体制の維持強化のために沖縄を利用してきた差別構造にある──(本文より)本書は2014年秋から2017年秋までの3年間、38回にわたって『琉球新報』に連載した「正義への責任──世界から沖縄へ」を一挙掲載し、加筆したもの。

★孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実
著者・梶山天 1400円+税 四六判並製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002513.php
足利事件の闇を解明する
「警察だ!」──日曜早朝の怒声に玄関を開けた瞬間から、菅家利和さんは"足利事件の犯人"の汚名とともに17年以上、獄中に囚われた。その間、塀の外では本田克也筑波大学教授がDNA鑑定によって菅家さんの無罪を証明した。だが、捜査機関は本田教授が挙げた冤罪の証拠をことごとく潰しにかかったのだ。北関東連続幼女誘拐殺人事件」解明に挑んだ朝日新聞記者のルポ。

★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う
『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php
今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。

┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年
斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。
【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき
【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。

┃Kindle版┃マイナンバー
明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php
「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。
┃Kindle版┃バラ色のひきこもり
勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php
「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。

┃Kindle版┃何がどうして発達障害
司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php
自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?
あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?
本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。
==============================================『週刊金曜日』
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fujisan 目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「悪しき判決がもたらす悪夢」 中島岳志
■金曜アンテナ
・東海第二原発の運転期間20年延長を規制委員会が認可 地元は反発、廃炉を求めて抗議 薄井崇友
・入国管理法改正案をめぐる安倍政権のジレンマ 見えぬ「多文化共生社会」将来像 吉田啓志
・玉城デニー沖縄県知事が訪米、ニューヨーク大学で講演 対話による新基地阻止を呼びかけ 横田一
・NHK佐賀放送局長を不適切行為で解任 籾井体制「残党」の哀れな末路 伊田浩之
・「余命」ブログに煽動され懲戒請求 「根拠ない」請求に弁護士が提訴 片岡伸行
■今週のジェンダー情報
■政治時評 佐藤甲一
■経済私考 佐々木実
■札幌地裁、櫻井よしこ氏らの名誉毀損認定せず 言論で勝って法廷で負けた 安田浩一
■徴用工めぐる韓国大法院の判決に不当な批判
・元徴用工韓国最高裁判決について川上詩朗 弁護士に聞く 
裁判の最大焦点は被害者の人権救済にある
・検証 メディアはもっと冷静に事実を直視せよ 
元徴用工韓国最高裁判決報道はここがおかしい 本誌取材班
・「徴用工問題」をどう考えますか?各党に聞く 文・写真 及川健二
■特集 道徳ではじまる心の支配
・どうやって評価するの? 平舘英明
・授業で徳目をどうやって教えるの? 平舘英明
・元中学校教師・糀谷陽子さんと中学道徳教科書を読み解く 「道徳はイヤな時間になります」
■さらん日記
■東京都障害者総合スポーツセンター“手抜き改修”の疑い 
「改修前より使いにくくなった」 片岡伸行
■STOP! 9条改憲 99条違反で改憲に暴走する首相 高田健
■株式再上場に向けて経営再建中に疑惑発覚 
アデランス創業者の周辺で繰り返される不明朗な取引 野村勝
■こんなこと、やってます
■漂流するロヒンギャ 写真・文/和田拓海
■松崎菊也の無責任架空対談(イラストレーション/石倉直樹)
■たとえば世界でいま マクレーン末子/小林智香子
■『ドナルド・トランプ物語』の著者、トーマス・カトウさんに聞く 
「世界の警察官」辞め武器を買わせるのか?トランプ米大統領の狙い
■「明治150年礼賛」と安倍首相の「失敗続き」 
歴史の知識欠如が対抗勢力を生む皮肉な構図 高嶋 伸欣
■自由と創造のためのレッスン 「68年」は新自由主義革命だったのか?(1)広瀬純
■金曜日で逢いましょう「露口貴雄さん」
■男の介護 つらいことばかりでもない 津止正敏
■アメリカでNON-GMO表示が広がり日本は表示制度改悪でGM食品のゴミ捨て場になる 植田武智
■新・買ってはいけない ニノ、ごめん!「スーパーナノックス」は従来品と大差ないよ 渡辺雄二
■きんようぶんか 本・映画・音楽・美術・本箱
・インタビュー お互い違う親子が関係を築く姿描く レイチェル・ドレッツィン監督
■初めて老いった!?「同居生活」 石坂啓
■本多勝一の俺と写真
■投書/川柳/論争
■ヒラ社長が行く 植村隆
読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から/編集長後記/今週の表紙
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(俺の注目記事)
・風速計 中島岳志 悪しき判決がもたらす悪夢 (桜井よしこ による 名誉棄損裁判)
  標的とした人物に対して、論拠を欠いたまま「捏造」というラベルを貼り、パッシングを巻き起こす手法が擁護されれば、繰り返し同様の事件が起こるだろう。この国の言論を守るためにも、今回の不当判決に抗議の意を示さねばならない。
・言論で勝って法廷で負けた 安田浩一 ジャーナリストの名誉をかけた歴史修正主義との闘いは続く
 裁判で明らかとなったのは、櫻井よしこ 氏の「捏造」ではなかったのか。誤りを繰り返してきたのは櫻井氏だった。
 植村氏:「裁判所の不当判決を高裁で打ち砕いて、私は捏造記者でないことを法廷の場できちんと証明していきたいと思っています」
・徴用工韓国最高裁判決について 裁判の最大の焦点は被害者の人権救済にある 川上詩朗弁護士
・元徴用工韓国最高裁裁判潘悦報道はここがおかしい 1991.8.27外務省柳井俊二条約局長「日韓請求権協定において、(略)いわゆる個人の請求権を国内法的な意味で消滅させたというものではありません」
・道徳ではじまる心の支配 平和や人権はない?
・ルポ 漂流するロヒンギャ 写真・文 和田拓海
・たとえば世界でいま 女性議員が史上最多に 下院では、(略)ニューヨーク州では「民主的社会主義者」を名乗るヒスパニック系のコルテス氏が史上最年少の女性議員となった。
・自由と創造のためのレッスン 68年は新自由主義革命だったのか(1) 廣瀬純 ミシェル・フーコーの法治国家講義
・本 「責任について 日本を問う20年の対話」高文研 徐京植・高橋哲哉 著 地金むき出しの日本アジアへの責任問う
・本箱 「1945、鉄原」イヒョン著、影書房 1945.8.15の朝鮮解放当日とその後2年間を克明に描いた。
・俺と写真 本多勝一 北洋独航船3 吹雪の漁場 (現代の墓場のような現場のルポとは?)
・投書 金曜日に求めるもの 月2,3回の発行では?(速報性はなくなるが、休刊になるよりはましだな)
  コラボを組んでほしい相手:IWJ、アワプラ、レイバーネットTV、ラジオの吉田照美・大竹まこと 弱小メディアよ団結せよ 民主主義ネットメディアよ今こそ出でよ
・ヒラ社長が行く 植村隆 記念の集い、札幌から全国展開しよう←(提案)skype使えば高齢編集委員、多忙なスタッフも出席できる。経費節減にもなりますよ。
(提案2)家族と話していて、自民党に投票するのは自民政権でないと景気がよくならないからだと知り合いが言ってたそうだ。民主党が政権の時、リーマンショック?で不景気だったからか?(S40年不況、オイルショック、など自民政権でも不況はあったと思うが、景気に強い自民て本当か?)。新自由主義に代わる思想や経済ダイナミズムも紹介してほしい。対米追随・未だに冷戦構造から脱却できない安倍自民では新アジアの時代には対応できないと思うので。