週刊金曜日 362号 2001.5.11小泉政権は日本経済を救えない(上)金子勝

2025年9月20日

週刊金曜日 362号 2001.5.11 P30-31より引用。 小泉政権は日本経済を救えない(上)金子勝
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・総裁選候補者4人の中でまったく政策を語っていなかったのが小泉氏。
・なぜ小泉氏がウケテしまったのか。これはメディアの水準の低さ、政治記者のレベルの低さでしょう。政策がわからず、政局報道しかできない。
・これから、この国の政治を動かしていくのはポピュリストですね。小泉氏はもともと郵貯改革と改憲しかなくて、政策を語れるほどのものではないんだから。
 バブルを渇望する政府
・銀行経営者のみんなが背任や粉飾決算をしていることは明らか。そもそも竹中平蔵氏がいた経済戦略会議なんて、銀行の責任を3年間棚上げした今日の不良債権問題の責任をとらせる最後のチャンスを逃したのはやつらなんだよ。
 利権の巣窟・特殊法人と郵貯
・郵便貯金民営化は利権体質を象徴している。小泉は民営化で郵貯を投機資金にしようという。銀行の食い物になるだけ。厚生年金基金や農協、住専も結局は食い物になった。食い物路線ですよ。
・直接投票や住民投票は非常に優れた制度だというけど、非常に危険な状況と裏表。
・憲法改正に反対しているだけではだめ。一部の良心的な人に警鐘を鳴らすことはできる。でも、それでは食い止められないような不満のエネルギーを、代替的な政策で踏みとどめさせるエネルギーをつくらなければならない。
・野党で経済政策をきちんと言っている人はいますか?
・体制批判の陣営は幅広かったけど、今は瘦せてきた。異常事態。特に経済系学者などはペテン師ばかりでひどい」
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