1384号 2022.7.8 目次 財政・金融ダブル破綻「新しい資本主義の悪夢
私の注目記事
・NHKが思想調査「共産支持」者には取材中止 原発裁判の原告取材
・朝鮮人追悼碑「強制撤去には実力で阻止」、設置不許可は適法最高裁決定
「強制連行は歴史的事実
・君が代再任用拒否訴訟、元教諭・梅原聡さん勝訴確定 最高裁が大阪府の上告不受理
起立斉唱の職務命令に従わない者は排除する維新のやり方にクサビを打ち込んだ
・参院選大阪選挙区カジノ誘致政党アンケート「住民投票の賛否維新は「どちらでもない」
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「コソボでみた星条旗」 崔善愛
■金曜アンテナ
・原発裁判の原告取材でNHKが「思想調査」? 「共産支持」者には取材中止 青島洋、本田雅和
・朝鮮人追悼碑の設置不許可は適法 最高裁決定 「強制撤去には実力で阻止」 北野隆一
・東京地裁が生活保護費引き下げ処分を取り消す判決 国の恣意的な施策を断罪 宇都宮健児
・「君が代」再任用拒否訴訟、最高裁が大阪府の上告不受理 元教諭・梅原聡さん勝訴確定
永尾俊彦
■さらん日記
■ジェンダー情報
■政治時評 望月衣塑子
■2022参院選 財政・金融のダブル破綻 「新しい資本主義」という悪夢
・「新しい資本主義」はこう変わった 金本裕司
・利益集団が太る政策だらけ 日本版オリガルヒが増殖する 対談 山田厚史×金子勝
・産業政策の欠陥を元経済産業省官僚・古賀茂明さんに聞く
日本の産業を恥ずかしいレベルにまで落とした自民と経産省
・アホノミクスの丸パクリ「アホダノミクス」馬鹿らしい資本主義の餌食になってはならない
浜矩子
■参院選大阪選挙区 カジノ誘致問題 政党アンケート 住民投票の賛否、維新は「どちらでもない」 平野次郎
■つかこうへい13回忌 今なお役者の熱量通し「裸の人間みな同じ」を見せる 秦忠弘
◆「飛龍伝2022」を演出した錦織一清さんに聞く
「つかさんの台詞は世の中への叫び、魂の叫び」
■金銭を対価にした性交等の規制の議論が不足 賛否割れたAV新法 成立後も残る課題は?
太田啓子
■復帰50年、沖縄慰霊の日 変わらぬ基地 続く苦悩 写真・文 新藤健一
■らんきりゅう「『いのちのとりで』裁判で、3例目の勝訴判決」 雨宮処凛
■ゲノム編集はここまで進んでいる! ビックリ仰天! オスは孵化しない卵 天笠啓祐
■たとえば世界でいま 片瀬ケイ、北方農夫人
■参院選で吹き渡れ、9条の風。思い込めて除幕式 東京で初、足立区に「9条の碑」が完成
伊藤千尋
■半田滋の新・安全保障論「中国のソロモン諸島接近で太平洋関与を強化する米国」
■きんようぶんか 『三鷹事件 無実の死刑囚 竹内景助の詩と無念』 の著者、
石川逸子さんに聞く 占領下の事件を通して現在の日本社会を問う
■スクープ!【提携連載企画】公害『PFOA(ピーフォア)』21
「社外秘文書」が示すダイキンの汚染者責任 Tansa 中川七海
■メディアウォッチ 新聞が伝えた参院選の争点 防衛費報道でわかる各紙の姿勢 社説も有権者も関心低い憲法 臺宏士
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■松崎菊也の無責任架空対談(イラストレーション/石倉直樹)
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様 想田和弘
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<> 2022.7.8
_________________________________________________________『週刊金曜日』
編集長が今週の読みどころを解説!
https://www.youtube.com/watch?v=zLcm3Svjodk
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】近刊のご案内
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【1】注目の記事
■2022参院選
財政・金融のダブル破綻「新しい資本主義」という悪夢
第26回参院選(7月10日投開票)は大詰めを迎えた。岸田文雄首相は6月7日、今後の経済政策の指針となる「新しい資本主義」の実行計画を打ち出し、自民党の選挙公約の中にも位置づけられた。とかく「わかりにくい」「アベノミクスの焼き直し」という声がつきまとい、物価高対策が大きな争点となった今回の参院選ではかすみがちだった。
しかし、岸田政権が選挙後、内容の具体化を進め、個々の政策を実行に移そうとするのは間違いない。当初期待された「格差是正と分配」の狙いから外れ、庶民に金融資産の投資を促し、どこまで実現できるかあやしい政策がこれでもかと並ぶ。「新しい資本主義」に潜む危うさを探る。
●「新しい資本主義」はこう変わった
金本裕司
●利益集団が太る政策だらけ 日本版オリガルヒが増殖する
対談・金子勝×山田厚史
わかりにくさがつきまとう「新しい資本主義」。安倍晋三、菅義偉両政権を批判してきた金子勝・立教大学特任教授もその内容や作成過程に厳しい目を向ける。インターネットメディア「デモクラシータイムス」同人で、元『朝日新聞』記者の山田厚史氏と対談。「新しい資本主義」を斬りまくった。
●産業政策の欠陥を元経済産業省官僚・古賀茂明さんに聞く
日本の産業を恥ずかしいレベルにまで落とした自民と経産省
「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」(6月7日閣議決定)は〈新たな官民連携により、イノベーションを大胆に推進し、我が国の経済・社会システムをバージョンアップしていくことが不可欠〉と掲げる。これは可能
なのか。この30年間、政府の産業政策は失敗ばかりだという古賀茂明さんに聞く。
●アホノミクスの丸パクリ「アホダノミクス」
馬鹿らしい資本主義の餌食になってはならない
浜矩子
「アホノミクス」名づけ親の浜矩子氏は、岸田文雄首相の「新しい資本主義」を「アホダノミクス」と命名した。馬鹿らしいポイントをまとめてもらった。
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【2】 編集長後記
物価高を肌で感じる今日この頃である。毎回オリーブオイルを購入している通販業者からは、値上げを知らせるダイレクトメールが届いた。電気料金もこんなに高かったっけ。そしてビールも値上げだという。ビール大好き人間にとってはショックだ。今後本数を減らすしかないだろう。ま、健康にはいいが。政府には経済対策をなんとかしてほしい。
参議院選挙の投開票日が2日後に迫った。6月から何回かにわたって選挙特集を組んできたが、今号では岸田文雄首相が提唱する新しい資本主義に焦点を当てた。金子勝さんと山田厚史さんの対談、古賀茂明さんへのインタビュー、浜矩子さんの寄稿といった豪華なラインアップ。金本裕司さんのまとめは、岸田首相の発言がどんどん後退していった様子がよくわかる。
浜さんは、アベノミクスの焼き直しに過ぎないと切り捨てた。結局、新自由主義からは脱却できないのか。岸田政権は、防衛費を上げる前に、人々の生活を良くすることに目を向けてほしい。(文聖姫)
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【3】次号予告:2022年7月8日号(第1384号)
【2022参院選】特集 気になる「あの人」「あの選挙区」で起きたこと
●足元からやり直し、一人一人の声に耳を傾けた結果は? 辻元清美の選挙戦|尾中香尚里
●維新の猛攻をしのぎきった福山哲郎・前立憲幹事長 京都選挙区/土岐直彦
●「カジノ」隠しを徹底し 現職4人が議席守る 大阪選挙区|平野次郎
【スクープ!19年データ追加 全国がん登録データを読み解く】
●福島県で8年連続多発が確認された「胃がん」は、広島・長崎の被爆者たちの間でも多発していた 明石昇二郎
【くらし 医療】
●新導入の「リフィル処方箋」とは?|内藤眞弓
【新・買ってはいけない】
●全体的に眉唾物感を感じる「リラクゼーションドリンク」|渡辺雄二
【好評連載】
●青木理の温泉という悦楽 第6回 新潟・ぬる湯
●性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし(4)
職場の理解があれば自分らしく生きられる|北山公路
【提携企画 Tansa】
●公害「PFOA」19|中川七海
【連載再開】
●はまぐりのねごと・なまくらのれん・写日記|中山千夏/小室等/松元ヒロ
●映画『島守の塔』監督に聞く|粟野仁雄
【ぶんか 本】
●『わが人生の小説 フィクションの楽しみ』|伊高浩昭
●『魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ』|鈴木沓子
●『長期腐敗体制』|武田砂鉄
【ぶんか 映画】
●『戦争と女の顔』|中村富美子
【ぶんか 映画】
●『荒野に希望の灯をともす』|吉田敬三
【ぶんか 音楽】
●『ザ・パワー・イン・アス』|長利清之
【ぶんか TVドキュメンタリー】
●7月15日からのテレビ番組|ワタナベ=アキラ
【ぶんか TV批評】水島宏明
【ぶんか 本箱】本田政昭
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|雨宮処凛
●きんようアンテナ
●言葉の広場/論考
●メディアウオッチ|早川タダノリ
●政治時評|西川伸一
●経済私考|佐々木実
●さらん日記
●読者会から
●きんようびのはらっぱで
●自由と創造のためのレッスン|廣瀬純
●ヒラ社長が行く|植村隆
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【4】近刊のご案内 http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php
★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php
『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。
★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う
『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php
今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。
┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年
斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php
「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。
【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき
【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
2006年10月17日永眠。
┃Kindle版┃マイナンバー
明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php
「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。
┃Kindle版┃バラ色のひきこもり
勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php
「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。
┃Kindle版┃何がどうして発達障害
司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php
自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?
あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?
本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。
┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php
最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。
【『エシカルに暮らすための12条』目次】
はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開
【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。
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