朝日ジャーナル 1986.12.5号 全国霊感商法 無残な犠牲者たち

朝日ジャーナル 1986.12.5号 霊感商法の巨大な被害 盲人も老女も引き裂いた妖怪の牙 伊藤正孝・藤森研 統一協会
ここ2年半に1万件、40億円の被害。特に神奈川県の被害額11億円には驚くほかない。「原理運動系」の販売員に騙された、と訴え。
・事例1、北九州市48歳主婦 訪問者が「人相を見てあげます」といって、部屋に上がってきた。
あなたの目が見せないのは、7代以上前の先祖に色情のたたりがあるからです・・・。
印鑑の購入、象牙の3本セット63万円の印鑑を即座に買った。勧められた弥勒印40万円も買うことにした。
「偉い先生からいい話が聞けますよ」と電話してきた。迎えの車に乗せられ、マンション2階の「霊場」と呼ばれる一室へ。
1本8万円の「高麗人参濃縮液」を12本、96万円分買ってしまった。
多宝塔1300万円、釈迦塔1700万、数珠 計2676万円
・事例2北九州市 60歳未亡人 お宅は絶家の相です 印鑑3万、多宝塔600万、高麗人参1ダース96万、4泊5日の韓国旅行、多宝塔のある仏国寺。帰国後、質問書、過去に水子がいたか、預金の額、自宅の名義。3千万円の献金
・事例3 東京65歳女性ひとり暮らし。きっかけは印鑑の訪問販売、姓名判断。100万壺、高麗人参濃縮液8万セリのように25本でどうか。計300万
・呪術地獄を演出した巫女たちの証言
どの人も、統一教会のかつての会員や信者だった。
手相、姓名判断もと家に上がり込み、「先祖の因縁を絶たねば大変だ。そのため印鑑をと話を持っていく」
夫の浮気は色情因縁、先祖が武士なら殺生因縁。過去の誘拐事件の被害者、「7代前の先祖の犯した悪事・・」のセールストーク。
迷い許さぬ上部指示
全国調査 霊感商法の巨大な被害 2年半で被害額40億円(1984ー86年度上半期)
壺、多宝塔、高麗人参の輸入元は「ハッピーワールド社」(渋谷区神南)の明記が多い。統一協会の事業部門。販売の元締は世界のしあわせ東北、同大阪、同九州。


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