週刊金曜日172号 1997.5.30 目次、海に沈んだ朝鮮人「慰安婦」

2025年9月20日

週刊金曜日172号 1997.5.30 目次
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P4矢臼別演習場内の川瀬牧場D型ハウス「自衛隊は憲法違反」川瀬氾二さん あらゆる火砲の実射が可能な国内唯一の演習場、米海兵隊演習場の移転を容認。騒音・振動・誤射等の被害が続出、騒音のための牛の暴走事故が発生している。
「反戦海兵隊員」アレン・ネルソンさんを呼ぶ会 安保・米軍・自衛隊
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P22徹底追及自由主義史観 海に沈んだ朝鮮人「慰安婦」西野瑠美子2 元陸軍輸送船賄夫の証言
・炭鉱慰安所
対馬 厳原町 遊郭街の一角に朝鮮人女性だけがいる家を見つけた。九州には炭鉱の建設現場に、企業は軍隊慰安所さながらの事業場慰安所を設置していた。
P23・救出 済寧丸はサイゴンに兵隊を輸送するという。門司を出発、船団は途中高雄に寄り、そう離れていない海域で、アメリカの潜水艦の魚雷攻撃を受けた。上官が叫んだ「朝鮮ピーは助けるな!朝鮮に行けばいくらでも連れてこれる・・」海上に漂う女性が朝鮮人「慰安婦」であることを知った。
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P24・国内からの輸送 大阪から広東へ朝鮮人「慰安婦」を船で運んだという元陸軍御用船関係者や、大分県・佐伯から南洋に行く船に30名の朝鮮人「慰安婦」を乗せたという輸送指揮官もいる。
女性たちの証言、朝鮮から長崎に連れてこられ、そこから上海へ。下関から広東やパラオに「輸送」された女性。大阪から上海へ「輸送」された女性。
タイの港、軍人・軍属専用の軍隊慰安所があった。朝鮮人「慰安婦」は母親を思い出して泣いた、「朝鮮に帰りたい!おかあさんに会いたい!」
・朝鮮人「慰安婦」ハナコ 大連で全羅南道から連れてこられた「慰安婦」と親しくなった。
・花嫁人形 加害の歴史
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P34海を渡る「担ぎ屋」たち 石垣島 華僑女性の知られざる戦後 石川清  
台湾出身の華僑1世。基隆や高雄から週1,2本のフェリー。
P35生きるには帰化しかなかった 夫が石垣島の製糖工場へ出稼ぎに来た。
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担ぎ屋たちの工夫
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P40書評 自薦「知られざる戦争犯罪」田中利幸 大月書店 なぜ人は戦争状態の中で残忍になれるのか
どうしたら「他者の非人間化」と「自己の残忍化」を避けることができるか
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P46 蝙蝠を撃て!11西部邁 4  「大衆嫌悪」を通り越して「大衆恐怖」」ね。
おかしいわ、大衆相手の「中曽根康弘」の選挙応援をするなんて。自分が嫌っている衆遇政治に加担している。
西部邁が大衆・衆遇として嫌うのは、実際は「少数派」でしかない権力に従わない人たちなのだ。
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P48西部邁は権力の牧羊犬よ。大衆を権力の望む囲いに追い込むのよ。
蝙蝠たちの饒舌に惑わされずにそういうところについて行けば「どこに連れて行かれるか」よく考えることが大事なのだ。
(西部邁編終わり)
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P54貧困なる精神84「支配民族」対「先住民族」という構図の民族問題 本多勝一
 国連は、喜納昌吉氏のいう「国家をもつ人々」の集まりですから、先住民族の目からすると「支配民族の集合体」にほかなりません。マスコミのニュースにさえなりにくいのがアイヌ民族です。

P55「先住民族」対「侵略民族」を射程に入れて「民族と国家」を考えるとどうなるか。これには侵略民族あるいは支配民族の本質から考える必要があります。
 アメリカ大陸における厖大な先住民族とヨーロッパ人の関係。コロンブス以来500年間つづく侵略には、次の二大要因があります。1)略奪のための虐殺・ドレイ化・強姦:ラスカサスの大著「インディアス史」岩波書店全五巻、「インディアス破壊を弾劾する簡略なる陳述」石原保徳訳 現代企画室、「マゼランが来た」本多勝一著 朝日文庫はヨーロッパ人による民族絶滅現場の検証です。
2)産業革命と略奪資本主義
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巻末 軍国時代のニッポン 「張作霖爆殺」厳罰方針で臨む田中義一内閣に対し、陸軍は真相公表・処分に反対、天皇もその方針を裁可した。天皇の田中内閣への不信発言が総辞職を強い、天皇制国家の「無責任体系」を暴露した。河本大作の処分は停職に過ぎず、敗戦まで「満州某重大事件」として扱われた。
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