調査報道こそジャーナリズムだと確認
週刊金曜日660号(2007.6.29)貧困なる精神329より引用。
調査報道こそジャーナリズムだと確認-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」7
・(原)だから幹部が記者にその余裕を与えていないということでしょう。意欲が出るような職場環境をどう作るか、ではないか。いい記事を書くために、自由な論議ができる職場環境づくりが記者活動の第一歩だ、というのは僕の持論です。ジャーナリズムとしての意欲もない奴がメディアにのさばっているのは迷惑だね。
(本多)俺もそうじゃないかと思ったんだけれど、現役の中でも定年に近いある記者の話だと、それが案外そうじゃないって言うんですよ。若い記者連中はそもそもそういう関心を持たないんだって。上からの抑圧とかいうものでそうなっているんじゃないって言うんです。
(原)本人の気分かね。
(本多)もう何というか、上も下もそういうふうになっているって言うんだ。だから初めからそういう希望を持って入社した若者は、二~三年以内に辞めてしまう。辞める数が非常に多いって言うんですよ。入社した数の五分の一とか四分の一が、三~四年以内に辞めちゃうらしい。
(原)しかし、自ら退社していくっていうのは、何か意欲があるから辞めるんでしょう。
(本多)たぶん、そうでしょうね。
(原)辞めない場合は、そこそこ給料もらって適当にやっていれば、定年までのんきに過ごせる。そういう連中が多くなったかね。そんなのんきな時代じゃないと思うがね・・・。
(略)
(原)一般の会社だったらそれも理解できるけれど、『朝日』『毎日』『読売』をはじめ名だたるメディアの狭き門を入った連中も、そういうふうになるかね。
(本多)というふうに、その定年に近い記者が言うんですよ。だからああいう紙面なのかなと思えてしまう。
(原)それだと記者クラブへ行って、もらった材料を右から左に書き直して出せば「きょうの仕事は終わった」ってなっちゃう。それじゃ面白くないだろうに-。
—(引用終り)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。
本多さんのいうことが事実なら朝日をはじめ大手新聞社は末期的だな。ジャーナリズムも崩壊の兆しか。薄ら寒い気さえしてくる。もっと元気を出してほしいもの。昨年から書いてまだやっていないが、最近の新聞記事でルポがでたら取り上げないとなあ。朝日ならつい最近の救急病院のルポ、救急存亡は読んだ。児童虐待のルポもかかさず読む。ルポはやはり記事の説得力が違う気がする。ウォッチドッグ、権力監視のルポがほしいな。自衛隊イージス艦あたごの漁船との衝突事故は時間を追う記事は出たが、今後ルポが出るか要注目だ。この間買った「ルポ現代の被差別部落」朝日文庫の著者は今の朝日の論説主幹の若宮啓文さんではないか。もっとルポ記事の掲載を頼みますよ!若宮さん。


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