11.8吹田市千里山「万人坑」講演会

2025年10月15日

「万人坑」とはなにか
日本の民間企業による強制労働が生み出した約1000万人もの中国人犠牲者の遺体が山野に捨てられ膨大な数の人捨て場が中国全土に作られた。

11月8日(土)午後2時
吹田市 千里山コミュニティセンター 多目的ホール
入場無料阪急千里山駅東側 徒歩2分(Bivi千里山3階)
お話 青木茂さん ホームページ
主催 千里山9条の会

青木さんから追加のお知らせ

撫順炭鉱万人坑(2)追加のお知らせ
 ウェブサイト「万人坑を知る旅」に「撫順炭鉱万人坑(2)」を追加しました。次のURLから参照してください。
  撫順炭鉱万人坑(2)⇒ http://ss102634.stars.ne.jp/dg5.htm 
 それで、撫順炭鉱についてですが、日本は、巨大な露天掘り鉱で知られる撫順炭鉱を1905年から1945年まで支配し、満鉄(南満洲鉄道株式会社)の経営により2億トンもの石炭を略奪しました。その影で、石炭採掘の強制労働により25万人もの中国人労工を死亡させています。そして、この膨大な数の犠牲者は炭鉱周辺の各所に捨てられ多数の万人坑(人捨て場)が形成されました。
 そんな惨劇から二十数年後の1971年に撫順市階級教育展覧館が、撫順に残されている万人坑を広範に調査し、36カ所の万人坑を確認しています。その結果、有力な炭鉱(坑口)があり労工が大勢いたところには、その全てに万人坑が存在することが明らかになりました。
 しかし、現在では、撫順には万人坑は1カ所も残されていません。2000年代以降に過激なほどに急速に進んだ都市開発・都市基盤整備などにより全ての万人坑が消滅させられてしまったのです。
 3000人の住民が虐殺された平頂山事件の現場が完全な状態で大切に保存されている撫順で、25万人もの労工が犠牲になった撫順炭鉱における強制労働の史跡=万人坑が消滅し完全に忘れ去られていることが残念でなりません。中国政府と撫順市政府には、撫順炭鉱万人坑の復元を要望したいと思います。
 そんな撫順の現状を、ウェブサイト「万人坑を知る旅」に「撫順炭鉱万人坑(2)」として追加したので参照してください。