週刊金曜日2012.3.23号3.11連続特集4放射能に分断される福島
<> 2012.3.23
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『週刊金曜日』
《お知らせ》
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東京を代表する桜の名所を歩きます。
初心者からベテランまでふるってご参加下さい。
【日時】4月8日(日)午前11時~午後4時半
【募集人員】先着25人、3月30日(金)必着
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】今週号目次と次号予告
【4】近刊のご案内
【5】イベントのご案内
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【1】注目の記事
「3.11」連続特集(4) 放射能に分断される福島
■常道化した被曝後の世界
安竜 昌弘
3・11から一年が過ぎた。あれは過ぎたことにしよう、
大震災前に戻そうという「空気」がある。
はたしてそれでいいのか。
原発震災が深刻な福島のいまを伝える。
■原発事故でさらに追い詰められた南相馬市民
瀬川 牧子
みずからのいのちや生活を守るため、南相馬市の住民は産業廃棄物処分場建設の中
止を求めて闘ったが、裁判で敗訴。総額三億円の支払いを命じられ、身ぐるみ剥が
される窮地に。
昨年三月には原発事故も重なって、住民は希望さえ失いかけている。
■和合敦子さんを訪ねて
宮島 佳代子
詩人、和合亮一さんは震災後、両親のため福島市にとどまった。
敦子さんは夫と一緒に生きるため、子どもとともに避難先から戻った。
「震災前の気持ちにはもどれない」
という敦子さんの思いを聞く。
■震災1年 20キロ圏内のいま
写真・文 尾崎 孝史
■原発事故直後にメルトダウンを指摘した ガンダーセン氏に聞く
ギャンブルに陥った日本へ
福島第一原発事故の直後にCNNでメルトダウンを指摘して注目された原子力技術
者がいる。二月に来日したアーニー・ガンダーセン氏に、事故について聞いた。
■「東北最大の室内遊戯施設」ペップキッズこおりやま
平井 康嗣
■座談会
そして私たちの闘い
椎名千恵子×地脇美和×吉野裕之
東電福島第一原発事故は多くの福島県民の運命を変えた。
そのなかで、原発とそれを進める国家に対して
闘いを開始した人々がいる。
生き続けるためにあらたな道を選択した彼/彼女らは、
いま何を訴え、何を撃とうとしているのか。
水俣は原発と同じ。
チッソは東電、
水銀は放射能。
健康被害も
認めないのか──地脇
電気やガス
なんかではなく、
山、沢の水、
田んぼこそが
ライフライン──椎名
学生は子どもたち
と出会うことで、
はじめて自分の
こととして
福島を考える──吉野
■後手に回る行政に悲しみ憤る母親たち
清野かほり
2011年3月16日頃まで、福島県内には
空間放射線量の非常に高い地域が存在した。
だがその事実は住民に周知されなかった。
しかも「安定ヨウ素剤」が、
適切に配布されることはなかった。
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【2】編集長コラム
原発震災から一年の福島を訪れて澱のように溜まった言葉がある。
「分断」である。「福島を分断しないでほしい」という訴えをたびたび耳にした。
避難する人、避難した人、避難しない人。被曝を見ようとする人、見ないようにす
る人。津波被害を受けた被災地とは違う、原発と放射能という存在が人の暮らしを
今も縛りつけている。
「分断」という言葉は、数年前に普天間飛行場の代替施設問題で名護市を取材して
いたときにも痛々しく耳にした。原発と米軍基地は似て非なるものと踏まえてはい
るが、今、原発をめぐっても住民投票運動が熱心になされており、名護市では基地
受け入れについて一九九七年に市民投票を実施した。建設反対過半数の民意が示さ
れた。これで飛行場誘致について分断が解消されるかと思えた。
その結果どうなったか。建設派の比嘉鉄也市長は辞任し、市長選が実施された。
今度は建設派市長が誕生したのである。
どちらも「民意」の反映だろう。民主主義は「分断」を解消しえるのだろうか。
(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/
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【3】次号 3月30日号(889号)予告
特集
予算を奪い合う 民主党族議員 対 官僚
原子力予算、防衛予算ほか
全国で噴出する瓦礫処理問題
中学校の柔道義務化を考える
なぜ福島を撮るのか 幸田大地
国策捜査 東電女性会社員殺人事件
最新号目次はこちら↓
http://www.kinyobi.co.jp/consider/consider_newest.php
ホームページ上で一部全文公開しています。
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/backnum_index.php
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【4】近刊のご案内
★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2365
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべき
なのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!
★残 夢
大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2322
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。
★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2323
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。
★新・買ってはいけない8
原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われてい
ます。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添
加物の見方と避け方」まで指南します。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2177
★貧困なる精神24集
「英語」という“差別” 「原発」という“犯罪”
米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝
国主義と、原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構
成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したも
のを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・
・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2178
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【5】イベントのご案内
★ どうなってんだ、日本は!?【連続講座vol.2】
-本当はどうなのよ?食品汚染と内部被曝-
講師:伴英幸(原子力資料情報室)
日時:3月31日(土)18時~20時(開場17時半)
場所:神奈川県・県民サポートセンター403号室
(JR横浜駅北口5分)
参加費:500円(先着60名)
問合せ:090-5751-0222
主催:週刊金曜日を応援する会 神奈川
協賛:『週刊金曜日』
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