週刊金曜日924号 2012.12.14目次、立憲主義の抹殺を狙う「壊憲勢力」

2025年9月16日

2023.6.19記
uimg-s975_202306191511507ca.jpgP24 立憲主義の抹殺を狙う「壊憲勢力」 水島朝穂 早大教授 戦後憲法が決定的な危機に
そもそも憲法の本質は、権力を拘束・制限する規範である。これを立憲主義という。
権力者が「権力に優しい憲法」に改変しようとしている。
安倍が主張する憲法96条の改定、国会の発議の「三分の二以上」を「過半数」に改める。
維新代表の石原慎太郎は、現行憲法について「占領軍がつくった憲法は廃棄したらいい」。これは改憲論ではなく、「壊憲」論。
橋下徹も石原同様、権力の行使が露骨で抑制がなく、権力への畏怖がない。
石原は、気に入らない教員を追い出し、都立大を首都大学東京に変えた。
橋下は文系廃止策を盛り込み、大阪市立大をつぶすため、大阪府立大との統合。
・歴史の教訓
 「民意」はフワットした存在で、時に暴走することを忘れてはなりません。
憲法・改憲
ーー
<>   2012.12.14
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■総選挙特集
 経済と憲法を問う
格差と貧困によって世界秩序が失われそうな状況を前に、私たちは何をすべきか。
そう考えると今回の総選挙での争点は、自ずと見えてくる。景気回復が国民の一番の関心事と言われるが、
その本質は何か──よりよき未来を選択するために、経済と憲法について問うてみた。
●豊かな者をより豊かにする成長戦略はいらない
格差と貧困の解消で経済の「発展」を 竹信三恵子×神野直彦
●対談 高杉良×佐高信
 竹中平蔵、橋下徹、猪瀬直樹は相似形だ
『竹中平蔵こそ証人喚問を』(七つ森書館、二〇一〇年)は話題を呼んだが、その主張は「冗談でも何でもない」(著者の佐高信本誌編集委員)。小社刊『罪深き新自由主義』で、市場原理主義の罪悪を説いた作家の高杉良氏と佐高氏が、いま政界を跋扈する“竹中組”に斬り込んだ。自分の企業の利益を超えて語る人がいなくなりましたね。佐高信
(今の経済人は)私心ありきというか、自分の野心ありき。高杉良
●いまや最大の危機を迎えた戦後の平和主義
最大の選挙争点は「憲法」だ 森田 実
憲法を敵視する安倍氏の自民、「憲法破棄」を主張する石原氏の「維新」が、
国会で手を組みかねない。それを前にした私たちの選択とは何か。
●戦後憲法が決定的な危機に
立憲主義の抹殺を狙う「壊憲勢力」水島 朝穂
いまや戦後の憲法が、決定的な危機を迎えている。その危機とは、憲法が権力を拘束するという立憲主義を破壊し、政府が勝手気ままに権力を行使できるようにするため、最高法規を一般法並みの扱いにおとしめようとしている点にある。
●“影の内閣”
自民党からのこわーいメッセージ!?
「日本初の本格的なシャドウ・キャビネット(影の内閣)。すぐにでも今の内閣に変わって政権を担当できる体制を整えています」と自民党が謳うシャドウ・キャビネット。この人選は「こういう政治をしますよ」という自民党からのメッセージだ。南京大虐殺や「慰安婦」の強制連行はなかったとする歴史認識を持ち、靖国神社に公式参拝して集団的自衛権を行使したいようなタカ派議員が首を揃える。この“内閣”に、現行憲法の理念を見つけ出すのは難しい。
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 【2】編集長コラム
 永六輔さんの「無名人語録」は市井のさまざまな声を拾って編集している。だ
から “正しい” 発言とは限らない。
 一一月一六日号では「士農工商」や「新平民」など、身分制度と部落差別に関
する声を紹介した。永さんは水平社宣言を起草した西光万吉さんからも話を聞き、
差別と受け止めて闘ってきた人だ。だが、歴史的事実や認識とは異なる市井の声
は差別を助長し間違った歴史教育となりうる等の指摘を読者から受けた。要点は
今号に「論争」欄で説明されている。確かにこの主題に関して補足する「語録」
や注釈もつけずに掲載したことは誤った事実を拡散させる。理解と配慮に欠けた
点をお詫びいたします。最近の実証的研究によって被差別部落に関する誤解も次
第に明らかになっている。多くの人が教わった江戸期の「士農工商」というピラ
ミッド型身分制度を不正確とするのが今の歴史教科書だ。
 歴史は国家や時の権力者が都合良く利用し修正してきた。表現の自由を利用さ
れないように、私も蕩尽しないよう気をつけたい。(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら
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 【3】次号 12月21日号(925号)予告
民主主義を考えるタネ
20人が選ぶ100冊
イルコモンズ
大山礼子
おしどりマコ
樫村愛子
金友子
後藤繁雄
椎名千恵子
田原牧
土井香苗
仲正昌樹
早尾貴紀
藤野美都子
堀真一郎
マエキタミヤコ
間宮陽介
ミサオレッドウルフ
三橋順子
八柏龍紀
矢部史郎
湯浅誠

編集委員7人が考える日本の行方
レコ大・紅白をめぐる金と権力
芸能界業界人匿名座談会
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 【4】近刊のご案内

★『悪名正機 アウトサイダー十三人の話』高須基仁
定価1365円(税込) 
A5判並製 180頁
ISBN978-4-906605-88-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2648
全員、嫌われ者。だから、面白いんだ。
嘗て「ヘアヌード写真集の仕掛人」とも言われた高須基仁。彼の交際範囲は広く、
芸能人、レスラー、ボクサー、宗教家、左右の活動家、作家、漫画家、映画監督、AV女優、政治家など、枚挙にいとまない。著者厳選の、一般メディアには登場しない人物との対話集。
〔13人のアウトサーダーたち〕
前田日明(「RINGS」CEO) 在日コリアンから帰化、いま「国」への思いを語る
朝堂院大覚(武道総本庁総裁) 朝青龍暴行疑惑、亀田問題、「怪人」が語った歴史の裏側
斎藤智恵子(浅草ロック座会長) 「浅草の女帝」の生き様と女の矜持石井和義(K-1元プロデューサー) 
出所から2年、総合格闘技ブームの火付け役が思うこと
柳美里(作家) 分断された朝鮮への思いと家族へのこだわり
川崎タツキ(元プロボクサー) 少年院、暴力団、薬物依存地獄を乗り越えたボクサー
戸川昌子(シャンソン歌手・小説家) 地獄をみてきた人間の強さ
杉浦和男(地下格闘技・KRUNCH創設者) 本物の“不良”の図太さとは
山本直樹(漫画家) 言葉の暴走の先に描くもの
ルミカ(シンガー) いじめをなくしたい──歌で広げた絆
秋田一恵(弁護士) 徹底的に被告に寄り添う
ごとう和(漫画家) 『6番めの虹』で原発事故を描く
黒岩安紀子(歌手・故団鬼六夫人) 左翼も右翼も泣かす歌い手

★70年代 ~ 若者が「若者」だった時代 週刊金曜日 編
 http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2633
何かが終わり、そしてその後に何かが始まった──。
政治の熱い季節が過ぎ去った後に迎えた七〇年代を語るとき、私たちは往々にし
てこのように表現しがちだ。
だが実際にそこで何が目撃されて何が語られ、いかなる理念が生みだされてきた
のだろうか。
現在までも明確な総括をなし終えぬまま、人々はこの時代が残した多すぎてかつ
大きすぎるさまざまな残影を引きずり続けて、二一世紀の二度目の一〇年代を迎えている。
いま、「回答」という名の終着地がない思索の果てしない海路へ、読者を誘う。
懐古に留まらない、現在と未来をも洞察する手がかりを求めながら……。
本誌好評連載「70年代の光と影」の単行本化。
《目次》
まえがき
座談会 平熱が高かった70年代、そしていま
     雨宮処凛 中山千夏 平井玄   司会/北村肇
1 阿久悠、社会現象を創った男「歌は世につれ」ではなく「世が俺の歌につれ」
たのだ 1970 鈴木 耕
2 田中美津と榎美沙子 ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する
 1970 田中 優子
3 検定官を萎縮させた家永三郎三二年の教科書訴訟 1970 高嶋 伸欣
4 現代人の「まつり」に爆発させた岡本太郎の意志と野望 1970 北村 肇
5 ちばてつや「あしたのジョー」が渡った“1970年”という橋 1970 田
沢竜次
6 三島由紀夫と高橋和巳 学ぶべきものはすべて この二人に学んだ 1970~71
 鈴木 邦男
7 ニクソンショックがドルの大幅下落とマネー経済病を生んだ 1971 山田 
厚史
8 日活ロマンポルノ 日本映画低迷期に吹いた新しい風 1971 寺脇 研
9 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶 1971 成澤 宗男
10 保革伯仲時代ゆえに司法の右旋回を狙った青法協攻撃 1971 宇都宮 健児
11 戦争責任問題を浮上させた昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」 1971~75 
天野 恵一
12 連合赤軍事件 社会への回路が閉じられて「生きづらさ」につながった 
1972 雨宮 処凛
13 届かなかった建議書 沖縄不在の「復帰」に、異を唱えた屋良朝苗 1972
平良 亀之助
14 稀代の金権政治家田中角栄と越山会に挑んだ「たった一人の闘い」 1972
桜井 善作
15 『神田川』と過ぎ去った季節の追憶 1973 成澤 宗男
16 水俣病 1973
17 セブン-イレブンから始まった利便性の果てに 1974 斎藤 貴男
18 『笑い』の毒で右も左もぶっ飛ばすつかこうへい演劇の衝撃 1974 横内 
謙介
19 ファシズムに対抗する「共創協定」を仲介した国民作家・松本清張 1974
辻井 喬
20 “狼”大道寺将司と東アジア反日武装戦線 償いきれぬ償い 1974 宇賀神
 寿一
21 時代を疾走した青春のべ平連と訪れた「解放」の日 1975 吉岡 忍
22 「人間解放」をめぐる交錯テクノロジーと想像力に揺れた村上龍と村上春樹
 1976/79 池田雄一
23 山田太一「岸辺のアルバム」と崩壊家庭を立て直そうとする者 1977 佐高 信
24 蜷川・美濃部・黒田 革新自治体と「TOKYO作戦」 1978~79 村上 恭介
1970年代の出来事(年表)

★飲水思源
メディアの仕掛人(プロデューサー)、徳間康快
濁々併せ呑む夢の大プロデュサー
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2615
徳間書店創業者で、宮崎アニメを世に送り出し、芸能、音楽、出版、新聞……そ
れぞれのエンターテインメントを一流に育て上げた徳間康快の絶対値の大きさを人物評伝の名手佐高信が描く。本誌好評連載の単行本化。

★『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」
 http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=2163
「脱原発」のデモや集会が全国に広がっています。毎週金曜日に行なわれる首相
官邸前デモは10万人の規模になり、「7・16」の代々木公園には17万人の人々が集まりました。
 目立つのは、政党や組合の動員ではなくツイッターなどの呼びかけで集まった
人々の姿です。子ども連れの若いカップルもたくさんいます。こうした新しい動きに「革命」との評価も出てきています。
 本増刊号はカラー32ページ。「路上からの革命」を写真中心の企画でまとめました。官邸前デモ、「7・16」の空撮を始め、全国の

デモの様子も網羅しています。また一般募集した写真を数多く掲載しました。「歴史的事件」を市民の方々とともに残したかったからです

。ぜひ、お手にとってください。

首相官邸前抗議行動/さようなら原発17万人集会/国会大包囲/首相へ直接要
求・勧告行動/大飯原発を停止せよ!/全国へ、世界へ路上からの革命のうねり
二重のアセンブリ       柄谷行人
関電のウソ          広瀬隆
アクションの先にあるもの   雨宮処凛/鎌田慧/ミサオ・レッドウルフ
福島の人達のいま       畠山理仁
市民主義の成立(再録)    久野収
この増刊号は書店のみの発売になります。定期購読には含まれませんので、定期
読者の方はぜひ書店でお求め下さい。
*「ブックサービス」に電話(0120-29-9625)かWEBサイト
(http://www.bookservice.jp/)から注文できます。
*音訳版もあります。
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 【5】イベントのご案内
★ダブル選挙後の政局はどうなるか
発言:吉田万三/福士敬子/石渡博明
日時:12月20日(木)18時半(18時開場)
場所:東京文京区・文京シビックセンター5階
  (地下鉄後楽園駅・春日駅2分)
参加費:700円
問合せ:03-5840-8525
主催:小選挙区制廃止をめざす連絡会
協賛:『週刊金曜日』

★レイバーフェスタ2012
いま、たたかいの文化を!
午前の部:映画『X年後』上映
午後の部:講談/3分ビデオ/ワーキング川柳ほか
夜の部:中川五郎ライブ/脱原発運動と文化ほか
日時 12月15日(土)10時半~20時半
場所 東京新宿・R’sアートコート(新大久保駅6分)
問合せ 03-3530-8588
参加費 1500円/予約1300円(各種割引有)
主催 実行委員会(責任団体レイバーネット日本)
協賛:『週刊金曜日』

*俺の注目記事
P6橋下市政下でがれき処理めぐり反対派の相次ぐ逮捕 
逮捕の際の動画OnenessTV押し倒しているのは公安警察官
P10飯舘村民が撮った悲しみと怒り 写真長谷川健一 文小林晃
P12福島県双葉町井戸川克隆町長に聞く 鎌田慧 
P20対談 高杉良X佐高信 竹中平蔵、橋下徹、猪瀬直樹は相似形だ
・竹中は派遣大手パソナグループの取締役会長に就任。年俸は1億円とか言われた。
・小泉は日本全体をぶっ壊した
・竹中を橋下は尊敬している、竹中は死んだはずの人間。維新の路線は竹中路線。猪瀬は小泉を経由すれば竹中といっしょ。死んだ人間を甦らせる逆行体制。「竹中平蔵こそ証人喚問を
・慎太郎、「日本が心配だ」って自分のことを言っているのでしょう。慎太郎に特徴的ですがイデオロギーを表に出す人は経済についてほとんど知らない。(慎太郎に)亀井静香は「あなたの文学は強者の論理に立っているから人の心を打たない」。
・朝日の経済面はいまだに竹中路線。日経と同じ。慎太郎らをきちんと批判できなかったメディアが竹中を生き返らせ、猪瀬や橋下を生んだ。
・立憲主義の抹殺を狙う「壊憲勢力」水島朝穂
石原は都立大に介入し気に入らない教員を追い出し、首都大学東京に変えた。橋下も理系特化を名目に大阪市立大をつぶすため府立大との統合を狙っている。私はドイツのナチスが権力を握った1930年代初頭の再現に近い危うさを覚えます。
P30第2回海外メディア記者座談会ドイツ,インド,イタリア 原発と日本社会
・原発爆発時、真の報道人といえるのは南相馬市の櫻井勝延さん。youtubeを通じて発信
・問題の鍵はメディアの所有者は誰か。東電、メディア、日本企業、政官の巨大癒着であり国民に嘘を流布している。20万近くが脱原発デモをしたが新聞テレビがきちんと報道したら政治は根本的に改善さえれたはずだが変革はなし。メディアは福島の重要な領域に口を閉ざしている。福島県の子どもに急増している甲状腺異常についてもっと報道すべき。
・菅はこの国のヒーローだと思う。枝野は当初は誠実だったが途中で態度を変えた。枝野、細野などは政治ゲームを始めて菅を裏切った。
・韓国は左翼系ネットメディアが成長。福島原発や津波は反体制メディアを打ち上げる機会なのに、日本では市民ジャーナリズムが活発になっていない。人々が適切な情報の必要性を理解していないかのような印象を受ける。
・朝日の南相馬支局の記者は市内から逃げ出した。朝日本社が命じた。警戒区域の調査報道への挑戦は日本メディア内では行われなかった。日本人フリーランス例えば神保哲生などはyoutubeで配信。NHKは関村東大教授などを使い放射能災害は起こらないとうそついた。市民ジャーナリズムに関して各国で日本が一番力が弱い
・読売の正力は左翼=反原発という狡猾なばかげた方程式を作るのに成功。
・この国の腐敗のしかたは複雑で不思議。企業や団体が太る。日本では独立したコントロールが何に対しても存在していない。
・東電役員への本格的な司法調査が入ったと一度も耳にしていない。これは人災。土下座して賠償金払って済む話ではない。東電は刑事事件として起訴されて当然。
・日本は尖閣などにかまっていないでグリーンエネに投資すべき。米にはそのシナリオは反対される?米は日本が極東の原発代理母であることを望む。
イタリアでは中道左派連合により市民を巻き込んだ予備選を実施。若者が政治に関心を寄せる。首相候補を事前に提示。日本の総裁党首は党員議員しか選挙権がないが、一般市民が選択する。
・都の公共事業で蜜を吸ってきた鹿島建設と石原慎太郎 がれき受けいれ、環状2号線、築地移転 野田峯雄

中身の濃い記事が多くとても紹介しきれないなあ。

改憲週刊金曜日

Posted by 中の人