プロメテウスの罠 飛び出した町ー双葉町 井戸川町長

2025年9月29日

s-img063.jpgs-img062.jpg朝日新聞社2012年12月より引用、著作権は朝日新聞社にあります。
古い新聞を整理中、溜めていた当シリーズを読むと井戸川双葉町長の記事が目に留まり思わずいっき読み。27まであるうちの一部掲載。
4.「死の灰」降ってきた
福島第一原発1号機の原子炉建屋で水素爆発(略)。それから2、3分。空からぼたん雪のようなものがフワリフワリと落ちてきた。(中略)放射能まみれの塵ー。

19.私狂っていますか
井戸川はぽつりぽつりと話始めた。「行くところないんですよ、ほんとに」「私たちはどこに行けばいいんですか。(略)」「帰るとこ、あればいいんですよ。国がそういうとこ用意してくれればいいんですよ。そんなことしないでしょ、誰も」

23.批判されていい
日本では原発事故後の避難基準は年間放射線量20ミリシーベルトのままだ。だが、チェルノブイリでは5ミリシーベルト以上の区域は避難対象になっていた。さらに1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満の住民に「移住の権利」を認めていた。(略)年間放射線量が5ミリシーベルト以上になるおそれのある地域は、福島県内に広く分布していた。

25.首相に爆発した怒り
お前の町はもう汚染されてしまった。だから中間貯蔵施設を引き受けてもいいのではないか。政府はそういおうとしているのだ。それはないだろうー。

27.捨てたわけじゃない
最終処分場のメドも立たないのに、中間貯蔵施設を受け入れれば、町は半永久的に「放射能のゴミ捨て場」になってしまう。(以上引用終わり)
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井戸川町長が事故後、埼玉県旧騎西高校へ避難し、中間貯蔵施設に反対する経緯がよくわかった。これはまさしく棄民以外のなにものでもない。死の灰を浴びた事実もショックだった。溜めたプロメテウスの罠の記事も速く読まねば・・。
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http://astand.asahi.com/webshinsho/asahi/asahishimbun/product/2012121200005.html
プロメテウスの罠 第20部 飛び出した町「死の灰を浴びた町長」
福島県双葉町は、原発事故で警戒区域に指定された町の中で唯一、役場ごと県外に飛び出した。第一原発の爆発で「死の灰」を浴びた町長は3月12日、町民を被曝から守るためにいったん川俣町に避難させ、その後、埼玉県のスーパーアリーナ、同県加須市の廃校へと漂流する。他方、福島県内の避難所に残った町民も多く、「捨てられた」と嘆いた。帰るべき場所を失うとはどういうことか。想像を絶する過酷な現実を町長や被災者、移転先や国の当事者らの証言とともに検証する。

◇第1章 毎月北東を向き黙祷
◇第2章 原発がダメになる
◇第3章 7千人を受け入れて
◇第4章 「死の灰」降ってきた
◇第5章 安全神話は崩壊した
◇第6章 あふれかえる避難者
◇第7章 「え、埼玉県か」
◇第8章 昨晩からの間に何が
◇第9章 「タテノ」からの電話
◇第10章 知事「是非もない」
◇第11章 一瞬、外国も考えた
◇第12章 町民はどう思うか…
◇第13章 日本地図から消える
◇第14章 町民はどこにいる?
◇第15章 避難住民を把握せよ
◇第16章 総務相を動かした涙
◇第17章 新たな避難所へ
◇第18章 義援金を辞退します
◇第19章 私、狂ってますか
◇第20章 メッセージは届いた
◇第21章 「町に捨てられたと」
◇第22章 県内に戻す気はない
◇第23章 批判されてもいい
◇第24章 戦犯町長なぜいる?
◇第25章 首相に爆発した怒り
◇第26章 突然の方針転換
◇第27章 捨てたわけじゃない

原発

Posted by 中の人