週刊金曜日 347号 2001.1.19 目次、女性国際戦犯法廷 裁かれた「日本と天皇」

2025年9月20日

週刊金曜日 347号 2001.1.19 目次
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P6 人骨償却差止訴訟 上告棄却に異議あり
新宿区戸山の旧陸軍医学校跡地で1989年委発見された人骨の焼却差し止めを求めていた住民訴訟の上告審判決、12.19棄却。「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」。
 人骨は旧満州に存在した関東軍731部隊などで行なわれた人体実験の被害者のもである可能性が高く、焼却によってDNAなどの情報が消失することは人骨の身元判明の可能性を断つことになると焼却反対が訴えられてきた。
人骨は現在新宿区が保管し、焼却埋葬予算が毎年区の予算に計上されている。(ルポライター根岸恵子)

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P9 女性国際戦犯法廷 裁かれた「日本」性奴隷制度は天皇と国の犯罪
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P10 被害者証言「法廷」、元日本軍兵士の証言
 裁かれた日本軍の「慰安婦」制度 松井やより
組織的な戦時性暴力としては最大規模だった日本軍性奴隷制(慰安婦制度)を裁く「女性国際戦犯法廷」が東京で開かれ、「昭和天皇は有罪」「日本政府に国家責任」という判決が出された。
・被害女性の目に涙
・東京裁判の欠陥を補う
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・天皇有罪判決の意味
裁判官は国家責任も厳しく問い、日本政府に7つの具体的な勧告まで出した。(次ページ参照)
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P14 被害者証言 ブルンジ:命の危険があるため囲いの中で証言した
起訴状に込めた思い 川口和子(弁護士)
・有罪までの道なき道
・「何もしなかった」大罪
日本検事団:「公娼だった女性は軍性奴隷制の被害者とはいえない」というのは、「公娼は人間ではない」と言うのと同じではないでしょうか。
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P17 現代紛争下の訴えー「公聴会」辻井美穂 
軍は女性を守らない
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P18 相次ぐ自宅や職場への脅迫 「従軍慰安婦」、」南京大虐殺、教科書・・ 池添徳明
右翼団体などから、電話やファックスで嫌がらせが続いている。
・上映会場や教委に圧力
「自主主義史観」を主張するグループ。
・「教員やめて帰化しろ」
・インターネットで中傷 右派で知られる都議のHPからリンクされている掲示板などに自宅住所、TEL,勤務先を書き込み
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P20 「南京」「教科書」でも
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P26 貧困なる精神128小林よしのり君に捧げる章 本多勝一
 今週号で特集されている女性国際戦犯法廷は、これまでに日本が主催した国際的行事の中で、久しぶりに真に歴史的意義のある、かつ世界的にも大きな反響を及ぼした大会議であった。
この歴史的大法廷のことを、「読売新聞」は完全に無視し、1行たりとも報道しなかったらしい。これが世界最大の発行部数だというのだから、日本人の哀しさと低民度の象徴のような新聞である。
 法廷で証言した楊明貞氏は、幼児強かんの被害者である。
P27 私のルポ「南京大虐殺」。こんどの取材旅行で予想以上におおかったのは、日本兵による強姦の体験者であった。
 楊氏らのように、自らの屈辱を公然の場で証言することがどんなにつらく、かつ勇気を要することか、心情を察するに余りある。
南京大虐殺の場合についても、すでに事実によってとっくに論破された否定派が、文春の雑誌などでゲッベルス式確信犯として「ウソも千回」をくりかえしているが、一部の無知なマンガ家はまたその下請け作業で民衆をだますのであろう。こんな作業が日本で可能なのも、戦後の日本が自らの手で戦犯を裁くことを怠り、真に反省してこなかった大状況が背景にある。その反映としてのマスコミは、だから侵略肯定派を公然または半公然と支援する。同じ旧侵略国でも、ドイツではこんな売国的風景が主流になることはありえない。
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P28 「名誉を棄損されたのは私の方だ」浅見定雄氏への反論 室生忠
・鳥取地裁が認定したこと
・「統一教会」との「癒着」を挙証せよ
 私は日本基督教団から取材拒否されており、それに比べて、統一協会側が全面的に取材協力した事実経緯を記載したことがなぜ「癒着」になるというのか。
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P50 在米「在日朝鮮人」が語る”外国人”参政権の裏表 鬼村成人
カンさん「日本で国籍を取るためには、身も心も日本人になれと言われているようで強い抵抗がある」
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P56「改憲調査会」化した憲法調査会 高田健
・真剣な「調査」が目的とは思えない実態
参考人進藤栄一氏(筑波大教授)が、2月に出席した青山武憲氏(日大教授)を名指しして「議論の質が低すぎる。憲法学者が(制定当時の)日本自由党、日本進歩党の憲法草案を見ていない、大変ショック」。
・破綻した「押しつ憲法」論
民主党や公明党が「論憲」から「改憲」にスタンスを移行。鳩山由紀夫の改憲発言。
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・永田町の論理と世論の乖離
・憲法調査会と憲法の問題がわかるHP
衆議院憲法調査会
参議院憲法調査会
けんぽう市民フォーラム(旧憲法調査会市民監視センター)
市民と研究者を結ぶ憲法問題web(出版・論壇の動きまでフォロー)
早稲田大・水島朝穂さんのページ(安全保障問題に強い)
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P66 金曜日から 「軍隊では平和も女性も守れない」「軍は、たとえひとつの戦闘を治めても新たな戦闘の種を生み出すだけ、増幅した憎しみは暴力となって必ずや女性と子どもに向かうのだ」という訴えを、「改憲」派の人々に聞いてほしかった。
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