週刊金曜日1420号 2023.4.14 目次 特集これでいいのか徴用工解決策
週刊金曜日1420号 2023.4.14 目次 特集これでいいのか徴用工解決策
P3風速計 崔善愛 在日コリアンの多くは、両親や祖父母がなぜ日本に来たのかを問い続けている。
P18韓国時事IN「物乞いするような金は受け取らない」
P24鈴木裕子 日本政府・企業の公式謝罪と法的責任以外の解決あり得ない
P65 週刊金曜日サポーターズ」、モニター制度を立ち上げ
P66 金曜日から ノンフィクション作家 川田文子さんが亡くなりました。79歳。
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 「徴用工の人生のつづき」 崔善愛
■金曜アンテナ
・貧困の現場で格闘する若者たちが討論会 「困窮者に寄り添う努力を」 竪場勝司
・グーグル日本法人の“大規模”リストラに従業員ら反発 初の労組結成、団体交渉 寒川栄
■追悼 一人の音楽家に何ができるのか、何ができたのか 坂本龍一という生き方 藤田正
■さらん日記
■凱風快晴ときどき曇り 「武道的思考」 内田樹
■政治時評 佐藤甲一
■【特集】これでいいのか徴用工解決策 安保と経済を優先、被害者を置き去り
・【青木理×文聖姫・本誌編集長対談】
尹政権の動きは「新冷戦」的な発想に基づくもの むしろ地域の緊張は高まりかねない
・日本企業と政府の不法行為認定と謝罪
被害回復と和解、両国の未来志向の協力関係構築に必要 金銀智
・韓国政府の解決策は法的に有効なのか? 被害者の権利を消すことはできない 山本晴太
・尹大統領の初来日と徴用工問題 韓国大統領の「片思い」
日本政府・企業の公式謝罪と法的賠償以外の解決あり得ない 鈴木裕子
■2023統一地方選 維新は選挙戦の後半で「カジノ」の訴えを控える戦略に
「カジノ誘致を承認した選挙結果とは言えない」と市民団体 平野次郎
■性売買経験者が訴える性産業の搾取構造 「性売買は自発的選択ではない」 李美淑
■メディアウオッチ 「Colabo」の「公金不正」は否定されたのに誤解招く報道で攻撃が激化し活動に支障 少女らの居場所奪った責任の一端 李美淑
■地下水は誰のもの フランスで始まった「水の囲い込み」 羽生のり子
■不謹慎な旅 還暦のニュータウン 常盤平団地 写真・文/木村聡
■上がれども下がる気配なし 鶏卵価格の高騰が止まらない 垣田達哉
■らんきりゅう 「引き下げられた生活保護費 今、必要なのは緊急的な引き上げだ」 雨宮処凛
■【提携連載企画】公害『PFOA(ピーフォア)』31 摂津市民がダイキンに2万4498人分の署名を提出 元保育士が子どもへの影響を訴えても「反応なし」 Tansa・中川七海
■自由と創造のためのレッスン ペルーで今、何が起きているのか 廣瀬純
■著者に聞く 杉山大二朗さん 漫画と文章で 中村哲医師との日々つづる
■経済私考 佐々木実
■はまぐりのねごと 中山千夏
■なまくらのれん 小室等
■写日記 松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、漫画、論考
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■ヒラ社長が行く 植村隆
■社告
■金曜日から、編集長後記、社員募集のお知らせ
■猫様 想田和弘
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<> 2023.4.14
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】新刊本のご案内
【5】お知らせ
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【1】注目の記事
■追悼・一人の音楽家に何ができるのか、何ができたのか
坂本龍一という生き方
藤田正
音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」での活動や、映画『ラストエンペラー』の音楽などで知られる作曲家、坂本龍一さんが3月28日、死去した。享年71。脱原発や憲法9条改正反対を掲げるなど社会問題にも深く関わった生き方を振り返る。
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■これでいいのか徴用工解決策
安保と経済を優先、被害者を置き去り
韓国の尹錫悦政権が3月6日に発表した徴用工問題解決策は、安保と経済を優先し、被害者を置き去りにしたものだ。この解決策をめぐって、日本と韓国の世論は対照的だ。「共同通信」が3月11?13日に実施した全国電話世論調査によると、徴用工解決策を「評価する」が57・1%、「評価しない」が33・3%だった。対して韓国ギャラップが3月8、9日の両日に実施した調査によると、「日本の謝罪と賠償がなく、反対する」が59 %、「韓日関係と国益のために賛成する」が35%という結果となった。解決策では、日本製鉄(新日鉄住金)と
三菱重工業の賠償支払いを韓国政府傘下の財団が肩代わりするとしており、ポスコ(POSCO)などの韓国企業の寄付金によってまかなうという。岸田文雄首相は、植民地支配へのおわびや反省を盛り込んだ1998年の「日韓共同宣言」など、過去の日本政府の立場に変わりはないことを表明した。今号の特集は「これでいいのか 徴用工解決策」。まずは、ジャーナリストの青木理さんと編集長が、今回の解決策の背景にあるもの、徴用工問題は解決するのか、日韓関係は改善するのか、といった点について語り合った。韓国の動きについては、
本誌と提携する韓国の時事週刊誌『時事IN』の記事を参考にしてほしい。徴用工問題や「慰安婦」問題に精通する山本晴太弁護士には、債務者の債権を第三者が肩代わりするやり方が妥当なのかについて解説してもらった。女性史研究家の鈴木裕子さんにも、徴用工問題と尹大統領の初訪日などについて寄稿していただいた。
●対談・青木理×文聖姫本誌編集長
尹政権の動きは「新冷戦」的な発想に基づくもの。むしろ地域の緊張は高まりかねない
今回の解決策をどう評価すべきなのか。解決策をめぐる背景と意味、そしてそれがもたらすものについて、ジャーナリスト・青木理さんと朝鮮半島問題の研究者でもある文聖姫・本誌編集長が語り合った。
●日本企業と政府の不法行為認定と謝罪
被害回復と和解、両国の未来志向の協力関係構築に必要
金銀智
今回の韓国政府の「解決策」について韓国の被害者、世論はどう見ているのか? 本誌と提携する韓国の時事週刊誌『時事IN』3月11日号に掲載された記事を紹介する。
●韓国政府の解決策は法的に有効なのか?
被害者の権利を消すことはできない
山本晴太
企業の寄付などを財源に韓国政府傘下の財団が、日本企業の債務を肩代わりすることは可能なのか? 「解決案を拒否する被害者の債権を財団が供託によって消滅させることはできない」と筆者は主張する。
●尹大統領の初来日と徴用工問題 韓国大統領の「片思い」
日本政府・企業の公式謝罪と法的賠償以外の解決あり得ない
鈴木裕子
「慰安婦」問題などに詳しい女性史研究家の鈴木裕子さんは、徴用工解決策と尹錫悦大統領の訪日をどう見ているのか。
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【2】編集長コラム
徴用工問題
今週号では韓国の「徴用工解決策」を特集した。私との対談(14?17ページ参照)で、ジャーナリストの青木理さんが紹介していた『世界』5月号の李鍾元・早稲田大学大学院教授のインタビュー「日韓逆転のなかの徴用工問題“解決策”」を読んだ。いろいろ示唆に富む内容だったが、「今回の尹(錫悦)大統領の動きを見ると、日韓関係を『未来志向』で立て直すと訴えつつ、彼の描く『未来』が『新冷戦的』であるのも気になります」という李教授の言葉が特に印象に残った。
確かにそうだ。今回の解決策に関しては、まず北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)や中国の軍事的脅威に対抗するため、日韓、日米韓の結束が必要だとの認識が背景にあると思う。
しかし、そのような思考に陥れば、最終的には対立しかない。金大中大統領はむしろ、東北アジアの平和地帯化を構想して日韓関係を改善し、南北首脳会談を実現させた。その先には日朝首脳会談もあった。「冷戦」が何ももたらさなかったことは歴史が証明している。(文聖姫)
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【3】次号予告:2023年4月21日号(第1421号)
【特集】ここがおかしい『安倍晋三 回顧録』
●強い自己肯定、言いっぱなし 安倍政治の「負」を直視する
●御厨貴氏の視点/ものすごい「人間不信」を見た|金本裕司
●武田砂鉄氏の視点/「これが事実」にされると政権が美化されてしまう
●三木由希子氏の視点/他人事、自己正当化……でも裏付け公的記録なし
▼政治課題別分析
●日ロ交渉/安倍氏の認識はあまりにも現実からかけ離れている|駒木明義
●アベノミクス|軽部謙介
●新型コロナ|前川喜平
▼書かれないことからも安倍政治の姿が見えてくる|小川直樹
【くらし 食】
●コルテバのゲノム編集トウモロコシ 日本で流通へ|天笠啓祐
【新・買ってはいけない】
●毎年のお願いですが制汗剤はかなり危ない|渡辺雄二
【ぶんか 映画】
●映画『せかいのおきく』の阪本順治監督に聞く|中村富美子
【好評連載】
●半田滋の新・安全保障論
●青木理の温泉という悦楽
●これからどうする?|田中優子
●性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし(最終回)|北山公路
●【提携企画 Tansa】
●あの人の独り言|松崎菊也 絵空事/石倉ちょっき
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【4】新刊本のご案内
★黒沼ユリ子の「おんじゅく日記」 ヴァイオリンの家から
黒沼ユリ子著 1000円+税 A5判並製・124頁
世界的ヴァイオリニストからの平和へのメッセージ
高校在学中にチェコのプラハ音楽芸術アカデミーへ留学。以後世界40数か国で独奏者として活動するかたわら、「音楽と平和は、普遍的な人類共通の言葉と願い」をモットーにメキシコ市に幼児から青少年を対象にした弦楽器のための音楽アカデミーを開設。演奏家であり、教育者でもある著者の歩みを振り返る。(2022年11月刊)
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【5】お知らせ
【春のデジ金キャンペーン!】https://onl.sc/QdkiYvE
『週刊金曜日』のサブスクサービス「デジタル金曜日」を4月1日から30日までの間に新規契約された先着50人の方に、大好評の「猫様」ポストカードセットをもれなく、さらに金曜日発行書籍4点の中から希望の1点をプレゼントします。この機会にぜひ!
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