週刊金曜日 1401号 2022.11.18 目次 映画で描く 関東大震災「福田村事件」
*私の注目記事
P6 馬毛島基地化計画「容認」に転換、西之表 八板市長の姿勢を問う 市民らがリコール運動へ 会見時に森山裕議員が同席「市長に辞任を求める西之表市民の会」
P20 映画で描く 関東大震災「福田村事件」伊田浩之 千葉県野田市で朝鮮人と間違われた香川の行商9人が殺された。森達也監督2023晩夏公開予定。
P26 岸田政権、国葬の協議文書を廃棄か Tansa提携企画 内閣法制局との7/12-/14を徹底隠蔽
P34 沖縄米軍基地PFAS汚染 大規模血液検査から見えてきたこと植田武智 北谷浄水場配水市域で数値が高い 日米地位協定が壁になり、米軍基地内の立ち入り調査ができない。
「有機フッ素化合物汚染から市民の生命を守る連絡会」
P40 自由と創造のためのレッスン 廣瀬純 イラン民衆運動 体制の「打倒」を明確に掲げる。ヘジャブ不適切着用でクルド系マーサ・アミニが留置所で死亡。「女性・生命・自由」クルド民族解放闘争 PKK
「クルド問題非国家主体の可能性と限界」今井宏平編 岩波書店
P53 本「佐渡鉱山と朝鮮人労働」竹内康人 岩波書店 評者:砂田砂鉄
朝鮮人強制連行の歴史がある。滑落・頭蓋骨粉砕、坑内滑落死。
過去を反省しない行動は、ユネスコの理念に反する。
P63 ヒラ社長が行く193 植村隆 「日本にとって不都合な歴史をなかったことにしようとする国家権力に対し、その威圧に屈しなかった元新聞記者・・に敬意」西嶋監督。
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 「身体という自然」 想田和弘
■金曜アンテナ
・馬毛島基地化計画「容認」に転換、西之表市長の姿勢を問う 市民らがリコール運動へ 土岐直彦
・東京・新宿区長選、自公推薦現職勝利の裏側で見えたもの
「公の再生」の訴え着実に浸透 寒川栄
・家事労働者の過労死問題、厚労省に3万5000筆超す署名 ケア労働者“保護外し”の構図
竹信三恵子
・リニア行政訴訟、原告住民が語った“不都合な真実” 騒音、振動、証拠隠しなど続々 樫田秀樹
■ジェンダー情報
■さらん日記
■岸田政権による「原発回帰」は矛盾と危うさだらけだ
・岸田政権の原発回帰政策の8つの問題
価格競争力もなければエネルギー安全保障の優位性もない 松久保肇
■【密着レポート】映画で描く「福田村事件」
・善良で純朴な人間がなぜ虐殺者になったのか 写真・文/伊田浩之
・初の劇映画に挑む森達也監督インタビュー 加害者側の心理・行動をしっかりと描く
・主演の井浦新さん・田中麗奈さんインタビュー 事件が今の時代に持つ意味を届ける
■【提携連載企画】内閣法制局との「7月12日〜14日」を徹底隠蔽
官邸、国葬の協議文書を廃棄か Tansa編集長 渡辺周
■政治時評 阿部岳
■歓喜へのフーガ 【インタビュー】永井愛さん(劇作家・演出家) 圧力に抗うか屈服するか 『歌わせたい男たち』通し、観客は想像をめぐらせて 聞き手/崔善愛
■深刻化増すPFAS汚染 沖縄の大規模血液検査から見えてきたこと 植田武智
■新・買ってはいけない 危険だから避けてほしい BHT入り製品が多い「リップ」 渡辺雄二
■自由と創造のためのレッスン 「ジン、ジャン、アザディー」 廣瀬純
■たとえば世界でいま 片瀬ケイ、スティーブン・マキンタヤ
■青木理の温泉という悦楽 「登山口の赤湯」
■性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし8
XジェンダーでクエスチョニングFさん カテゴリーに当てはめることに意味はない 北山公路
■経済私考 浜矩子
■はまぐりのねごと 中山千夏
■なまくらのれん 小室等
■写日記 松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー・TV批評・本箱
■メディアウオッチ 米・中間選挙でも主要な争点の一つになった「中絶の権利」
関心の男女差を指摘する米報道 田中洋美
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、『週刊金曜日』からのお知らせ
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<> 2022.11.18
_________________________________________________________『週刊金曜日』
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】既刊本のご案内
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【1】注目の記事
■岸田政権による「原発回帰」は矛盾と危うさだらけだ
7月の参院選が終わるのを見計らったように、岸田文雄政権は、「グリーントランスフォーメーション」(GX)という新しい衣装を着せて、「原発回帰」の
方針を打ち出した。2011年3月の東京電力福島第一原発事故を受けて政府が出した「原子力緊急事態宣言」は今なお解除されていない。そのなかでの原発・エネルギー政策の大転換である。原発回帰政策は、エネルギーの安全保障やコスト、使用済み核燃料など多くの問題をはらんでいる。今号では、政府の審議会メンバーとなっている原子力政策の専門家に、問題を8つに絞り、その矛盾や危うさを指摘してもらう。
●岸田政権の原発回帰政策の8つの問題
価格競争力もなければエネルギー安全保障の優位性もない
松久保肇
8月24日、岸田文雄首相は、肝いりの会議体である GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議 の第2回会合で、原子力政策について、 次世代革新炉の開発・建設、既設炉の再稼働、寿命延長、再処理・廃炉・最終処分のプロセス加速化という四つのテーマについて、年末までに検討するよう、経済産業省や与党に指示した。2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故以来の原子力政策を大きく変更するものだ。本稿ではこの「原発回帰」政策の内容の矛盾や問題点を八つに絞って指摘する。
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■密着レポート・映画で描く「福田村事件」
善良で純朴な人間がなぜ虐殺者になったのか
伊田浩之
関東大震災後の流言飛語が原因で行商団9人が殺された実際の事件を描く劇映画『福田村事件(仮題)』の製作が進んでいる。ドキュメンタリー映画で知られる森達也監督(66歳)の初めての劇映画。クライマックスの虐殺シーンを撮影した2日間に密着した。
◆森達也監督インタビュー
加害者側の心理・行動をしっかりと描く
◆主演の井浦 新さん・田中麗奈さんインタビュー
事件が今の時代に持つ意味を届ける
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【2】編集長コラム
「闘うジャーナリスト」の末席に
東京造形大学名誉教授の前田朗さんからインタビューの申し込みがあったのは、編集長になりたての昨年11月のことだった。『月刊マスコミ市民』で連載している「ジャーナリズムが若かった頃」に掲載したいのだという。ヘイトスピーチやヘイトクライムに関する著書が多く、差別問題にも取り組んでいる前田さんからの依頼だったので、お引き受けした。
そのインタビュー連載が最近、『ジャーナリストたち 闘う言論の再生を目指して』(三一書房)という1冊の本にまとめられた。
9人のジャーナリストが登場する。差別や歴史修正主義と闘い、沖縄問題に取り組み、レイシストたちに立ち向かってきた「闘うジャーナリスト」たちだ。私もその末席に加えていただいたことを光栄に思う。9人のうち女性が5人である点もうれしい。私が若い頃、女性ジャーナリストは少なかったが、いまや業界で活躍する女性も増えた。その先駆けとなった方々だ。今後のジャーナリズムを考えるためにも、ご一読をお薦めする。(文聖姫)
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【3】次号予告:2022年11月25日号(第1402号)
【冤罪と闘う】
●不屈の人たちを撮り続けてきた金聖雄監督に聞く
●自分には冤罪に無関心な人々と冤罪を結びつける役割がある
●再審請求審がヤマ場迎える袴田事件
「証拠の捏造」はあったのか|粟野仁雄
【提携連載企画】
●Tansa新シリーズ 誰が私を拡散したのか
知らぬ間に自分の写真と動画が「性的商品」に|辻麻梨子
【「配偶者同意」】
●女性を保護するはずが女性を苦しめる母体保護法の矛盾
規定ゆえに医師が訴えられた訴訟、まもなく判決|岩崎眞美子
【きんようぶんか】
●『百姓国の百の声』 柴田昌平監督に聞く|中村富美子
【新龍中国】
●謎のアパレルEC「SHEIN」が日本上陸|浦上早苗
【くらし 労働】
●65歳以上に適用される「雇用保険マルチジョブホルダー制度」|内藤眞弓
【好評連載】
●これからどうする? 原発ゼロ社会を実現|田中優子
●「働く」からいまを見つめる|竹信三恵子
●肯わぬ者からの手紙|山口 泉
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【4】既刊本のご案内 http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php
★この日、集合。
井上ひさし・永六輔・小沢昭一 著 1000円+税 A5判並製・106頁
https://www.kinyobi.co.jp/publish/000398.php
2006年5月3日憲法記念日。井上ひさしさん、永六輔さん、小沢昭一さんの3人が、東京・紀伊國屋ホールに集合した。そこで語られた今は亡き3人の言葉の達人による平和への思いは色あせず、この言葉を後世に繋げたい。(2006年刊)
★日本会議と神社本庁
『週刊金曜日』成澤宗男 編著 1000円+税 A5判並製・232頁
https://www.kinyobi.co.jp/publish/002036.php
1997年に設立された日本会議は、神社本庁といくつかの宗教団体が中核をなす、右派団体だ。また関連組織の日本会議国会議員懇談会には、多くの国会議員が加わっている。ナショナリズムと宗教が結びつき「壊憲」を目指す右派組織『日本会議と神社本庁』(2016年刊)
┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年
斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php
「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。
【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき
【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
2006年10月17日永眠。
┃Kindle版┃マイナンバー
明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php
「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。
┃Kindle版┃バラ色のひきこもり
勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php
「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。
┃Kindle版┃何がどうして発達障害
司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php
自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?
あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?
本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。
┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php
最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。
【『エシカルに暮らすための12条』目次】
はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開
【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。
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