週刊金曜日151号1996.12.13 目次、つくる会の許しがたい「日本優越史観」、「政治団体」の圧力に屈した枚方市 

2025年9月19日

週刊金曜日151号1996.12.13 目次
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P6 金曜アンテナ 戦争犯罪理由に日本人16人米国入国禁止 川島めぐみ
第二次世界大戦中忍重大犯罪に直接加担した日本人とその協力者の証拠確保に取り組んできた司法省特別調査局は、12.3,日本国籍の16人を米政府の特別監視リストに載せ、今後、米国への入国を禁止したと発表した。
該当者は、米在住者であれば市民権剥奪のうえ国外追放、外国籍であれば入国時に国境で拘束・強制送還される。
この16人は元陸軍の軍人で、731部隊での非人間的な人体実験や「慰安所」の経営に加担した疑いのある人々だ。
特別監視リストに載せられた一人に、元国連事務総長ワルトハイム氏がいる。
だが、ヨーロッパ以外での残虐行為に関わった者がこのリストに載せられたのは、今回が初めて。
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P16 「新しい歴史教科書をつくる会」の許しがたい「日本優越史観」 梶村太一郎
つくる会の発足記者会見、藤岡信勝、西尾幹二、小林よしのり、林真理子
・「従軍慰安婦」を全否定
 自身の戦争の歴史と責任を忘却した、日本優越・アジア蔑視史観だ。強制連行否定論が主張される。
小林よしのりが手にする書類には今村均の決裁印がある。後に、司令官として占領したインドネシア・ジャワ島で何が起こったか小林君は全く知らないことを、私の質問でたちまち、白状してしまった。スマラン事件
・世界中が許さないデマゴギー
しかし、この彼の情けない無知の姿は日本人の危い歴史認識状況を体現している。
歴史事実を改竄する「学者」が講義し、それを煽るマンガばかり読む学生の中では、外国人留学生が我慢できる訳がないのだ。
 この「宣伝記者会見」の翌日、米司法省は、第二次大戦中に人体実験や慰安所に関与した旧日本軍関係者16人を戦争犯罪人として入国禁止すると発表した(P6参照)。
 人体実験や性奴隷の被害者からすれば、ナチスも日本軍も全く同罪であることが、なぜこの人々には理解できないのであろうか。彼らには人権意識が全く欠落しているため、犯罪事実を否定することが被害者に対する第二の迫害であることに、さっぱり気付かない。
・ことの重大性が理解できない人々
それにしても、あの記者会見での日本のマスコミの腰抜けぶりはみじめだった。30年経て、あの批判精神はどこに消えたのだろうか。
「つくる会」呼びかけ人 上記のほか、阿川佐和子、高橋史朗、坂本多加雄、深田祐介、山本夏彦、賛同者
歴史修正主義
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P16「政治団体」の圧力に屈した枚方市 土岐泉
南京大虐殺絵画展が中止に
この催しは、すでに神戸・京都・名古屋などで開催されてきた。
・「政治団体」の圧力で中止決定
・後ろ向きな市の回答
他市では主催者が警察と連絡をとり、道交法などの法律を適用して”迷惑な状態”を防止し、開催を実現した。

私たちが恐れるのは、この絵画展の中止が、戦後の「歴史観」の否定の第一歩となり「自由主義史観」肯定の第一歩となること。
戦前の枚方は軍都だった、1939.3禁野火薬庫大爆発、戦後火薬工場の再開に住民の大反対、工場再開断念、非核平和宣言都市へ。
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P50酒こそわが人生 石川文洋 泡盛考1

P51沖縄戦下の癩(らい)療養所で起こったこと 藤本治
本部半島の運天港と向き合った屋我地島にあるらい療養所「愛泉園」
・日本軍兵舎と見られた療養所
運天港は佐世保、名瀬を経て特攻隊の出撃基地となった。
・らい患者撲滅政策の犠牲に
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・食料不足から栄養失調に
・「あんた一人犠牲になって死になさい」
・実現せぬらい患者の社会復帰
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