週刊金曜日1532号2025.8.8目次、今って戦後?戦前?

*私の注目記事
P3風速計 雨宮処凛 植松死刑囚と獄中結婚した妻と話して感じたこと
P6性搾取被害者を加害者としてさらす売春摘発報道に抗議の記者会見 辛淑玉のりこえねっと
P32ドキュメンタリー映画「よみがる声」 朴壽南さんの新作 佐々木亮 ヤンヨンヒ激賞トーク炸裂!

以下読書中
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 植松死刑囚と獄中結婚した妻と話して感じたこと 雨宮処凛
■金曜アンテナ
・性搾取被害者を「加害者」としてさらすメディアを強く批判 売春摘発報道に抗議の記者会見 辛淑玉
・原発爆発で避難の前双葉町長に1億円支払え、東電に賠償命令 国の責任も首長の苦痛も認めず 白石草
・軍事化進む沖縄・与那国町で新庁舎と合わせたシェルター建設計画 情報届かず?説明会参加者わずか 西村仁美
・提訴から14年、玄海原発訴訟控訴審が結審、判決は来年1月20日 裁判所は正面から問いに向き合え 稲垣美穂子
■さらん日記
■政治時評 佐藤甲一
■ジェンダー情報
■メディアウオッチ 参政党の事実誤認発言をそのまま流すテレ朝 「石破首相退陣へ」号外を正当化する読売 報道機関が報道不信を加速 南彰
■経済私考 佐々木実
■【戦後80年】敗戦特集 わたしにできること 痛みを決して忘れない。そして何度でも伝える
・戦争を始めるのは「威張りたい馬鹿」である 内田樹
・戦争回避こそ政治の最大の使命 「新しい戦前」にしないための「新しい外交」へ 猿田佐世
・【対談】伊藤遊×西岡由香 戦争と平和を考える仕掛けとしての「マンガと戦争展2」 今って「戦後」?「戦前」?
・日鉄跡地に「多機能な複合防衛拠点」計画 広島・呉の新基地構想 百害あって一利なし 本田博利
・ドキュメンタリー映画『よみがえる声』 歴史の闇に埋もれてもなお響き続ける証言 佐々木亮
・戦記漫画の傑作展示で注目集める「水木しげる記念館」 戦争と戦場の実相を実体験を基に訴える 伊田浩之
【水木しげる記念館・庄司行男館長に聞く】わずか2年の従軍経験が人生に与えた大きな影響
【水木プロ・原口尚子さん(水木しげるの長女)に聞く】「戦争って嫌だな」が水木が一番感じてほしいこと 
・ドキュメンタリー映画『豹変と沈黙』原義和監督インタビュー 「戦中日記」から辿る日中戦争、そして沖縄戦へと続く道 
・平和を思うTVドキュメンタリーと映画 ドキュメンタリー研究 ワタナベ=アキラ
・こえをきく、80年をよむ。本誌編集部が選んだ、戦争に関する12冊
■不謹慎な旅  徴兵逃れの神頼み 元巣神社と奥山半僧坊大権現 写真・文/木村聡
■原発とカネ 「3・11」を忘れたのか? 関電と東電、新設と再稼働で共振 ツケを払うのは誰なのか? 満田夏花
■朝鮮王朝時代の木造建築、101年ぶりに韓国に返還 文化財の調査、研究、解体で日韓が協力 桜井泉
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■【提携連載企画】弾圧・関生支部事件4 関生支部執行委員・平田郁夫さん 次世代を担う時に見えた強さ Tansa・渡辺周、中川七海
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】売れ行き良好書のご案内
 【5】イベントのお知らせ
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【1】注目の記事
■戦後80年敗戦特集 わたしにできること
日本がこの80年間まがりなりにも戦争をせずにいられたのは、先の大戦で多
くの命を失った痛い記憶にあると言ってもよいだろう。30年前の村山富市首相
の「談話」は、その痛みを国としてはじめて認めたものだった。以後、歴代首
相は節目ごとに談話を出してきたが、今年は自民党内から「必要ない」との声
が出たという。国として痛みを忘れるならば、わたしたちが痛みを伝えるしか
ない。そのためにいったい何ができるだろうか。
●【凱風快晴ときどき曇り・特別編】戦争を始めるのは「威張りたい馬鹿」で
ある 内田樹

●戦争回避こそ政治の最大の使命
「新しい戦前」にしないための 「新しい外交」へ 猿田佐世
「米国の利益が最優先」というトランプ米大統領の思想は関税政策から安全保
障面まで及び、日本に対してさらなる防衛力の増強を求めている。世界各地で
紛争が起き、各国が軍事力強化に走る今、「新しい戦前」にしないために、日本
はどのような外交を展開すべきなのか。外交・政治問題について国内外で政策
提言を行なうシンクタンク「新外交イニシアティブ(ND)」代表の猿田佐世氏
に聞いた。(まとめ/山田道子)
●【対談】伊藤遊×西岡由香
戦争と平和を考える仕掛けとしての「マンガと戦争展2」
今って「戦後」?「戦前」?
京都国際マンガミュージアムでは現在「マンガと戦争展2」を開催している。
2015年に開催した「マンガと戦争展」の続編だが、10年前より「戦争」が
身近に感じられる今回はどのような変化があったのか。企画展に込められたミ
ュージアムの「思想」について、展示を企画した伊藤遊さんと、1回目から作
品が展示されている漫画家の西岡由香さんが語り合った。
●日鉄跡地に「多機能な複合防衛拠点」計画
広島・呉の新基地構想百害あって一利なし 本田博利
重工業で発展した広島県呉市が、戦後80年を経て岐路に立たされている。防
衛省が日本製鉄の跡地を買い上げて「多機能な複合防衛拠点」を整備する計画
を打ち出したのだ。7月末には両者が基本合意した。呉を戦前の軍港都市に戻
していいのか。地元の呉で国や自治体の動きを注視してきた本田博利さんに、
整備計画の中身や問題点を報告してもらう。
●ドキュメンタリー映画『よみがえる声』
歴史の闇に埋もれてもなお響き続ける証言 佐々木亮
在日朝鮮人でドキュメンタリー映画監督の朴壽南さん(90歳)の新作『よみが
える声』が東京と神奈川を皮切りに公開中だ。現在までの自身の歩みを重ね、
「日本で生きてきた歴史を総括したい」と臨んだ作品。歴史の闇に埋もれ、な
おも響き続ける証言の数々とは。
●戦記漫画の傑作展示で注目集める「水木しげる記念館」
戦争と戦場の実相を実体験を基に訴える 伊田浩之
◆水木しげる記念館庄司行男館長に聞く
◆水木プロ原口尚子さん(水木しげるの長女)に聞く
昨年4月にリニューアルオープンした「水木しげる記念館」(鳥取県境港市)が
戦後80年で注目を集めている。水木しげるは、『ゲゲゲの鬼太郎』などの妖怪
漫画で有名だが、同記念館では水木の生涯に影響を与えた一兵卒としての従軍
体験を詳細に紹介しているのだ。そして10月5日までは企画展「水木しげる
の戦記漫画」を開催している。
●ドキュメンタリー映画『豹変と沈黙』原義和監督インタビュー
「戦中日記」から辿る日中戦争、そして沖縄戦へと続く道
戦場体験を持つ元日本兵のほとんどが世を去った現在、“敗戦80年”の節目の年
に、彼らが遺した「戦中日記」にスポットを当てたドキュメンタリー映画が公
開される。極限状況下に乱れたインク文字で綴られた文面から浮かび上がる戦
場の実態、兵士の精神状態、そして戦争の真実とは?
●平和を思うTVドキュメンタリーと映画 ワタナベ=アキラ
◆こえをきく、80年をよむ。本誌編集部が選んだ、戦争に関する12冊
戦争をさまざまな視点から見つめる12冊を、本誌編集部が選んでみた。子ど
もたちや孫たち、次の世代にも伝えられるよう、小説やコミックも取り上げて
みた。私にできること、一人ひとりにできることはあるのだろうか。この夏、
ページをめくりながら考えてみたい。
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【2】編集長コラム
戦後80年
〈「おとうちゃん、いもができました。」といって、おとうちゃんをみると、も
うこえがでません〉〈すると、その子供は「おばさん、これおばさんの子供にあ
げて。」と言って、何かを出しました。それは、おべんとうでした〉〈せんそう
はいやだ。たたかいはいやだ。ぼくはそう思う!〉
 これは原爆を体験した子どもたちの言葉。これに、いわさきちひろの絵で構
成した絵本が、7月に刊行されたばかりの『1945年8月6日 あさ8時15
分、わたしは』(童心社)だ。67年刊行の『わたしがちいさかったときに』(同
で掲載された言葉を再構成したものだという。
 戦後「80年」というのは、そういう年数なのだ。体験者からは直接話が聞き
にくくなり、人々からは記憶がなくなりつつある。しかも同じやり方をしてい
ては次世代に伝わらない。そして新しい戦争をはじめてしまう……。だから古
いものを新しくする努力が必要なのだ。(吉田亮子)
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【3】次号予告
★2025年8月22日(第1533)号
【特集】想田和弘責任編集/非暴力による防衛は可能か ジーン・シャープを
現代に生かす
●応戦でも屈服でもない第三の道|想田和弘
●理想主義という誤解 非暴力だからこそ守られる命 ジャミラ・ラキーブ氏
インタビュー
●非暴力抵抗運動のリアル オトポールの成功から学ぶ スルジャ・ポポヴィ
ッチ氏インタビュー
●平和憲法を持つ日本でこそ非武装の市民的防衛を 主体的な取り組みが民主
主義を強化する|対談 君島東彦×想田和弘
●非暴力行動 198 の方法
●想田和弘=選 非暴力抵抗を知るための9冊
【社会】
●ゲストハウス経営者は行動を起こした 戦争犯罪人をなぜ歓待できるのか|
文/中村一成  写真/中山和弘
【鹿児島県警】
●「鹿児島県警の闇」発端 「性暴力」事件で女性敗訴|長谷川綾
【くらし 食】
●世界でも日本でも「培養肉」 全世界的に実用化へ向け加速中|天笠啓祐
【好評連載】
●風速計|田中優子
●暗夜胸に手をおいて|安達茉莉子
●らんきりゅう|雨宮処凛
●自由と創造のためのレッスン|廣瀬 純
●半田滋の新・安全保障論
●あの人の独り言|松崎菊也 絵空事/石倉ちょっき
●さらん日記
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【4】売れ行き良好書のご案内 
★増補版 ひとめでわかるのんではいけない薬大事典
浜六郎 著  2750円(税込) 四六判並製・448頁
その薬は本当に必要ですか?
医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析して
解説する。
ベストセラー『新版のんではいけない薬』の後継本で2017年発行の『ひとめ
でわかるのんではいけない薬大事典』を増ページ、大幅改訂して新版化。
(2024年5月刊)
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【5】イベントのお知らせ
★第10回パネル展 知ることで未来が見える、戦争の加害
●日 時:2025年8月8日(金)〜8月15日(金) 10時〜18 時
●場 所:かながわ県民センター1階展示室(横浜駅西口5分)
●参加費:無料
●主 催:記憶の継承を進める神奈川の会
●協 賛:『週刊金曜日』
●問合せ:090-7405-4276
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Posted by 中の人