太平洋戦争は「侵略」か「解放」か「ケンカ」か
南京大虐殺70周年を迎えて関連本の出版が多いが、否定派のいいかげんな本も目立つ。
本多さんの関連諸論考を特集する。
以下週刊金曜日114号(1996.3.15)P22,23より引用。

・100年前に日清戦争が終わった。戦後50年という言い方からすれば、戦前50年が全部つながっているのではないか
・愛知大学の江口圭一教授の調査によると、戦前50年間に日本軍が日本軍が派兵しなかった年は、1926年と1930年の2年だけだどいうことです。あとは全部出兵している。しかも中国などに駐留は続いている。
・べトミン軍は、日本とフランス両方と戦うための反ファシズム統一戦線だった
・ポリネシアのタヒチ島一帯も、フランスはベトナムと前後して侵略しています。(略)そこで核実験をやる。
・オランダも、日本軍が負けたあとインドネシアを再占領します。そこで、のちのスカルノ大統領らの民族的英雄たちが戦って、ついに独立を勝ち取る
・アメリカの国内では東から西へどんどん侵略してきて、その侵略が太平洋に及んでくる。今からわずか100年ちょっと前にフィリピンに到達し、あそこでものすごい虐殺をやっています。
・ある意味では朝鮮戦争もアメリカの侵略だ。しかし勝てなかった戦争です。そのあとベトナムまで来た。ベトナムはついに負けた戦争になった。何百年来のアメリカの侵略があそこでストップしたという解釈もできます。
・というように、アジア全般に対してはもちろん侵略だ。しかし西欧に対してはケンカだ。それから一部のアジア諸国については、瞬間的に解放だったことがある、というような整理ができるのではないかと思います。
・ただし、侵略者同士のケンカで、たとえば捕虜の扱いなどで日本の方が野蛮だったとか、逆に原爆による無差別大虐殺といった問題はあります。しかしこれはケンカの方法たる別次元のことです。
*日本の「70年戦争」 丸山静雄著
ーー(引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。


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