小泉防衛相「不適切な活動の確認ない」陸自部隊・民間人の思想調査,熊日7.24
熊本日日新聞 2026年7月24日 13:19
陸上自衛隊中央情報隊(東京・埼玉、朝霞駐屯地)の対外情報部門「現地情報隊」が、日本人の大学教授ら市民を対象に「愛国心」などの思想信条の情報を組織的に調査・収集しているとみられる問題で、小泉進次郎防衛相は24日の閣議後記者会見で「現時点で不適切な活動を行ったことは確認されていない」との認識を示した。
小泉氏は現地情報隊について、自衛隊が国際連合平和維持活動(PKO)などで海外に派遣される場合に備え、部隊の任務遂行や安全確保に必要な現地の情報収集を行っていると説明。「自衛隊の派遣が想定される地域の情報は、国外のみならず、海外事情に精通した国内の有識者らからも収集している」と述べた。
熊本日日新聞の取材では、情報収集の調査項目には「愛国心」のほか、「性的嗜好[しこう]」や「異性関係」といった極めて私的な情報も含まれている。小泉氏は情報収集の詳細については「情報収集能力を明らかにする恐れがあるため答えを差し控える」とした。
防衛相として活動内容を把握しているかについては「平素からさまざまな報告は受けているが、その逐一を答えることは差し控える。必要な情報は報告されており、現地情報隊の活動については現時点で不適切な活動を行ったことは確認されていない」と強調した。
防衛省や自衛隊による情報収集活動について、木原稔官房長官は24日の記者会見で「防衛相の指揮の下、関係法令に基づき実施されなければならないことは当然だ」と指摘。今回の問題で自衛隊内部の実態調査が必要かどうかは「防衛相が判断すべきものだ」と述べるにとどめた。(中尾有希)
閣議後記者会見で質問に答える小泉進次郎防衛相=24日、東京・永田町



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