#週刊金曜日 877号 2011.12.23/1.6 橋下主義= #ハシズム を支えるもの

2025年9月18日

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橋下主義=ハシズムを支えるもの 中島岳志 維新や橋下徹を待望する社会のあり方にメスを。
1)リア充批判 丸山真男のいう「引き下げデモクラシー」と通じる。自分たちより恵まれた立場の人たちを引きずりおろすことに溜飲を下げ・・。
2)リセット願望 内田樹氏は12.9号で「嗜虐的な愉楽」の語で橋下氏支持者を批判。「ざまあみろ」の共有。2007年に話題の赤木智弘氏「希望は戦争論」はまさにこの2つ。佐高氏らの批判には、けっきょく、「自己責任」ですか。、と反論。
 「ひきずりおろし」の先に希望は存在しない。問われているのは、自己を突き刺す勇気の有無である。
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韓国慰安婦1000回目の水曜日集会 宇田有三 ナヌムの家 ハルモニ

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日韓拉致情報狂騒曲 北朝鮮情報を売り歩く脱北者が背景に 成田俊一

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以下、2012.1記
111223_877.jpg  <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>   2011.12.23
_______『週刊金曜日』(株)金曜日移転のお知らせ
このたび弊社、株式会社金曜日は12月26日より
下記に移転することになりました。
新事務所は神保町駅にほど近く、
より積極的な編集・業務活動の拠点となるものと存じます。
これを機に、みなさまの信頼にお応えできるよう
倍旧の努力をしてまいる所存でございます。
なお、引っ越しのため
12月22日~25日は電話ファクスともに通じなくなります。
ご不便をお掛けしますが、ご理解いただけますようお願いいたします。
新所在地
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-23
アセンド神保町3階
※電話番号・ファクス番号は変更ありません。
電話:03-3221-8521(代表)
FAX:03-3221-8522
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
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 【1】注目の記事
■忘却に抗う
 編集委員による「311後」考
編集委員には「いま、伝えたいこと」、そういう題目で執筆を依頼した。
もちろん東日本大震災が主題になることは想定していた。
これを無視して今年を終え、新しい年を迎えるわけにはいかないだろう。
ただ年を越したからといって、何が変わるというのか。
変わることもあれば、変わらないこともある。そうとしか言えない。
忘れてしまってはいけないこともある。
その反面、忘れたいことは忘れていいとも思う。
忙しいし、つらいし、記憶しなければいけないことも溢れている。
人は忘れることによって、破裂せずに生き抜くことができる。
忘れてはいけないことを引き受ける人がいるということ、それを知ってさえいればいい。
『週刊金曜日』は忘却に抗いつづける。(編集長・平井康嗣)

◆本当に大切なものはなんですか 雨宮処凛

◆橋下主義=ハシズムを支えるもの 中島岳志

◆渦巻く「怒り」と感情の大河 田中優子

◆ひとりから、はじまる 落合恵子

◆「真の豊かさ」とは何か 宇都宮健児

◆「いい人」とフェアプレイを撃つ 佐高信
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 【2】編集長コラム
▼最終号校了直前に金正日総書記死亡のニュースが飛び込むなど、今年は激動の年だった。
ほぼ一年ぶりに、発行人(旧編集長)と現編集長が対談をしました。
編集長の平井(以下、平)三月一一日夜は電車が止まって帰れなくなったので腹決めて浅草でのん気に酒を飲んでいたのですが……。
発行人の北村(以下、北) どじょう鍋だろ。流行ってるらしいね。
平 ……いえ、あいにく。菅政権時代でしたし。あの大震災の記憶と後遺症はいまだに痛烈ですね。
北 本当にあらためて、お悔やみとお見舞いを申し上げます。『週刊金曜日』も耐震の問題で、年末に引っ越すことになったね。
平 ほかに入っている出版社の顔ぶれがなかなかで、ビルが左に傾き始めたと言われていますけど。
北 日本は地震国だから避けがたい天災は起きてしまうけど、東京電力の福島第一原発事故は人災だよ。刑事犯と言ってもいい。
平 原発労働者に聞くと本当に異常な労働環境です。放射能と戦う紛争地域のような職場ですよ。あれをいつまで続けるつもりか。
北 まさに。本物の戦場カメラマンは当日夜、福島に飛んでいたね。
平 事故はたくさんの人を被曝に巻き込み続けていますよ。
 私が住んでいた千葉県柏市は今や関東有数のホットスポットになってしまった。
 これでも事故は終結宣言、原発は続行ですからね。野田! 千葉は地元だろうが。
北 怒れ、怒れ。「3・11」以後、全国で反原発運動もこれまでになく盛り上がった。
 本能的な怒りだ。しかし今、原子力ムラの反撃で「革命」にまでは至っていない。
平 中国やインドの核抑止のために日米は原発を持ち続ける必要があると日米安保族は言い出すし。
北 核兵器と原発はつながるから根が深いね。
 米国病の人にとっても自主独立核武装派にとっても、原発は必要だからややこしいね。
平 原発文化人たちはさすがにおとなしくなりましたけど、確信犯かつ共犯者だった学者らは、動き始めていますよ。
 このままいくと放射能汚染や被曝の調査が牛耳られ、都合のよい東電福島原発史がつくられかねない。これはまずい。
北 脱原発革命に至っていないのはマスコミの責任が大きいね。
平 電力会社と仲良しだから事故を忘れたいじゃないですか。
北 地域経済では電力会社とメディアは有力企業同士だもの。
 拡声器であるマスメディアが忘れて社会で忘却が進む負のスパイラルは恐い。
 ぼくは「出前講演」で全国を回っているけど、放射能汚染に関する知識は記者顔負けの人が多いね。
 いまもって関心は高いよ。
平 行政や東電は、子どもの慢性的な低線量内部被曝対策をきっちりととる責任がある。
 彼らのために言うけど、インチキはばれる。母親たちをなめるなと言いたい。
北 その通り! ところで、震災のほかで特に記憶にとどめるべきことは、新自由主義の行き詰まりで「99%」革命が世界各地で起きたことだと思っているんだ。
平 「99%」って比喩は民が主人公という根源的な民主主義を取り戻そうという気配を感じますね。
 九月の反原発デモの際、大江健三郎氏の発言で私も同意したことは、路上に出る行為こそが直接民主主義だということです。
 投票用紙に意思を仮託すればいいという慣れ親しんだ行為を考え直すことも必要ではないでしょうかね。
北 とはいえ、脱原発国民投票一〇〇〇万人署名は集まってほしい。
平 ですね。しかしここ一〇年以上の新自由主義的繰り返しはウンザリします。
 既得権益だとか言ってルールや組織を破壊するコイズミやハシモトのような目立つ人物がいる。
 その一方で自分たちに都合よくひっそりと再構築していく目立たない連中がいるという構図。
北 憲法も改革気分だけで変えかねない。これもあぶない。
 ハシモト人気の源泉は公務員批判だけど、根っこには一連の公務員系労組へのバッシングがある。
 労組潰しが一貫して仕掛けられているね

平 企業系の労組と違って公務員系労組は組織力で平和や人権を掲げられるから、企業や政府には目ざわりなんでしょう。
北 『週刊金曜日』もそうか。日本は変なマッチョ社会になっているから、女性をもっと進出させないとこの国は変わらないなあ。
平 新聞ならば社会部を大きくするとか、数で変えうることはありますからね。
 政治部や経済部がはびこるとダメだったでしょう?
北 ぼくは社会部時代、取材に行くと政治家や企業にいやがられたもんだよ。
 だからこそ意味があった。「3・11」でもう一つ明らかになったのは棄民政策だ。
 「市民より財界や米国が大事」という野田政権の本音が露骨に出た。
 棄民はTPPでも言える。農村を見捨て工業国化してきた成長神話にしがみついているけど、二匹目の野田、じゃなくてどじょうはいない。このどじょうはすくい難いよ。
平 派遣法も骨抜き改正されようとしている。
 経済的に不安定で結婚ができず子どももつくれない派遣労働者を増やしても、人口が減り、需要も減るだけ。
 悪循環です。
北 自殺行為だ。ずれている。政権交代の大義を完全に忘れている。
平 財界やメディアに合わない総理はすぐ交代。東電の勝俣会長のほうが身分が安定している。
北 「共犯になるが勝ち」のお仲間イジメ社会の真骨頂だね。
 とはいえ、このまま「99%」の怒りが鎮まるとはとても思えない。
 二〇一二年は日本でも何らかの「革命」が起きると思うよ。
 ともかく『週刊金曜日』は常に「99%」に寄り添ってきたし、これからもその姿勢を崩さない。
平 怒りの炎は消さず二〇一二年もやりましょう。
(文中一部敬称略)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)[編集長後記]はこちら↓ 
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 【3】今週号目次と次号予告
878号特集
●特集
辺見庸ロングインタビュー

佐高信、読売清武騒動で渦中の人をインタビュー
阪神淡路大震災から17年を考える
続・激論「沖縄と差別」 佐藤優(作家)×下地幹郎(衆院議員)
満腹の情景 第2回

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ホームページ上で一部全文公開しています。
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 【4】近刊のご案内
★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。

★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。

★貧困なる精神24集  「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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 【5】イベントのご案内

脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA
NUCLEAR FREE NOW!
市民の手でつくる脱原発世界会議が行なわれる。
全体会、分科会、ワークショップや展示などの企画で、1万人規模の懐疑を目指す。
当日は『週刊金曜日』も出店。
世界へのメッセージ/行動の提言/できること発見

日付:1月14・15日(土・日)

場所:パシフィコ横浜

チケット販売中。全国のローソンで購入可能。

当日は『週刊金曜日』も販売

連絡先:ピースボード
TEL 03・3363・7561
Mail office@npfree.jp
URL http://npfree.jp


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