週刊金曜日 1380号 2022.6.10目次 参院選特集 岸田政権なぜ高支持率?

2025年9月12日

220610,5723_p (5)私の注目記事
・新安全保障論41半田滋 防衛費増額と敵基地攻撃能力の保有検討 独断専行の岸田首相
・歴史を生きる女たちの表現 済州4.3事件 ヤンヨンヒ 朝鮮籍 婚姻届が出せなかった キムヘリョン
・乱気流6雨宮処凛 高円寺
・追悼 金芝河 佐川亜紀

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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「フェミ科研費裁判で見えたこと」 田中優子
■金曜アンテナ
・「日本赤軍」元最高幹部・重信房子氏が刑期満了で出所 日本の現状への言及も 粟野仁雄
・リニア工事問題で市民が国交省の姿勢を集会で追及 調査掘進めぐり高まる不安 樫田秀樹
・「あいちトリエンナーレ」負担金未払い訴訟で名古屋市敗訴  河村氏の主張を全面的に否定 
井澤宏明
■さらん日記
■泊原発運転認めない札幌地裁判決の破壊力 
合理的な審理期間を経れば原子力規制委とは別に裁判所が判断 伊田浩之
■半田滋の新・安全保障論「法治国家の原則を無視した日米首脳会談の岸田首相」
■2022参院選 岸田政権のふわっとした高支持率はなぜ続くのか 
・学者から見た岸田政権 東京大学 谷口将紀教授に聞く 
コロナ禍の波をやり過ごし「ブレ」も小さなミスにとどめた
・自民党異端の本流から見た岸田政権 デモクラシータイムス 山田厚史氏のロングインタビュー 自由民主党 村上誠一郎衆院議員に聞く 前任者がひどすぎた正義と道義が失われつつある
・野党から見た岸田政権 立憲民主党 小川淳也政調会長に聞く 
一見、丁寧で謙虚。でも実態は安倍政権の地続きでしかない 聞き手・まとめ/金本裕司 
■政治時評 榎本順一
■経済私考 佐々木実
■歴史を生きる女たちの表現 中村富美子 
・ヤン ヨンヒ 
「あんたらに託したで、後はよろしく」父を撮り、母を撮り、日本と朝鮮半島の記憶を掘り起こす 
・キム ヘリョン 
矛盾を見つめ、演劇で問いかける 朝鮮籍には祖父母や両親が生きた歴史が刻まれている
■長崎市性暴力裁判、市の責任認める判決 公権力の行使による報道活動侵害を断罪 西村仁美
■不謹慎な旅「今を生きる廃墟 化女沼レジャーランド」 写真・文/木村聡 
■メディアウォッチ SNSなどの誹謗・中傷対策として進む侮辱罪の重罰化審議 
表現の自由を侵害するおそれも 臺宏士
■脊髄腫瘍に見舞われた私のrehabilis日記(10)「お金の話」 ひらてみき
■新型コロナウイルス、遺伝子組み換え株の登場で新たなステージへ 天笠啓祐
■たとえば世界でいま 北方農夫人、堅田文彦
■国民審査制度と在外選挙制度を改善するきっかけに 
最高裁裁判官の国民審査権 海外の日本人が投票できないのは「違憲」 想田和弘
■らんきりゅう「刺激的だけどほっとする町 高円寺に再開発はいらない」 雨宮処凛 
■追悼 金芝河 「しばられた手」に込めた私たちの祈りとしての詩 
韓国民主化闘争と環境運動の先駆者だった 佐川亜紀
■【提携連載企画】公害『PFOA(ピーフォア)』18 
PFOAの母子への影響が世界の研究で続々判明 Tansa 中川七海
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■松崎菊也の無責任架空対談(イラストレーション/石倉直樹)
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様 想田和弘

<>  2022.6.10

_________________________________________________________『週刊金曜日』

      
       編集長が今週の読みどころを解説!
   https://www.youtube.com/watch?v=zLcm3Svjodk
   

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■2022参院選 岸田政権のふわっとした高支持率はなぜ続くのか

岸田文雄内閣の支持率が高い。朝日新聞社が5月21、22日に実施した全国世論調査(電話)によると、支持率は59%(前回4月調査は55%)で政権発足以来最高を記録した。支持率が上向きに推移して半年を迎えたのは異例だという。ただ、支持する理由は、同社4月調査で「他よりよさそう」が最多で55%だった。つまり、あいまいな“ふわっとした”支持なのだ。このまま行けば、夏の参院選で自民党が圧勝する光景が現実となるかもしれない。岸田政権はなぜ支持率が高いのか。そこに落とし穴はないのか。

●学者から見た岸田政権
東京大学・谷口将紀教授に聞く
コロナ禍の波をやり過ごし「ブレ」も小さなミスにとどめた

支持率が落ちない岸田文雄内閣。世論調査からどういう傾向が読み取れるのか。朝日新聞社と共同の世論調査を定期的に実施し、有権者の分析に詳しい東京大学の谷口将紀教授に聞いた。

●自民党異端の本流から見た岸田政権
自由民主党・村上誠一郎衆院議員に聞く
前任者がひどすぎた正義と道義が失われつつある

自民党のベテラン国会議員は岸田文雄首相をどのように見ているのか。「自民党異端の本流」を自認し、安倍晋三、菅義偉両政権を鋭く批判してきた村上誠一郎衆院議員は、昨年の自民党総裁選では岸田氏を推した。インターネットメディア「デモクラシータイムス」との共同企画でインタビューを実施した。

●野党から見た岸田政権
立憲民主党・小川淳也政調会長に聞く
一見、丁寧で謙虚。でも実態は安倍政権の地続きでしかない
聞き手・まとめ 金本裕司

「総理・総裁」の調子が悪くなったら、首をすげ替え、「疑似政権交代」で乗り切りを図る自民党。「聞く力」を前面に出す岸田文雄政権の支持率を見ると、その戦略は一定の効果はあるらしい。この自民党の常套手段に、野党第一党・立憲民主党はどう対抗するのか、どんな参院選戦略を描くのか。小川淳也政調会長に聞いた。

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【2】 編集長後記

 2019年夏、両親の故郷、済州島を生まれて初めて訪れ、父のいとこたちに会った。私にとっては従伯父、従伯母にあたる。ある従伯父の家を訪ねた時のこと。家族の近況などを話していたら突然済州4・3事件について語り始めた。幼かった従伯父を守って母親が撃ち殺されたこと、丘の上にたくさんの死体が積まれていたこと。とっさのことで録音機も用意していなかったから、話を記録できなかったのが残念だ。「来年の夏に再訪してじっくり話を聞こう」と思ったのだが、コロナでかなわない状況が続く。

 いつか父の家族のことを本にしたいと思っている。それには従伯父の話は欠かせない。「4・3」を体験した親戚がどんどん鬼籍に入り、彼も高齢だ。気持ちは焦る。

 そんなことを考えたのも、ヤン ヨンヒ監督の『スープとイデオロギー』を観たからだ。「4・3」を体験した母を記録したドキュメンタリー。今号ではヤン監督と俳優のキム ヘリョンさんについて中村富美子さんがルポした。(文聖姫)

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【3】次号予告:2022年6月17日号(第1381号)

【特集】2022年 参院選 外国人参政権を問う

●「新しい在日像をつくりたい」
民族名で参院選に立候補する 金泰泳さんに聞く|聞き手/崔善愛

●参政権は「国民固有の権利」なのか?|田中宏

●在日コリアンの権利回復運動はなぜ挫折したのか|朴 一

●私たちの社会が問われている
憲法学者 菅原真・南山大学教授に聞く|

【労働問題】関西大学の解雇事件
●法人が解決金5300万円支払い、元教諭と和解成立|村上恭介

【好評連載】
●青木理の温泉という悦楽 第5回 神戸・有馬の湯

●性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし(3)
ひとりひとりが違う|北山公路

【提携企画 Tansa】 
●公害「PFOA」19|中川七海

【脊髄腫瘍に見舞われた私のrehabilis日記11】
●見える悩みと見えない悩み|ひらてみき

【新・買ってはいけない】
●わざわざ塩アメをなめなくても 塩と水で熱中症は防げる|渡辺雄二

【くらし 環境】
●プラスチック海洋汚染対策に新しい動き|植田武智

【きんようぶんか 本】
●『気候変動の真実 科学は何を語り、何を語っていないか?』|永田希

●『南西諸島を自衛隊ミサイル基地化 対中国、日米共同作戦計画』|三上智恵

●『パンとサーカス』|高原到

【きんようぶんか 映画】
●『ヘイ!ティーチャーズ!』|中村富美子

●『マタインディオス、聖なる村』|佐々木誠

【きんようぶんか 音楽】
●『ワイチャイ』 前野健太|近藤康太郎

【きんようぶんか TV批評】
水島宏明

【TVドキュメンタリー】
●6月17日からのTV番組|ワタナベ=アキラ

【きんようぶんか 本箱】
吉田亮子

【無名詩人】
●竹内浩三を語り継ぐ
今を“新たな戦前”にしないために|永澄憲史

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|中島岳志
●きんようアンテナ
●言葉の広場/論考
●メディアウオッチ|李美淑
●政治時評|長谷川綾
●経済私考|浜矩子
●さらん日記
●読者会から
●きんようびのはらっぱで
●自由と創造のためのレッスン|廣瀬純
●ヒラ社長が行く|植村隆

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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。

★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。

┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。

┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。

┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。

┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。

┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。

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