週刊金曜日 131号 1996.7.19目次、朝日と文春のための世界現代史講座5 なぜガス室をなくしたいか
P58 朝日と文春のための世界現代史講座5 花田問題をベルリンより考える5 なぜガス室をなくしたいか 梶村太一郎
・「記憶の暗殺者たち」とは誰か
マルコポーロ事件の報道がネオナチの人種差別事件で人道犯罪の典型である認識が、朝日含めマスコミにいまだに無い。
1940.10 浙江省寧波 日本軍機がペスト菌の蚤を空から撒いた。死者100人前後。家屋約200軒が焼却された。
中国東北部に日本軍が放置した何万トンという毒ガス弾
・忘れたい記憶から逃れるために自発的にとられるパターン
1)体験事実の正当化、あるいは逆に事実無根で無かったことにする内面的努力。自己を正当化する虚偽能力が動員される。
「大東亜共栄圏」などの虚偽の世界に閉じこもる永野法相。後者は「南京虐殺の幻」を唱える田中正明。
2)うその体験を実行し、自己確認に及ぶ、トラウマの追体験衝動。無差別テロに走った「サリン事件」。かつての戦時のドイツ、日本。
3)この攻撃性が自身に向けられる。自殺に終わる。ナチスの強制収容所の体験者が何10年も経て、自殺によりトラウマからの解放を求める例は多い。
P60・この予防、被害者の立場で、全体を理解する能力を身に付ける。本物の教育の目的は「人間を人間として見る教育」に尽きます。
・「歴史の修正主義」とは何か
「アウシュヴィッツの嘘」は、歴史的事実をないことにする型。歴史学の間ではこの立場を「歴史修正主義」と呼ぶ。
狭議の修正主義、「ガス室の否定」が、花田氏により日本でもマスコミで初めて公然と宣伝されました。ナオナチ極右勢力の登場です。
彼等にとってはガス室がなければしめたもの。「どちらも同じく悪かった」→「ナチにも良いところがあった論」→ついには「ナチは正しかった論」へ行き着けます。
では何故、ガス室を無くしたい花田流修正主義のエピゴーネン(亜流)が日本で登場し、さらに「朝日新聞」にまで足場を築くのでしょうか。




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