週刊金曜日136号 1996.8.30目次、軍の性奴隷にされた台湾人被害者の心は 高砂族

2025年9月19日

週刊金曜日136号 1996.8.30目次
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P4 軍の性奴隷にされた台湾人被害者の心は
軍の性奴隷にされた台湾人被害者が公の場に出てきたことはなかったが、96.8.10「アジア・太平洋戦後補償国際フォーラム96」に台湾人先住民族高砂人の温紅柿さん(75歳)が被害者として初めて名乗り出た。
夫が軍属に徴用されてから1年後、14歳で香港に連行されると体を壊して送還されるまでの1年半、食事や洗濯などの仕事をさせられた上で性奴隷にされたという。
 台湾の高砂民族戦後処理グループが軍属への弔慰金未受領者の調査をしたところ、高砂民族の性奴隷被害者3人が浮かび上がったが、2人は既に死去していたという。支援している弁護士によると「言葉の問題があり、なかなか先住民族まで手が回らない」という。(ルポ塾・川島めぐみ) 慰安婦
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P38 書評 日本の「70年戦争」 丸山静雄 著、評者 本多勝一 日本の侵略戦争史ヘの新提唱
江口圭一氏によれば、日清戦争と満州事変の間に日本が派兵しなかった年は1926年と1930年の2年だ、しかも中国には日本軍がずっと駐留している。だからこれは日清戦争から敗戦までの「50年戦争」と呼ぶべきではないか、と提唱した(82号「編集部から」など)。
 ところが丸山氏は、台湾出兵以来の「70年戦争」ではないか、と提唱。本書はその検証過程を示し、最後に「70年戦争」を「恥の戦争」として日本人が歴史認識すること、その上でこそアジアでの共生が可能となることを示唆している。
 私は「太平洋戦争」を、アジア諸国に対する侵略拡大とと同時に、欧米侵略者と日本侵略者との激突・ケンカという側面もあることを指摘してきた(114号)。
(丸山氏)日本は実質的に西欧植民地支配体系を継承したに過ぎなかったようである。
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P10新社会党は「受け皿」になるか