週刊金曜日1482 号 2024.7.26目次、寅に翼特集

2025年9月12日

*私の注目記事
P8長生炭鉱1942.2落盤犠牲者183人中136人が朝鮮人、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会は自ら坑口を開ける宣言 安田浩一
P44温泉28山陰鳥取三朝温泉三徳川の露天混浴無料
P66金曜日から,毎日新聞が富山県内配送を9月末で休止、東京新聞が東京23区以外での夕刊を8月末で終わる。一次情報のメディアが衰退すると民主社会の基盤が揺らぐ。
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 騙しで強制不妊手術 最高裁「違憲」判決に思う 雨宮処凛
■金曜アンテナ
・水俣病患者・被害者のマイク切断で大臣が謝罪、再懇談 拭えない環境省の不誠実さ 斎藤靖史
・沖縄、米兵性暴力事件初公判、被告人の無罪主張に驚き 隠蔽される犯罪に怒り広まる 小川たまか
・戦時中の事故で犠牲になった朝鮮人労働者らが今も海底に 「長生炭鉱」遺骨発掘、返還を 安田浩一
■8月の原発裁判
■さらん日記
■凱風快晴ときどき曇り 「共感」ベース社会の落とし穴 内田樹
■2024米大統領選 銃弾が変えた世界 
・バイデン撤退ハリス後継でトランプ優勢変わらぬが…… 本田雅和
・暴力や陰謀論の台頭 民主主義を守れるか 三牧聖子
■【特集】「虎に翼」
・憲法学者・木村草太さんが解説 「虎に翼」が示す憲法の魅力とは 聞き手・まとめ/佐藤和雄
・主人公寅子のモデル 三淵嘉子の学んだ明治大学専門部女子部の果たした功績 吉田恵子
・ジェンダー視点に乏しい法曹界 検察官任官「女性枠」に抗った私たち 土井香苗
・「男らしさ」にとらわれる苦しみと解放の描写に注目 男社会に生きる男性たちの意識・無意識 端野真
・「女子は楽?」「はて?」 現役明治大学生が語る 100年前と比べて 今は平等な社会になったのか 上田胡桃、山口瑛莉子
■政治時評 望月衣塑子
■【提携連載企画】誰が私を拡散したのか28 3アプリで違法画像はびこる それでも続けた金儲け Tansa・辻麻梨子
■新龍中国 書店で感じ取る台湾人の「脱中国」 野嶋剛
■欧州の研究でわかった、淡水魚・特にウナギのPFAS汚染 植田武智
■岸田政権とは何だったのか 原発大回帰
・エネルギー基本計画見直し 気候危機対策は原発でなく再エネを 吉田明子
・原発を永続化させるため基本法を変貌 安全よりも原子力産業の利益優先 大島堅一
■「働く」からいまを見つめる 能登半島地震と都知事選 二つを貫く「公」衰退 竹信三恵子
■青木理の温泉という悦楽 山陰・鳥取の愉快な湯
■弁護士任官「どどいつ裁判長」の訴え(中) 裁判官が国を訴える異例の裁判 リベラル派弾圧への「倍返し」だ! 佐藤和雄
■経済私考 鷲尾香一
■きんようカレンダー 6月 ニュースチェック
■櫂未知子の金曜俳句
■肯わぬ者からの手紙 空疎な慰藉と明るい隷従 言葉と道理の腐蝕の底で 山口泉
■きんようぶんか 本・映画・音楽・美術・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、写真展、論考
■松崎菊也 あの人の独り言(イラストレーション/石倉ちょっき)
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、『週刊金曜日』からのお知らせ
■猫様

<> 2024.7.26

2024/07/26 金曜日 07:03
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】新刊本のご案内

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【1】注目の記事

■2024米大統領選 銃弾が変えた世界

●バイデン撤退ハリス後継トランプ優勢変わらぬが……
本田雅和

11月の米大統領選に向けて演説中のドナルド・トランプ前大統領(78歳)が狙撃されて一命をとりとめた7月13日の事件は、世界に“衝撃”を与え続けている。2日後から始まった共和党大会で彼は「国を救う英雄」と礼賛され、党の正式の大統領候補となった。「もしトラ」が「ほぼトラ」「確トラ」に加速する中、民主党のジョー・バイデン大統領(81歳)は21日撤退を表明し、カマラ・ハリス副大統領(59歳)を後任候補に指名した。

●暴力や陰謀論の台頭民主主義を守れるか
三牧聖子

米政治外交を研究する筆者は、今度の事件をどう見るか──。

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■虎に翼

「とらつば」の愛称で親しまれているNHKの連続テレビ小説「虎に翼」。主人公の猪爪(のちに佐田)寅子はジェンダー不平等の既存概念に対して「はて?」と疑問を呈し、日本国憲法の人権に関する条項をかみしめる。このドラマの魅力の一つは、一人の女性の一代記として過去をたどるだけの話ではなく、現代に続く社会の問題が示唆されていることだろう。現代を生きる私たちはこのドラマから何をくみ取り、今後につなげていくのか。「虎に翼」をテーマに、さまざまな立場からの考察をしてみたい。

●憲法学者・木村草太さんが解説
「虎に翼」が示す 憲法の魅力とは
聞き手・まとめ 佐藤和雄

「虎に翼」が放映された翌日の4月2日から、その感想をX(旧ツイッター)で細かく伝えている憲法学者がいる。木村草太さんだ。ドラマではどう憲法が描かれているのかを中心に語ってもらった。

●主人公寅子のモデル・三淵嘉子の学んだ明治大学専門部女子部の果たした功績
吉田恵子

ドラマの「明律大学」は明治大学がモデルだ。女性には結婚するまでの「良妻賢母」教育が一般的だった時代に、男性と同じ社会科学を教えるための女子部を開校。女性の法律家を輩出し、その後の法曹界、ひいては社会に貢献した。戦後、短期大学となり現在は閉学したが、この女子部から続く学校の果たした役割・功績は大きい。

●ジェンダー視点に乏しい法曹界
検察官任官「女性枠」に抗った私たち
土井香苗

戦前、女性の法曹の道は弁護士だけだったが、戦後は任官の壁が制度上撤廃され、裁判官や検察官への道も開ける。しかし女性の任官を制限する見えない壁が存在した。司法改革が議論されていた2000年当時、検察官の任官制限の慣例に立ち向かった司法修習生の活動とは。

●「男らしさ」にとらわれる苦しみと解放の描写に注目
男社会に生きる男性たちの意識・無意識
端野真

「虎に翼」はジェンダー不平等を正面から取り上げてはいるが「男女対立」構図ではない。「男らしさ」の規範に無意識のうちに縛られて苦しみを内包する男性の姿も描く。さまざまな男性の登場人物により何を表現しているのかを男性ジェンダー規範の観点から考察する。

●女子は楽? はて? 現役明治大学生が語る
100年前と比べ今は平等な社会になったのか
上田胡桃 山口瑛莉子

主人公寅子が通った「明律大学」のモデルは明治大学。同大学の現役学生はこのドラマを観て何を思うのだろうか。社会問題をジェンダーの視点で考えるゼミに所属する学生に聞いた。

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【2】編集長コラム

ハリスと寅子

 右耳から血を流しながらこぶしを挙げるトランプ前米大統領。背後には星条旗がはためく。この写真を、『ニューズウィーク』(日本版)も『TIME』も表紙に使用した。トランプ氏の暗殺未遂事件が起きてほどなく開かれた共和党大会で、氏は正式に同党の大統領候補に選ばれた。

 一方の民主党は、バイデン大統領が大統領選からの撤退を表明、ハリス副大統領を大統領候補として支持した。来月19日からの党大会で正式に決まるかはまだ未知数だが、ヒラリー氏も破れなかった最も高い「ガラスの天井」を破り、初の女性大統領が誕生するのか。それともトランプ氏が返り咲くのか。本誌では、トランプ氏の暗殺未遂事件が米国、そして世界に及ぼす“衝撃”と影響について、緊急で企画を組んだ。

 そして、特集はいま話題のドラマ「虎に翼」。トラはトラでも、トランプならぬ「寅子」が主人公だ。寅子のモデルである三淵嘉子さんは日本初の女性裁判所長だ。本誌ならではの特集をぜひ楽しんで読んでほしい。(文聖姫)

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【3】次号予告

★2024年8月2日(第1483)号

【特集】
●崔善愛 責任編集ページ 遺骨は歴史を語る
●「なぜ私たちは日本に住んでいるのか」筑豊の寺を回った父・崔昌華牧師
●長崎県壱岐 79年前の引き揚げ船遭難犠牲者|佐々木亮
●「死者が追悼されずに埋まっている」笹の墓標展示館の再建を|殿平善彦 
●強制の歴史的責任とる言葉なく返還する意思欠けた日本政府|竹内康人

【経済私考特別版】
●トヨタ不正認証問題を検証する

【連載 岸田政権とは何だったのか】5 農業総崩れ
●「汗水垂らして田畑を耕すのはカネのためではない」 山形県白鷹町の農民たちの訴え|新野祐子

【都知事選報道】
●「なぜ学歴詐称問題より『勝負服』を優先したのですか」 テレビ朝日の報道姿勢に疑問|田幸和歌子

【ルポ】
●大阪 「久保提言」への「反論」に介入していた元特別顧問|永尾俊彦

【新・買ってはいけない】
●「大根おろし」はやっぱり自分でおろすのが一番|沢木みずほ

【くらし 介護】
●介護保険料はどう決まる? 地域によって金額が違うのはどうして? |内藤眞弓

【好評連載】
●半田滋の新・安全保障論
●これからどうする?|田中優子

【きんようパズル】
● 数独 5名様に図書カードをプレゼント!

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【4】新刊本のご案内 

★増補版 ひとめでわかるのんではいけない薬大事典。

浜六郎 著  2750円(税込) 四六判並製・448頁

その薬は本当に必要ですか?

医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析して解説する。
ベストセラー『新版のんではいけない薬』の後継本で2017年発行の『ひとめでわかるのんではいけない薬大事典』を増ページ、大幅改訂して新版化。
(2024年5月刊)

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