週刊金曜日 月刊メルマガ第3号

2025年9月29日

佐高さんの神田神保町の文章で、東京勤めの頃、神保町へよく行ってたのを思い出しました。
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             ウソ発見誌『週刊金曜日』通信
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◆第3号(2006年6月発行)

梅雨空が続く中、W杯狂想曲も日本代表チームの敗退で急速にしぼんでいるようです。
一方、政界はすでに秋の総裁選をめぐる思惑で一杯。しかし、その一方で、継続審議と
なった共謀罪、教育基本法「改定」、国民投票法案などはこれからが本番です。8月15日を前に、靖国参拝問題もまた浮上しています。
『週刊金曜日』は、見過ごされている問題、見過ごして欲しくない問題を届けます。

※メールマガジンの送信を停止されたい方は、gyomubu@kinyobi.co.jpまでご連絡くだ
さい。
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(1)最新の注目キャンペーン記事
★「小さな政府 大きな格差」
ここ数年、「小さな政府」が声高に喧伝され、「民間でやれることは民間に」を合言葉に、公務員バッシングが盛んです。しかし、民間に委託した結果の問題点は、安全が犠牲にされ事故が続く国鉄民営化を筆頭に数限りありません。郵政民営化の議論にも多く
のウソがあります。「小さな政府 大きな格差」(月1回程度掲載)は、「小さな政府」政策のの問題点と、その蔭で切り捨てられるものを追いかけます。そもそも公とは何なのかを問い返しながら、そうしたキャンペーンを一年にわたって掲載しています。

●最近の掲載記事
母子の棄民化が始まる(06/6/30号)/患者・医者いじめの新・医療制度(7月末予定)

★金曜日版現代史「この国のゆくえ」
自衛隊の海外派遣、教育基本法や平和憲法改定の動き、など、戦後60年を支えてきた
ものが、今、大きく崩れようととしています。
しかし、そのような大きな流れは、今に始まったことではなく、振り返れば、あそこが一つ
のターニングングポイントだったと考えられる出来事があります。
金曜日版現代史「この国のゆくえ」(月2回程度掲載)は、そうした視点から戦後史を捉え
て考察します。

●最近の掲載記事
朝鮮戦争(06/6/23号)/下山事件(06/7/14号)/国旗・国家法制定(06/8/11号)
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(2)コラム"神田三崎町便り"(佐高信)

第3回 通勤路

私の個人事務所は神田錦町にある。1階に「バロン」という喫茶店の入っているビルの4階にあるのだが、そこから三崎町の㈱金曜日までは徒歩で約20分。週に何回か、そこを往復する。けっこうな距離だが、健康のためにも歩いて通勤するのである。
事務所を出ると、神田警察署のある通りに出る。錦城学園や正則学園を左に見て、駿河台下の通りにぶつかる。時間によっては、前記の学校の学生たちの走っている姿に出くわす。顔つきはまだ少年ながら、「オス、オス」と出す声は野太い。そこをよぎって、博報堂の前を通り、共立学園を右に見て、日本教育会館の方へ曲がることもある。この女子
学園の看板の字を書いているのは鳩山一郎。実際はその夫人の薫子が経営者だった。
鳩山由紀夫や邦夫の祖母である。
そして靖国通りに出て、㈱金曜日の入っている神田三崎町ビルにたどりつく。時々は掃除のおばちゃんに「しばらくだわね」と声をかけられながら、エレベーターの6階のボタンを押す。たまには外の階段をのぼってもいいかなと思うが、そんなに余裕のある時間の幅では来ていないので、まだ、のぼったことはない。
帰りは、神田すずらん通りの書店に引っかかることが多い。次の予定があって、せかせかした気持ちで、内山書店や書肆アクセス(地方小出版流通センター)、そして東京堂をのぞく。三省堂書店も利用するが、本の棚ぞろえは東京堂がしっくりくる。内山書店は中国書の専門店。創業者の内山完三は魯迅が信頼した数少ない日本人だった。アクセスこと地方小出版流通センターは、けっこう定期的に行く。北は北海道から南は沖縄まで、各地の出版社が出した本がそろっていて、掘り出しものに出会うこともあるのである。
時間にゆとりのある時は、買った本を持って、書泉裏の喫茶店「ミロンガ」に行く。そして、くつろぎの時を持つ。
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