News23 多事争論 2007.3.5「逆もどり?」

2025年9月15日

2007.3.9当ブログ記事より再掲。
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http://www.tbs.co.jp/news23/onair/taji/s070305.htmlより引用。筑紫キャスターの多事争論 2007.3.5

もういい加減にしてほしい、忘れたい、と過去のことについてそれが古傷であればあるほど人は思うわけでありますけれども、しかし、過去のことが現在とは無関係ではないし、その過去に現在どう取り組むかが未来を決めるということがあります。
実は従軍慰安婦の問題がアメリカの下院でずっと取り上げられておりまして、それに関連して安倍総理がこのところ発言したことが波紋を呼んでおります。
つまり、従軍慰安婦については実は河野官房長官、当時の官房長官が1993年に官房長官談話という一種の統一見解を出しております、今の衆院議長でありますが。しかし、安倍さんの今日の国会の答弁、あるいはその前の官邸での言葉を聞いておりますと、官房長官談話を継承すると一方では言っておりますが、内容は相当にそこから違っております。一番のポイントはどこまで軍、日本政府が関係するわけでありますが、それが強制的にこういうことをやったのかという強制性の問題であります。
今日の答弁では、その強制には広いのと狭いのと両方あると。官憲が直接出かけて行って強制連行するという、そういうことはなかったのだから、狭い意味での強制性はないのだと。だたし、業者にそういうことをやらせたことに強制性があるという、まあ日本人が聞いていても分からない説明であります。
これが対外的に日本政府の立場を理解してもらうというのですが、どうやって理解ができるのかどうか。それは私は過去というものは本当にどの国でもいろんな古傷がありますけれども、それに歴史を直視するかどうか、そのことが大事だと思います。官房長官談話にもその言葉がありました。これを継承してほしいものです。(引用終わり)