映画「よみがえる声」を見ました
十三の第七芸術劇場へヤンヨンヒさん激賞の映画「よみがえる声」を見に行きました。朴壽南(パク・スナム今年90歳)・娘の朴麻衣(パク・マイ)さん共同監督の舞台あいさつがあるので初日に行った。100人の参加者で立ち見も出た。2時間超のドキュメンタリーの大作。
以下、映画を見てのメモ。
1)小松川事件(1958年):在日朝鮮人の李珍宇(イ・チヌ)は成績優秀で中学卒業後、日本名で日立など就職試験を受けるが朝鮮人差別のためすべて不合格となった。将来を絶望し事件を起こした。事件後朴壽南とのやりとりで獄中朝鮮語を学ぶ決心をするまでに変わった、往復書簡集「罪と死と愛」。大岡昇平、大江健三郎など文化人を中心に多くの日本人の減刑嘆願運動が起こったが、少年法なども省まれず1審死刑判決、2年で即執行。被害者の母太田さんが朴壽南に頼んでいっしょに李珍宇の母宅を訪問(これも驚いた)。太田さんは「この辺は震災で朝鮮人がたくさん殺され、川が真っ赤に染まった」
2)軍艦島:強制連行された14歳のソさん(当時最年少)はずっと逃げたかった。ひざより下を指さし「これれより低いところで37,8度で労働、飯もまずい、地獄のようなところ。がけから島の韓国に向かい海へ飛び込みたかった。」数人は飛びこみ、溺死の死体検案書が映る。
その他、広島の朝鮮人被爆者や、公に告白される時代の前に元従軍慰安婦のオモニへインタビュー。朴壽南は「私もひとりで子供2人育てました」とサラリ。記憶が戻らない人が多いので映像で撮ることに力点を移した。
元慰安婦のオモニは忘れたと言いいながら、白いチョゴリを取ってきてと言い、着たら背がシャンとして、当時の記憶がよみがえりしゃべりだした。
・映画のパンフが2千円するが、ムック本のように充実している。
・映画後のトークショーで麻衣さんに車イスを押されながら来られた朴壽南は「小さな麻衣が・・・。」
麻衣さん:「大学の先生が学生に映画を見て、レポートを書くよう言ってほしい」。それくらい朝鮮人の証言のドキュメンタリーで充実した作品。ヤンヨンヒが言うように1回見ただけでは咀嚼できないかもしれません。
・8年前に「沈黙」を上映したときは、映画館上映ではなんともなかったのに、茅ケ崎で市民が上映したら右翼がたくさん抗議に来た。今回も身構えたが抗議はなかった。
・8万フィートノ16ミリの映像、カセットテープのデジタル化に、神戸の映画館の安井さんが協力した。編集時に親娘けんかするところもあり笑える。
・大阪、京都、神戸、その他でも今後上映されます、お近くの映画館へリクエスト希望を出そう!
・「よみがえる声」公式サイト
予告編







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