続・「発表モノ」とは何か-裁判官のためのジャーナリズム入門講座その六

2025年9月20日

s-img450.jpg週刊金曜日22号(1994.4.15)貧困なる精神22より引用。
・同じある事件について、A紙が大々的に報じてもB紙は小さく、C紙はボツ(黙殺)という現象が起きるのは当然です。
・とりあげる側の「価値観」が決して発表者と同じとは限らぬ点です。
・対立する二つの発表モノがあったら可能なかぎり双方をとりあげる必要がある。
・「書かれた事実はすべて、ライターの目を通して選択された主観的事実であ(り)」、「客観的報道というものは幻想にすぎない。」
・(略)警察発表を正確に記事にしていても、では他の「より重要な問題」(たとえば自衛隊の海外派遣をなぜ書かないのか、といった、ジャーナリストの選択の問題とか、警察発表に対する逆の側の言い分(たとえば逮捕された泥棒や新左翼運動家など)をなぜ書かないのか、とか。(後略)