週刊金曜日95号 1995.10.20 目次、書評「南京難民区の百日」

2025年9月19日

週刊金曜日95号 1995.10.20 目次
uimg-s447_20221124093007c17.jpg

P44 書評「南京難民区の百日」 虐殺を見た外国人 著者:笠原十九司、岩波書店、 評者:藤原彰
外国人の目撃記録を軸に
南京大虐殺の全容が明らかに
「精神錯乱に苦しむよりは死ぬほうがまだ楽です」
女性宣教師ミニー・ヴォートリンの自殺をプロローグとする本書は、彼女とその仲間の宣教師や医師たち、難民区国際委員会の外国人が、その渦中で目撃した南京大虐殺事件の記録が軸になっている。
南京安全区国際委員会も南京国際赤十字委員会も、実際には同じで・・・、委員長にはドイツ人ラーベが就任。

 南京大虐殺などはなかった、という右翼ジャーナリズムの否定論は、次々に明らかにされる具体的事実の前に、完全に破産したと言える。それに代わって現在声を大きくしているのは、犠牲者の数はそんなに多くはないのだから大虐殺ではないという少数論である。
事実を立証することで南京大虐殺の真実を明らかにした本書は、横行している否定論を粉砕するのに、大いに役立つと言えよう。
uimg-s448_202211240930063a4.jpg