週刊金曜日 1405号 2022.12.16目次 防衛費倍増の”隠された理由”

2025年9月12日

*私の注目記事
P14 安保3文書改定は「安倍政治」の尻拭い 半田滋 米国製兵器の「爆買い」に伴う「兵器ローン」の急増により、防衛費が圧迫。
米軍がサジを投げたガラクタ兵器、偵察無人機グローバルホーク、オスプレイ。海空自から要請のなかった、いずも・かがの空母化。
P62 追悼私の崔洋一 辛淑玉 我が道を突き進んだ「無頼漢」の切なさ 在日は絶えず「戦争になったらお前はどっちにつくのか?」という問いを突きつけられるが、崔の存在はまさにその象徴だった。
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 「世論と手のひら返し」 中島岳志
■金曜アンテナ
・「袴田事件」再審請求、巖さんが裁判官と面談、審理終結 半世紀の闘い、最終ラウンドへ
粟野仁雄
・新潟市水道局の職員パワハラ自死裁判 市に損害賠償命じる判決 牧内昇平
・大阪コリア国際学園放火裁判、被告人に執行猶予判決 「差別」「ヘイト」の文言無し 粟野仁雄
・「被差別部落さらすな」署名運動中に事態急変 ユーチューブ「部落探訪」削除 平野次郎
・「さようなら原発」実行委が推進反対署名14万筆提出 官僚との質疑で疑問ぶつける 薄井崇友
■さらん日記
■ジェンダー情報
■政治時評 佐藤甲一
■安保大転換 防衛費倍増の“隠された理由” 
・3文書改定は「安倍政治」の尻ぬぐい 米国製兵器の「爆買い」が防衛費を圧迫する 半田滋
・島田和久・前防衛事務次官単独インタビュー 「安保大転換」を進める側の論理 
戦争に備えることが、戦争を止めることになる 聞き手/金本裕司
■与那国島・避難訓練ルポ 台湾に最も近い「国境の島」の住民感情 
戦争前夜? あおられる有事と不安を募らせる島民たち 布施祐仁
■「議員ウォッチ47」 何が若者たちを核廃絶活動に駆り立てるのか 
統一地方選に向け、大学生らが全国各地の自治体回る 大和田太郎
■【提携連載企画】 誰が私を拡散したのか04 
オフ会開催、稼ぎ方指南……潜入取材で判明した投稿者の悪行 Tansa 辻麻梨子
■中国 ゼロコロナ政策への不満がついに爆発! 一気に進んだ緩和の裏を読む 興梠一郎
■PFAS規制の最新動向 WHOの新基準案を考える 植田武智
■新・買ってはいけない 原料名表示なしが多い「おせち料理」 渡辺雄二
■「働く」からいまを見つめる 「働き手を食いつぶす軍事費という放蕩息子」 竹信三恵子
■青木理の温泉という悦楽 「庄内の清らかな湯」
■性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし9 トランスジェンダーでレズビアンのGさん 「自分は昔からこのままの自分」 北山公路
■メディアウオッチ 性的なイラスト広告を批判する女性に殺到する誹謗中傷・脅迫 
「表現の自由」主張し異論を潰す 尾辻かな子
■はまぐりのねごと 中山千夏
■なまくらのれん 小室等
■写日記 松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・舞台・TVドキュメンタリー・TV批評・本箱
■経済私考 浜矩子
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、写真展、論考
■追悼 私の「崔洋一」論 わが道を突き進んだ「無頼漢」の切なさ 辛淑玉
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、『週刊金曜日』からのお知らせ

<>  2022.12.16

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】新刊本のご案内

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【1】注目の記事  

■安保大転換 防衛費倍増の“隠された理由”

岸田文雄首相が率いる自民・公明政権は、日本の安全保障政策の大転換を進めようとしている。「存立危機事態」(注)で「反撃能力」を行使するというのは、日本が武力攻撃を受けていない段階で相手国にミサイルを撃ち込むことである。政府がどのように言葉を言いつくろっても、「専守防衛」から大きく逸脱するのは間違いない。
戦争と戦時の悲惨さを経験していない政治家たちは、中国の軍事力増強と度重なる北朝鮮のミサイル発射によって、「どうあっても戦争を回避する」という使命感を忘れてはいないだろうか。防衛(軍事)費の大幅増と安保関連3文書の改定による新しい安全保障政策は、軍事衝突の危険を逆に高め、私たちを「新しい戦前」に引き連れていくのではないか。
私たちは、岸田政権による安全保障政策の大転換に対して、上記のような問題意識をもとに今後、数回にわたって特集をお届けする。今号の第1回では、政府側が決して口にしないような防衛費倍増の“隠された理由”について。

●半田滋の新・安全保障論
3文書改定は「安倍政治」の尻ぬぐい 米国製兵器の「爆買い」が防衛費を圧迫する

安全保障関連3文書の改定作業が進む中、国民が懸念するのが防衛費の増大、ひいては日本の財政悪化だ。はたして国民に負担を強いるに値する支出なのか。だが、実態は、日本が不利な条件で米国製兵器を買わされ、ツケを負わされることにほかならない。それは、7月に銃撃され死亡した安倍晋三元首相の負の遺産でもある。

●島田和久・前防衛事務次官単独インタビュー
「安保大転換」を進める側の論理 戦争に備えることが、戦争を止めることになる
聞き手・まとめ 金本裕司

岸田政権がまとめる安保関連3文書改定と防衛費増額は、戦後の防衛政策を大きく転換させる。その路線を敷いたのは故安倍晋三元首相だ。元首相の秘書官を約6年半務め、防衛政策の転換に伴走した島田和久・前防衛事務次官は、政策転換の理由に、東アジアの安全保障環境の変化を強調する。今回の決定が、日本の安全を脅かすことはないのか、戦後日本が守ってきた「専守防衛」から逸脱しているのではないのか。島田氏に聞いた。

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【2】編集長コラム

安保政策の転換

 本誌が読者に届く頃には、日本の安全保障政策が大きく転換しているかもしれない。年内に改定される安全保障関連3文書のことだ。政府は今日(16日)の閣議決定を目指していると『朝日新聞』が12月10日に報じている。一番の注目点は、「敵基地攻撃能力(反撃能力)」の保有を明記することだ。また、2027年度に安全保障関連経費の予算水準がGDP(国内総生産)の2%に達することを目指すとされる。中国、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、ロシアといった周辺国の認識も明記される。

 今号では「安保大転換」と題し、安全保障関連3文書改定問題について特集した。本誌連載の「半田滋の新・安全保障論」でもおなじみの防衛ジャーナリスト、半田滋氏に文書改定の隠された理由について寄稿してもらった。そして、安倍晋三元首相の秘書官として防衛政策の転換に伴走した島田和久・前防衛事務次官にも登場していただいた。「安保大転換」を進める側の論理について、率直な話を聞くことができた。(文聖姫)

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【3】次号予告:2022年12月23日・1月6日号(第1406号)

【特集】映画『PLAN 75』で考える超高齢社会
●倍賞千恵子、小六禮次郎インタビュ─
「流されないで生きる わたしの芝居、そして歌」|聞き手 文聖姫

●主人公・ミチの姿に自分を重ねて観てほしい 早川千絵監督インタビュー

●現代版「姥捨て山」はもう起きている|平舘英明

【「杉田水脈」を問う】
●差別発言で改めて問われる姿勢 岸田政権、「火種」抱えて年越し|金本裕司

【混迷する馬毛島「軍事基地化」問題】
●「容認」に転じた(?)市長へのリコール運動の行方|土岐直彦

【新龍中国】
●台北発台湾統一地方選挙観戦メモ|本田善彦

【現代美術展「ドクメンタ15」を振り返って】
●対抗的活動や問題提起で意欲的展示|田浪亜央江

【安藤昌益生誕320年に際して】
●「いのちの思想家」の「当たり前の日常」を思う|石渡博明

●急逝から1年 外岡秀俊が追い求めていたこと|澤田展人

【好評連載】
●これからどうする? 障害者も共に生きる社会|田中優子

●“日の丸ヤミ金”奨学金|三宅勝久

【きんようパズル】
●数独 5名様に図書カード(2000円)をプレゼント!!!

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【4】新刊本のご案内  

★黒沼ユリ子の「おんじゅく日記」 ヴァイオリンの家から

黒沼ユリ子著 1000円+税 A5判並製・124頁

世界的ヴァイオリニストからの平和へのメッセージ
高校在学中にチェコのプラハ音楽芸術アカデミーへ留学。以後世界40数か国で独奏者として活動するかたわら、「音楽と平和は、普遍的な人類共通の言葉と願い」をモットーにメキシコ市に幼児から青少年を対象にした弦楽器のための音楽アカデミーを開設。演奏家であり、教育者でもある著者の歩みを振り返る。(2022年11月刊)

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