週刊金曜日1408号 2023.1.20 目次,ウクライナ ドネツク州ルポ,矢崎泰久さん死去

2025年9月12日

*私の注目記事
P8 馬毛島基地化問題 直ちに着工、米国へ手土産
リコールの署名収集スタッフ不足。「反対する市民・団体連絡会」が共闘を見送ったことが響いた。(土岐直彦)
P24ウクライナ ドネツク州ルポ 尾崎孝史 水・電気・ガスなしで10カ月地下で暮らす人々
P27ウクライナ左派や労働運動は今?久下格 https://note.com/aoisora_org
P28環境省がフクシマ汚染度の首都圏埋設を画策「私たちはモルモットか」 藤原寿和 本田雅和 新宿御苑、つくば市の国立環境研究所、所沢市の環境調査研究所
P48 ミサイル配備舞台に困惑する与那国住民 望月衣塑子 11月の日米統合演習で約40人のコメ海兵隊が初めて島に入った。
P51 写日記松元ヒロ 「矢崎さんとのツーショット」
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 「めまい」 崔善愛
■金曜アンテナ
・女性支援団体「Colabo」に対するネット上の批判・中傷 監査結果めぐりさらに激化 小川たまか
・沖縄・高江への警視庁機動隊派遣の違法性問う住民訴訟 東京では最高裁が上告棄却 川名真理
・馬毛島基地化問題、西之表市長のリコール不成立に 直ちに着工、米国へ「手土産」 土岐直彦
・防衛省が馬毛島自衛隊基地建設の本体工事に着手 首相官邸前で抗議行動 岩本太郎
・ドキュメンタリー『地球交響曲』龍村仁監督死去 独特の手法、後進への遺産に 戸田桂太
■さらん日記
■ジェンダー情報
■凱風快晴ときどき曇り 「『最悪の事態』の想定」 内田樹
■【特集】 死刑のある国で私たちは何を失っているのか
・平野啓一郎インタビュー「なぜ人を殺してはいけないのか」と向き合って
聞き手・構成/佐藤和雄
・『死刑について』と参院法務委員会での質疑 佐藤和雄
・『死刑について』を刊行しようとした理由 岩波書店新書編集部・田中宏幸
■メディアウオッチ 若年女性の支援団体「Colabo」に対する「公金不正利用」というデマがネットで拡散 本質はヘイトと喝破する報道を 太田啓子
■ウクライナはいま 
・厳冬の孤立した村年越し現地ルポ 水・電気・ガスなしで10カ月 
3キロ先にロシア軍占領地 取り残され地下で暮らす人々 写真・文/尾崎孝史
・ウクライナ左派や労働運動は今? 
侵略者と新自由主義政権との二重の闘いに挑む苦難! 翻訳・まとめ/久下格
■原発大回帰 「私たちはモルモットか!」 
環境省がフクシマ汚染土の首都圏埋設を画策 藤原寿和、本田雅和
■反戦反差別の彫刻家金城実さんが「水平社宣言」を琉球語に翻訳 
すべての被差別マイノリティの解放へ向けて発信 平野次郎
■イスラエル史上もっとも右寄りの政権誕生 
オスロ合意から30年 遠のくパレスチナの独立 小田切拓
■今年も食品を中心に物価高騰は続く 防衛費増額などしている時ではない 垣田達哉
■新・買ってはいけない 寒い季節にうれしい「ホット飲料」も体にはうれしくない 渡辺雄二
■性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし10 
XジェンダーでアセクシュアルのHさん カテゴリーがわかって安心できた 北山公路
■青木理の温泉という悦楽 「大都市の上質湯」
■【提携連載企画】誰が私を拡散したのか06 
子どもの性的動画をアプリの奥深くで売買 Tansa・辻麻梨子
■政治時評 望月衣塑子
■はまぐりのねごと 中山千夏
■なまくらのれん 小室等
■写日記 松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー・TV批評・本箱
■経済私考 佐々木実
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、写真展、論考
■橋本勝の風刺画報
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、『週刊金曜日』からのお知らせ
■猫様 想田和弘

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】新刊本のご案内
 【5】イベントのご案内
 【6】お知らせ

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【1】注目の記事  

■死刑のある国で私たちは何を失っているのか

死刑制度に関する国連事務総長の報告書によれば、2020年5月時点で死刑制度を存置している国家は日本のほか、中国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、インド、イラン、米国など計30カ国。一方、死刑制度を廃止したか、「事実上の廃止国」とみられている国・地域は、168に上る。
先進38カ国で構成するOECD(経済協力開発機構)加盟国では、死刑制度を存置しているのは日本と米国だけ。韓国も20年以上執行しておらず、「事実上の死刑廃止国」に位置づけられている。
死刑制度を存続させることによって、私たちや私たちの社会は、何かを失っていないだろうか。たとえば、日本とオーストラリアの両首相が昨年1月に署名した「日豪円滑化協定」。日本に滞在する豪州軍人が容疑者となった場合、在日米軍とは異なり、起訴前でも身柄は日本側に引き渡される。
だが、例外がある。豪州側が日本側に引き渡して死刑になる「十分な可能性がある」と思え
ば、身柄引き渡しの義務を負わないのだ。専門家は、日本の死刑制度が「主権の放棄」を招いたと指摘している。
そうした目に見えやすい「失われたもの」だけではなく、死刑制度の存置は、社会における自己責任論の強まりなどと、どこか関係していないだろうか。死刑執行によって問題を起こしたとされる当事者が不在となることで、その問題自体が忘れられ、解決への努力が置き去りにされていかないだろうか。
死刑制度とその運用に、新しい角度から、異なった光を当てることで、死刑の存廃をめぐる論議を深め、前進させたい。今号をキックオフとして、今後数回にわたって報告する(編集部・佐藤和雄)

●平野 啓一郎インタビュー
「なぜ人を殺してはいけないのか」と向き合って

現代日本を代表する小説家の一人、平野啓一郎さんは昨年6月、死刑制度についての自身の考えをまとめた『死刑について』(岩波書店)を刊行した。自分がなぜ死刑存置派から死刑廃止派に変わったのか。死刑を廃止すべき理由とは何か。さらに、日本で死刑制度が維持されている背景についても深い考察を示している。とりわけ目をひくのは本の帯に記された「死刑を存置することで、社会は何を失うのか。」という問題提起。現代の問題群に正面から向き合ってきた作家は、新しい視点を提示し、死刑存廃をめぐる議論を前進させようとしている。

◆『死刑について』と参院法務委員会での質疑
佐藤和雄

◆『死刑について』を刊行しようとした理由
田中宏幸 (岩波書店新書編集部)

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【2】編集長コラム

ジャーナリズムの未来

 1月7日、東京・渋谷で開催されたシンポジウムに登壇者として出席した。東京造形大学名誉教授の前田朗さんの編著書『ジャーナリストたち 闘う言論の再生を目指して』(三一書房)の出版記念会を兼ねたものだ。本は9人のジャーナリストに前田さんがインタビューし、『マスコミ市民』に掲載した内容を一冊にまとめたもの。5人が登壇し、ジャーナリズムの現在と未来について語り合った。

 いま、日本におけるジャーナリズムの状況は決して明るいものではない。政権に忖度して、ニュースなどでも、本当に伝えられるべきものが伝わっているのか、と思う時もしばしばだ。報道が偏向していると感じることも少なくない。そういう状況で、「メディアが横断的な仕事をすべきだ」という意見に共感した。小さなメディアが互いに励まし合いながら、権力監視を続けていく必要があるというわけだ。小さなメディアだって、力を合わせれば大きな力になる。今年は志を同じくするメディアとの横のつながりも大切にしたい。(文聖姫)

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【3】次号予告:2022年1月27日号(第1409号)

【特集 PFAS】
●「地球の限界」を超えたPFAS汚染 スウェーデンの研究から/米軍基地によってPFASに汚染された沖縄の声|植田武智

【原発事故】
●東京高裁、東電旧経営陣に無罪判決|明石昇二郎

【原発大回帰】
●仏環境大臣元補佐官 ラポンシュ氏に聞く(上)|コリン・コバヤシ

【好評連載】
●金曜ジャーナリズム塾
●これからどうする?|田中優子
●「働く」からいまを見つめる|竹信三恵子
●“日の丸ヤミ金”奨学金|三宅 勝久

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【4】新刊本のご案内  

★黒沼ユリ子の「おんじゅく日記」 ヴァイオリンの家から

黒沼ユリ子著 1000円+税 A5判並製・124頁

世界的ヴァイオリニストからの平和へのメッセージ
高校在学中にチェコのプラハ音楽芸術アカデミーへ留学。以後世界40数か国で独奏者として活動するかたわら、「音楽と平和は、普遍的な人類共通の言葉と願い」をモットーにメキシコ市に幼児から青少年を対象にした弦楽器のための音楽アカデミーを開設。演奏家であり、教育者でもある著者の歩みを振り返る。(2022年11月刊)

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【5】イベントのご案内

★フォトジャーナリスト 柴田大輔が語るコロンビアの現在
日 時: 1月21日(土)14時?17時(13時半開場)
場 所: カフェ土瑠茶(京浜東北線「浦和駅」または埼京線「中浦和駅」15分)
参加費:1000円
問合せ: 048-834-1232(市民じゃ?なる)
共 催: 週刊金曜日読者の会・浦和/中南米マガジン

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【6】お知らせ

『きんようメルマガ』(有料)は「まぐまぐ大賞2022」で部門賞「ジャーナリズム」7位を受賞しました!
https://mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=83 #まぐまぐ大賞2022
これを機会にぜひご購読ください!

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