週刊金曜日156号 1997.1.31目次、「自由主義史観」唱える妖怪たち
2023.8.29記 週刊金曜日156号 1997.1.31目次

P4 風速計 独善主義史観 佐高信
「自由主義史観」という名の”独善主義史観”を振りまわす藤岡信勝が、「司馬史観」と自由主義史観は同じ立場にあると主張している。
P9 自民党単独政権下で蠢動する「自由主義史観」唱える妖怪たち
歴史の歪曲「慰安婦」攻撃を許さない 鈴木裕子
中学教科書から従軍慰安婦、三光作戦などの記述削除を求める。
奥野誠亮、板垣正、「日本を守る国民会議」黛敏郎
日本によって侵略・支配された側の人々の苦しみや痛みへの視点はまったく欠落している。
戦争犯罪を封印した歴史讃歌ー「明るい日本史」のいくつく先は暗い未来にほかならない。
・「慰安婦」問題はセカンド・レイプ
・非実証的で予断と偏見に満ちた藤岡信勝氏
・笑止千万な「慰安婦=文部省食堂」論
・「強制連行」の有無だけが問われているのではない
・被害者の出現に畏怖する藤岡氏ら
P12中国から「大東亜戦争史観」に反論する 歩平
・「侵略にも道理」の理屈
・覇権の争奪戦
・中国・朝鮮の民衆の声を聞け
・歴史の事実を抹殺するな
P15真実こそが未来への確信 堀尾輝久
・教科書問題を貫く右からの逆流
編集部:近く出される予定の家永教科書第三次訴訟の最高裁判決をにらんだ動きでもあるでしょうね。南京大虐殺を認めた二審判決は大きな意味をもっているのだから。
・藤岡氏変遷の支離滅裂
・金学順がなぜいままで言わなかったか「日本人が怖かったから。日本人が人を殺すのをよく見てきたし、私一人を殺すのは簡単だと思ったから」、映画「渡り川」より。
・「自由主義史観」が冒涜する自由主義
リベラリズムとは全く違う、国益中心の国家主義
・立証抜きのディベートの危険
ディベートとはどちらに真理があるかではなくて、その限りでの論理的な整合性で勝ち負けを決めるゲーム。ディベートには立証過程がないから、裁判で立証過程抜きで結論を決めているみたいなもの。
・慰安婦の一斉記述は「談合」か
皇国史観向けの歴史の教育をやるんですね。
・真実がもたらす未来への確信
平和教育の4つの観点
1.戦争の惨禍、2.加害責任、3.日本の戦前戦後の反戦思想の伝統、4.過去を教えることはなんのためか、未来への価値選択
P20嘘を100回言ってホントにしようとする「新しい歴史教科書をつくる会」に抗議する
加納美紀代、川田文子、北村小夜、金富子、竹見智恵子、朴慶南、
福島瑞穂「みんな移動する際に船や列車のことを証言。当時は軍の協力がなければ、これらの乗り物を利用することはできなかった。慰安婦問題に軍隊が組織的に関与していたことは、これらの証言で明らかです」
P50朝日と文春のための10 第3部「ガス室はなかった」と唱える日本人に捧げるレクイエム2
ガス室存在の明白な資料を無視する木村愛二 金子マーティン
・原資料無視とふたつの尺度
一方で元被害者の証言を徹底的に疑問視し、他方で元加害者の証言なら疑うもせずに「鵜呑み」するところに、木村の「客観性」のなさが示されている。些細な誤りを探し出し、被害者証言を全面否定しようとするのは、歴史改竄主義者の常套手段のようである。
P49・研究資料改竄と一次資料無視
アウシュヴィッツへ連行された逮捕者に、登録された被拘禁者と、未登録の被連行者があり、各地から列車で連行されてきた逮捕者が収容所内の駅ホームで選別され、一部の者は登録されることなく直ちに「ガス室送り」になったことを木村はご存じないようである。
労働者として「無価値」な存在と断定された病者。傷者はフェノール注射などで虐殺された。
P53「全員をガス室へ追い込んでドアが閉じられてから、ガスマスクをつけたSS隊員がチクロン缶の中身を壁にある開口部から投げ入れた」
アウシュヴィッツ収容所関連や戦犯裁判関連の基礎資料を読まずして真っ向から否定しようとするデマゴーグたちと「論争」しても、まったく意味をなさないと筆者は考える。
歴史修正主義 加害の歴史



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