日本の「被害」と加害
週刊金曜日666号(2007.8.10)貧困なる精神334より引用。
・こんどの8月15日も、日本の主要な新聞や放送のほとんどは、毎年と同じように「終戦記念」の日とし、「敗戦記念日」とは表現しないだろう。
・しかし、中国や朝鮮をはじめ日本に侵略されたアジア諸国の大部分からすれば、この日は「解放」に類する記念日だった。ただこのことは、同じ敗戦国ドイツの場合と異なり、平均的日本人の認識まで深まってはいない。これにはさまざまな要因があるものの、そのひとつに戦後の日本に対する“外圧”の低さがある。
・しかし毛沢東・周恩来の中国は、日本人戦犯を釈放・帰国させたり賠償放棄する等のさすが大国ぶりを示してもいた。(これには後の中国で「毛・周の大失敗」とする議論が今もつづく。)
・1941年の真珠湾攻撃以前は、日本の侵略だった。しかしそれ以降は、アジアを植民地化していた英米仏蘭とのケンカだ。(略)本質は侵略者同士のケンカになった。1945年8月15日は、侵略もケンカも同時の敗戦となったので、この両者が峻別されなくなった。・・・
・「今日では、敗戦国と戦勝国を問わず、戦争中の自国の非人道的行為の事実を率直に認め、反省・謝罪・補償することが、国家間・民族間・種族間の相互不信と憎悪を解消し、和解を達成する上で必要不可欠・・
*大東亜戦争と五〇年戦争 本多勝一集24
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引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。


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