週刊金曜日2011.10.14号-報道されない福島の真実

2025年9月29日

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
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 【1】注目の記事
報道されない福島の真実 「死の街」チェルノブイリからの警告

除染作業と並行して、避難区域の指定解除が進められる。東京電力福島第一
原発事故は、収束する前に、中央が発信する「安全」情報のなかで、後景に
追いやられていく。
放射性セシウムの脅威はどうなったのか。住民は自らの街を取り戻せるのか。
大事故から二五年経ったチェルノブイリの今が、福島に警告を発する。

■自主避難優先を求める渡利地区住民
 県民を守らない「健康管理調査」
 成澤 宗男

福島市有数の放射能汚染地帯・渡利地区では、子どもの被曝回避が急務だ。
だが行政は親が自主避難できる「特定避難勧奨地点」の指定を拒否。
その一方で、被曝回避と無縁な県の「健康管理調査」が進められている。

■ベラルーシからフクシマへの警告
 放射性セシウム内部被曝の真実
 竹野内 真理
連日のように報じられる放射性セシウム汚染。
しかし、その毒性についてはいっこうに明らかにされていない。
チェルノブイリ原発事故により甚大な被害を受けた
ベラルーシの病理学的研究が、その恐るべき真実を伝える。

■「死の街」と地図にない村
 写真・文 冨田きよむ
原発震災によって避難・移住を余儀なくされた
福島県の酪農家たち。その苦悩をルポしてきた筆者が、
原発事故から二五年後のチェルノブイリを取材。
福島の人びとの「これから」が二重写しになった。

福島原発20キロメートル圏内の惨状 東電や政府の言いなりにならない
 写真・文 渡部 眞福島県浪江町の牧場に毎日通い、国が求める家畜の殺処分に応じず
餌やりを続けている畜産家がいる
。東京電力福島第一原発から
半径二〇キロ圏内の警戒区域内の現状と、いまの思いを聞く。

■「計画的避難区域」福島県飯舘村
 村に住めなくても
 絆はなくしたくない
 樫田 秀樹
東京電力福島第一原発の半径三〇キロメートル以遠に設置された「計画的避難区域」。
ここは本来、居住が認められていない。ところがその一つ、
福島県飯舘村には日中に限ると一〇〇〇人強の住民がいる。
村の再起を願う村長の施策によるものだ。
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 【2】編集長コラム
編集長後記
 福島県内では低線量被曝が続いている。被曝について、科学的には不明な点も
あるが、線量が上がればがんにかかる確率はあがるのだから、このような場所に
いることは避けたほうがよい。政府や東京電力は一〇〇%安全だと証明でき、
除染が終わるまで避難をさせておくべきだ。
 自主避難についてはNGOも支援を続けているが、原発に批判的な報道は
減っている。いよいよ原発必要論などが大手を振り始めた。原子力産業は
ウラン採鉱から運転まで被曝と差別がなければ成り立たない。それを続けるのか。
しかし、情報の川上にいるメディア関係者は机上の議論に戻ってしまっている。
 なぜだろう。大きな問題として多くの論者が福島県の現地に入った体験が
ないからではないか。想像力のたくましい人は情報を追体験することで理解し
共感できるだろう。しかし現地の空気を吸わず、現地の声を聞かない、知識
だけにもとづく言葉はぶれる。放射線は見えるものではないが、報道関係者には
福島の土を踏んでほしいとも思ったりする。 (平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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 【3】今週号目次と次号予告
最新号目次はこちら
 
ホームページ上で一部全文公開しています。 

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 【4】近刊のご案内
★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。

★貧困なる精神24集  「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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