週刊金曜日2012.1.27号ー住民をおそい続ける鄭線量被曝、ルポメキシコ麻薬戦争

2025年9月18日

<>   2012.1.27
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週刊金曜日
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事

■除染は気休めだ
 住民を襲い続ける低線量被曝
住民の健康被害と子どもたちの未来を考えるなら、
まず放射能汚染地帯から避難させることが先決ではないか。
効果が疑問視される除染の現場と避難者たちの現状ルポ、
それに低線量被曝による健康被害の危険性を検証する。

●下がらない放射線量福島市の実態をレポート
 疑問視される除染の効果
 前屋 毅
国や自治体による福島県内での放射性物質汚染の除染作業の効果を、
実は多くの人が信用していない。県内でも先駆けて作業を始めた
福島市の実態をレポートする。

●山形の「りとる福島」から
 自主避難者たちの「厳寒の日々」
 成澤 宗男
子どもを放射能から守りたい一心で、故郷の福島から逃れた母親たち。
だが避難先の生活は過酷で、先が見えない。
そして国や東電は彼女たちを無視し続けているが、新たな希望のきざしも。

●低線量被ばく・ワーキンググループ報告書を批判する
 避難かどうかは住民に選択権を
 植田 武智
原発事故で広がる放射能汚染に対して {年間二〇ミリシーベルトは適切} と結論し、
政府提案の {避難より除染} にお墨付きを与えたワーキンググループ報告書。
そこには基本的に住民目線が欠落している。

●米国一万四〇〇〇人過剰死と「ペトカウ効果」
 過小評価される低線量被曝のリスク
 竹野内 真理
日本政府の被曝への対応を真っ向から否定する知見が
海外から続々と出されている。背景にあるのは、
低線量被曝の影響に関する認識の決定的な違いだ。
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 【2】編集長コラム
  芥川賞とやらが発表され、石原慎太郎都知事をおじいちゃん呼ばわりして痛快な田中慎弥氏が、
日頃、権力者に臆病なメディアの代弁者として機能したために繰り返し報道されていたが、
もう一人の円城塔氏の発言にも共感を抱いた。
 先週土曜日の情報番組内で、カネがなくて本が買えないから自分で書いてしまったと小説を書いた動機を語っていたことだ。
 それで書けるところが才能なのだろうけど。
 翌日曜日には、タレントの千秋が語る番組があり、おもちゃを買わない主義なので、
子どもがバッグから、たまごっちから紙で自作して遊ぶと話しており、(実家が金持ちだし)楽しげだった。
 私は生家を見に奈良まで行くほど工芸家の富本憲吉が好きで、富本が襖の引き手まで陶器で作っていたことが印象に残っている。
 料理や日曜大工に留まらず自分で作れるものは自分でも作る、そんな自由さが好きだし大切だと思うが日本では不足気味か。
 小学校時代、ルービックキューブを、紙でつくった山下くんはいま何をしているのだろう。
(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓ 
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 【3】次号(881号)予告
■特集 
放射能だけじゃない食卓の危機!
あなたも知らないうちに食べている
遺伝子組み換え食品最前線

●環境を襲うGMナタネ
世界の農業を荒廃させるモンサント

●ジャーナリストらが警鐘を鳴らす暴力団排除条例

●好評連載写真ルポ 満腹の情景

最新号目次はこちら↓ ホームページ上で一部全文公開しています。
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 【4】近刊のご案内
★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!

★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。

本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。

★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。

★貧困なる精神24集  「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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