週刊金曜日2012.2.10号 検証杉並3歳女児虐待死

2025年9月18日

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2012.2.10________『週刊金曜日
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■特集 震災と子ども

●検証 杉並3歳女児虐待死
 里親支援制度の闇 ─悲劇は防げるのか─小宮 純一
東京都が養育を委託していた三歳女児が、委託から一年もたたずに
里親の自宅で無残な形で死亡した。事件を検証すると、
税金を使った養育の?丸投げ?とも言える制度の不備が浮かび上
がる。
震災後、里親を希望する人が増えているが、
都や国が示した防止策で悲劇は防げるのか。

●震災遺児1567人
 「ひとりではない」と思えるように 木附 千晶
東日本大震災で親を亡くした子ども(18歳未満)は1567人。その
うち両親ともに失った子は240人にのぼる。ほぼ全員が親族の元で
暮らすというが、どんな支援が必要なのか、厚生労働省が進めて
きた里親制度は活用されているのか。

●漂流する福島の教育現場
 原発に「学校」を奪われて 平舘 英明
福島県の公立学校では、一万四六七四人(昨年一二月現在)が転
校を余儀なくされ、公立の五〇校(今年一月現在)は仮設や他校
を使用して授業を行なっている(福島県教育委員会調べ)。教育
環境の悪化や学校存続も危ぶまれ、復興に暗雲が立ち込めている。
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 【2】編集長コラム
 昔、松本清張原作の『鬼畜』という映画を子どもの頃に観て、
鬼継母(ほとんど死語か)役の岩下志麻に心底震え上がった。
 私の母はむかーし、岩下志麻に似ていると言われたことがよい
思い出らしく、岩下主演の『極道の妻たち』も贔屓にして観ていた。
 だから『鬼畜』を一緒に観に行く羽目になったのかといま思いいたった。
 実際、「鬼畜」だったかといえば、ホラー映画を観るために銀座の映画館に付き合わせたことぐらいが、私への “暴力" ?という、虐待とはほど遠い暢気な親である。
 だが、今や「鬼畜」を超えるような事件が日常的に報道されており、腹立たしい。
 実際、表を歩いている子どもはまだましで、家に閉じこめられっぱなしで放棄されている子どもはどれほどいるのだろう。 幼い子どもは、親や大人を無条件に信じるから文句を言うことすら知らない。
 医者が患者を、弁護士が依頼人を騙さないという職業上の信任関係があるが、親子の日常的な関係はすべてそれ以上のはずだ。「大人」は子どもを裏切ってはいけない。 (平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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 【3】次号(882号)予告
883号のタイトル
次号予定
■特集 暴力団対策を突破口に
 暴走する警察
・おとり捜査に司法取引、米国型捜査手法の導入を目論む警察庁
・OB天下り
・戸籍流出問題

●ユーロ危機 金子勝インタビュー

●カーボンナノチューブの危険性を無視した信州大学

●対談 あさま山荘事件から40年 

最新号目次はこちら↓ 
ホームページ上で一部全文公開しています。
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 【4】近刊のご案内
★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!

★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。

★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。

★貧困なる精神24集
 「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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 【5】イベントのご案内
<討論会>国民投票をどう考える
日時:2月19日(日)13時半
場所:東京・文京区民センター
  (地下鉄春日駅・後楽園駅すぐ)
報告:村岡到/河内謙策
参加費:700円
主催:小選挙区制度廃止をめざす連絡会
問合せ:03-5840-8525
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俺の注目記事
P9 風速計 布団に息が凍結した子ども時代 本多勝一(80才になっても南アルプスを踏破される体力に脱帽)
P20震災と子ども 両親ともに失った240人(岩手93,宮城126,福島21)
p26少数民族カチンの葛藤 冨田きよむ
p39庶民価格のネギトロには油がどっさり入っていますよ
p46安全か自由か原発事故とその思想的効果 廣瀬純の生の最小回路
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仙台空港に行き、雑誌スペースに週金を複数の場所で発見、営業担当?地元読者会?に拍手(交通機関構内で見たの初めて)