週刊金曜日2012年7月27日号忘れ去られる原発避難者

2025年9月18日

<>  2012.7.27
_______『週刊金曜日
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■忘れ去られる原発避難者
福島第一原発の事故で一六万人もの人々が故郷を追われた。
だが、事故から一年以上が経過し、
世間の福島への関心が薄れつつあるなか、
いまだ避難を余儀なくされている人々は忘れられ、
その声はかき消されてはいないだろうか。
県内・県外に散り散りになった避難者たちの
多様で複雑な状況に、私たちは目を向けるべきであろう。
●「浜通り」に戻る人々
 原発を挟んで広がる「南北格差」 開沼 博
●国・東電は実態を踏まえた対応を
 「帰りたい」と「帰れない」の間 山下 祐介
福島原発事故の被災者対策といえば、賠償や除染の話題ばかりが先行する。
しかし、事故で広域避難を余儀なくされた人びとの境遇は複雑だ。
きめ細かい対策に向け、まずは避難者の実態を知ってほしい。
●富岡町から避難して
 町民が口にした脱原発運動への違和感 山本 薫子
避難者支援を行なってきた社会学研究者らが集まり
「社会学広域避難研究会」が結成された。
数十人に上る町民への聞き取りで見えてきた強制避難者の実相を報告する。
 ◆再生するコミュニティ
 とみおか子ども未来ネットワークの挑戦(編集部)
●「帰還」をめぐる避難者たちの選択
 避難区域の再編で補償の打ち切りも 除本 理史
一方的な「線引き」で処理されようとしている賠償・補償問題。
進みつつある区域の再編が一層暗い影を落とす。
被害者の補償はどうあるべきなのかを問う。
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 【2】編集長コラム
 学校のいじめについて、大人たちの間では議論百出、正解は出やしない。
 ここで大人たちが子どもに示せる背中は大人社会のいじめにどう向き合っているかを見せることが一つある。
 マスコミや警察は正義面して学校にクビを突っ込むが、自らの組織のいじめ・ハラスメント問題にどうケリをつけているのか。
 今セクハラ、パワハラ、モラハラなどは、どの組織でも問題になっているはずだ。
 問題がなくてもセーフティネットを用意する必要はある。
 弊社でも今年に入りパワハラ規定をつくろうと議論を始めた。
 先日は某団体でカウンセリング窓口をしている女性を講師に、社内勉強会をした。
 ポイントはいくつかあるが、やはり被害者に寄り添う外部の窓口をつくることが重要だ。
 その団体では週に何回か相談窓口を設け、「被害者」の希望があれば専門家も入れた人権委員会への申し立てなどで対応しているという。その一方で当該組織の自己解決能力を強めるようにも気をつけているという。
 このような仕組みは学校にも有効だと思う。(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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 【3】次号 8月3日号(906号)予告
●マスコミが沈黙する問題計画
 JR東海の9兆円リア中央新幹線
●電磁波の「人体影響なし」は説得力ゼロ
 そもそもリニア中央新幹線ってなんだ
 南アルプスに巨大な穴を空ける愚
●クレイジーケンバンド横山剣参上!
 勝新太郎への愛を語る
●自壊する民主党
 7・29国会包囲写真ルポ
●インタビュー ミサオ・レッドウルフ 
●こりゃひどい! オリンピック女子選手差別と格差
●大津いじめ問題の深層
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 【4】近刊のご案内
★暴走するバイオテクノロジー
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2542
科学は人類を裏切るのか──
二メートルの人造巨大鮭、死んだペットが蘇るクローン動物、そしてサイボーグ人間……。
これらはSF世界の話しではない。研究者のつくった実験室で生まれた、あるいは生まれようとしているのだ。確かに、人間は「神」の力を手にしつつある。だが、こうした「生命操作」は〈想定外〉の危険、恐怖をはらむ。本書はその驚愕の実態を抉る。
★税金は金持ちから取れ
 富裕税を導入すれば、消費税はいらない
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2530
個人金融資産1400兆円、企業の内部留保は300兆円、「相続税」の事実上の税率は二%以下、実質的に世界一高い日本の消費税、なぜ庶民の税負担率はトヨタ自動車の社長より高いのか?数多くのデータをもとに、この時世でも急増する億万長者をめぐる実態を元大蔵官僚が暴く!
★本当に怖い電磁波の話
 身を守るにはどうする?
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2513
2011年6月、世界保健機関(WHO)が携帯電話から出る電磁波について
「発がん性の可能性あり」という評価結果を下した。IH調理器、スカイツリ
ー、盗難防止ゲート、携帯基地局……電磁波の恐怖はケータイやスマホだけで
はない。
★新版 のんではいけない薬
必要な薬と不要な薬
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2478
のんでからでも遅くない、治療者必読の書!
薬害と闘い続けた医師が医薬業界の間違った常識を打ち破る。
医師でNPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチエック)理事長である著者
がさまざまな薬の危険度と効用を分析・解説する。
★刑事告発 東京電力
 ルポ福島原発事故
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2454
私たちは被曝してから一年が過ぎた──
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記し
たルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を追及。田原総一朗
氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って25年以上の著者にしか書け
ない「真実」。
http://www.kinyobi.co.jp/news/wp-content/uploads/2012/07/120727-003trim.pdf
★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2365
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶ
べきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!
★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2322
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、時代の風潮を変える検察の
“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。
★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2323
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。
★新・買ってはいけない8
原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われ
ています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食
品添加物の見方と避け方」まで指南します。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2177
★貧困なる精神24集
 「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」
帝国主義と、原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本
柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載
したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席
した佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこ
には「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文
字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2178
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 【5】イベントのご案内
いずれも『週刊金曜日』協賛
●今、なぜ、原発再稼働?!
 講師:北村肇(本誌発行人)
 日時:8月4日(土)14時~16時半(開場13時半)
 場所:大阪市中央区 エル・おおさか604号室
   (京阪・地下鉄「天満橋駅」5分)
 参加費:1000円(学生500円)
 問合せ:06-6364-7737
 主催:憲法9条の会・関西
●どうなってんだ、日本は!
 政府・東電に騙されないゾ
 節電・エネルギー・放射能
 講師:伴英幸(原子力資料情報室共同代表)
 日時:8月11日(土)18時~20時(開場17時半)
 場所:神奈川県・県民サポートセンター304号室
  (横浜駅北口5分)
 参加費:500円(先着60名)
 問合せ:090-5751-0222
 主催:週刊金曜日を応援する会・神奈川

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