週刊金曜日2012.4.27・5.4号3.11後の護憲論
<> 2012.4.27
_____『週刊金曜日』
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】今週号目次と次号予告
【4】近刊のご案内
【5】イベントのご案内
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【1】注目の記事
■憲法特集
自由民権運動から脱原発社会へ
草の根民主主義を見つめる
東日本大震災は、原発を象徴とする近代の病を剥き出しにした。
私たちは今、政治家へ「おまかせ」するのではなく、
自ら考え、参加していくための決意が問われている。
かつて明治維新という破壊は、自由民権運動をもたらし、
民が主となる憲法案が、自由闊達に議論された。
そうした人々の精神と希望への行動を手がかりに、復興の芽を見つける。
●民衆が描いた社会像
在野の民衆憲法こそ、憲法の源流 新井 勝紘
どういう国をつくるのか──自由民権運動を担った有志たちは
議論を重ねた。起草された{民衆憲法}と、作り手の群像を追い続ける
新井勝紘専修大学教授が、現代への視点を打ち立てる。
◆植木枝盛から吉野作造、そして鈴木安蔵へ
日本国憲法の歴史的な系譜を解き明かす
ドキュメンタリー映画『太陽と月と』 福原 進
●民衆憲法
〈五日市憲法〉〈東洋大日本国々憲案〉〈憲法草稿評林〉
民衆憲法の普遍性 新井 勝紘
一八八九年に大日本帝国憲法は発布された。
明治維新からこの間、民間人等によって起草された憲法草案は六十余、
未発見のものを含めれば一〇〇にも達する。
◆解説 「国民の権利」を強調
◆解説 死刑廃止、革命権を明記
◆解説 共和制を射程に
●対談 節を曲げない東北人を語る
反原発、護憲へとつながる自由民権の心 菅原文太×佐高信
今年初め、テレビ番組で東北の民権運動家たちの
足跡を追った宮城県出身で俳優の菅原文太さん。
明治初期、藩閥政治に対して批判が高まり、
国会開設を求めて自由民権運動が全国に広がった。
山形県出身で評論家の佐高信と、自由民権運動の意義を語った。
●自由民権と婦選運動
権利獲得のため闘い続けた女性たち 齋藤笑美子
敗戦後、憲法に男女平等が盛り込まれ、女性の参政権も実現した。
だがこれは突然与えられた天恵ではない。新憲法下で
早々に実現したのは、自由民権運動の時代から長く女性たちが要求し
さまざまな形で闘ってきた歴史があったからこそである。
●1みどりの未来
「みどりの政治」は実現するか?
市民主導のビジョンと政党をつくるとき すぐろ 奈緒憲法第二五条の「生存権」や、憲法第一三条の「幸福追求権」として
私たちには、環境利益を享受する権利が認められている。
放射能で地球を汚染する原発はその対極にある。脱原発社会に向け、
ヨーロッパのように日本版「緑の党」が活躍できるのか。
●2グリーンアクティブ
「みどりの政治」は実現するか? 「明治」時代の自由で創造的な精神を引き継いで マエキタ ミヤコ
今年二月、「緑の党のようなものをめざす」として
発足したグリーンアクティブ。ヨーロッパの「緑の党」の流れとは異なる、
日本の独自性にこだわる精神を辿ってみると、明治時代の
民権家・司法卿を受け継ぐ歴史的文脈が流れている。
●動き出す憲法審査会
大震災を契機に再起動した改憲論 高田 健
二〇〇七年に設置が決められた憲法審査会が昨年一一月に審査を始めた。
東日本大震災の対応におわれているはずの国会で、
なぜ緊急課題でもない憲法改定議論が行なわれているのか。
そこには、震災を口実にした非常事態条項導入などの目論見がある。
●再録 筑紫哲也さん 風速計
新憲法ではない
本誌創刊時からの編集委員だった故・筑紫哲也さん。何よりも読者を大切にした彼が、繰り返し呼びかけたテーマの一つが「憲法」だった。「風速計」のために書かれた2005年の原稿を再掲する。
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【2】編集長コラム
3・11後、頭にこびりつくものがある。
これまで当然のように疑われもしなかった楽観的な考え方を問い直さなければならないという宿題だ。
専門家のみならず市井の人びとにまでこれは突きつけられている。
それは原発の有用性を疑うという程度の話ではない。
反原発は原発に反対することを疑う。
政治不信というならば、なぜ政治不信であることを疑わなければならない、そんなようなことだ。
護憲派が護憲である理由も同じである。
破壊後に来たる再生を受け止めるため、もっと考えろと、わたしはあせっている。
思えば3・11以前から、この国の民主主義や自由は息苦しいと疑われ始めていた。
その答えの一つは、たとえば国民主権ではなく議会主権に偏向していること、それらが招く過剰な法令遵守(強制)ではないか。
ふりかえれば強制されずともだれもが納得する意思が日本国憲法に流れているはずだ。
破壊する前提ではなく、むしろ護憲という引いた目線で憲法とは何かを考える必要がある。
今週号をその第一歩としたい。 (平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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【3】次号 4月20日号(892号)予告
894号の次号予告
特集 沖縄返還40年
動かぬ基地と不平等
基地依存度は実際はこんなに低い
地位協定このままでいいのか ほか
集中連載ルポ
18歳の決断 就職率100%福島県立小高工業高校 中井浩一
好評グラビア 満腹の情景 魚河岸目利きの行方 写真・文 木村聡
毛深く快調な連載コラム
世界一下世話なラブレター 佐野華英
最新号目次はこちら↓
ホームページ上で一部全文公開しています。
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【4】近刊のご案内
★刑事告発 東京電力 ルポ福島原発事故
私たちは被曝してから一年が過ぎた──
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記したルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を追及。田原総一朗氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って25年以上の著者にしか書けない「真実」。
★尾木ママと考える 大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!
★残 夢
大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。
★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。
★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。
★貧困なる精神24集
「英語」という“差別” 「原発」という“犯罪”
米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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【5】イベントのご案内
★原発なしでいこう!
-地域から考えるエネルギーシフト-
日時:5月5日(土・休)13時半~16時半(13時開場)
場所:東京八王子市・北野市民センター・8Fホール
(京王線・北野駅北口1分)
講師:飯田哲也
参加費:500円(中学生以下、障がい者、介助者無料・託児要申込)
問合せ:080-3386-5962(主催者)
主催:子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
協賛:『週刊金曜日』
★「昭和の日」を考える
日本国憲法と天皇制
日時:4月29日(日)14時(開場13時半)
場所:神奈川・かながわ県民センター402号室(横浜駅西口5分)
講師:高嶋伸欣
参加費:500円
問合せ:090-6021-0429
主催:教科書・市民フォーラム
『週刊金曜日』協賛
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P36貧困なる精神513 日本軍の“処刑”自体は認める石原氏 本多勝一
P54戦後文学と反原発 野間宏の先駆性と洞察 野崎六助P59既存メディアに対して批評を挑み始めた業界人たち 岩本太郎 U3W、ourplanet-tv、デモクラシーナウ


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