週刊金曜日2012.11.2号被災と記憶

2025年9月16日

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_________『週刊金曜日
■好評新刊
『悪名正機 アウトサイダー十三人の話』高須基仁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2648
★イベント
 日時:11月4日(日)13時~17時(開場12時半)
 3・11以後の現在
 安藤昌益の思想を考える集い
 講師:色平哲郎/佐藤栄佐久/外岡秀俊/竹下和男/田中優子
 場所:東京足立区・東京電機大学・丹羽ホール
  (北千住駅東口1分)
 参加費:1000円
 問合せ:03-3738-7592(14時~17時)
 主催:安藤昌益を考える会実行委
 協賛:『週刊金曜日』
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  最大25,920円お得!! 定期購読をご利用ください。
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■被災と記憶
●被災者と風化に向き合う新聞社『河北新報』
「震災遺構」と「語り部」 平井康嗣
本誌は昨年末の特集で「忘却に抗う」とした。
震災に限らず戦争や被災の記憶は風化していくばかりだ。
もちろん、つらければ忘れてもいいだろう。しかし、後世のためにまた歪曲されないためにも、
できるだけ証言や記録は遺していくべきではないのだろうか。その葛藤を追う。
●記憶のつづれ織りから
 身の回りのことを書き留める 森まゆみ
二六年の間、地域で聞き書きをして来た経験から、記憶の危うさを実感している筆者。
記憶が変容を遂げる前に、「とにかく聞いておかなければ」と、3・11の聞き書きをつづける。
●「過去」が戻ってきた場所
 岩手県・大船渡-再生 への願い 弓削田理絵
三陸沖の景勝地で名高い岩手県大船渡市の碁石海岸。風光明媚な地を大津波は容赦なく襲った。
進まない復興の中で、流された過去から、新しい未来をつくり出そうとする人びとがいる。
●3・11を小説化できるか
 個人の局地戦の果てに 陣野俊史
戦後文学の名作の多くは、戦争がなければ書かれていないだろう。
「3・11」以後、「3・11」を題材にした小説は書かれているのか。
力作はあるが、「大きい小説」とは呼びにくい。それは──。
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 【2】編集長コラム
 本誌は再開発と東京オリンピック、差別発言、都税一四〇〇億円を投入した赤字銀行・新銀行東京など石原慎太郎都政下での税金濫用を主に取り上げてきたが、結局、選挙の強さで問題は常にリセットされてきてしまった。
しかし尖閣発言で日本に経済的大損失まで招き、今度こそ政治生命が危ないと考えていた矢先、石原氏が突然都政を投げ出した。
 会見内容と言えば自身の辞任というニュース以外、政党助成金狙いが透ける怪しい立ち枯れ気味の新党話。
 外交と防衛が国の専権事項ならば石原氏はまさに国会議員に相応しくないことが証明されたのに……。
 月曜日のテレビをチェックすると、フジテレビはお台場へのてこ入れで石原氏に恩があるからか歯切れは悪く、テレビ朝日も石原プロとべったりだからぬるかった。
 一方、“口先” 記者会見の裏では、四九人の国会議員を擁し原発ゼロを掲げる「国民の生活が第一」の結党記念パーティーも開かれていたが、これは相変わらずほとんど報じなかった。露骨である。(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/
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 【3】次号 11月9日号(919号)予告
特集 
尖閣の真実
石原慎太郎に台湾は怒っていた
「日本はデッドラインを踏んだ」
スクープインタビュー 台湾人活動家
背景には米中の太平洋戦略
海外メディア記者座談会
『Times』『聯合早報』『日本華僑報』
TPPの仕掛け人 USTRの正体
ファルージャで激増する先天性欠損症の子どもたち 高遠菜穂子
原子力規制委員会による放射能物質拡散予測の問題
大飯原発は止まるか? 活断層を専門家らが調査
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 【4】近刊のご案内
★『悪名正機 アウトサイダー十三人の話』高須基仁
定価1365円(税込)A5判並製 180頁
ISBN978-4-906605-88-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2648
全員、嫌われ者。だから、面白いんだ。
嘗て「ヘアヌード写真集の仕掛人」とも言われた高須基仁。彼の交際範囲は広く、芸能人、レスラー、ボクサー、宗教家、左右の活動家、作家、漫画家、映画監督、AV女優、政治家など、枚挙にいとまない。著者厳選の、一般メディアには登場しない人物との対話集。
〔13人のアウトサーダーたち〕
前田日明(「RINGS」CEO) 在日コリアンから帰化、いま「国」への思いを語る
朝堂院大覚(武道総本庁総裁) 朝青龍暴行疑惑、亀田問題、「怪人」が語った歴史の裏側
斎藤智恵子(浅草ロック座会長) 「浅草の女帝」の生き様と女の矜持石井和義(K-1元プロデューサー) 出所から2年、総合格闘技ブームの火付け役が思うこと
柳美里(作家) 分断された朝鮮への思いと家族へのこだわり
川崎タツキ(元プロボクサー) 少年院、暴力団、薬物依存地獄を乗り越えたボクサー
戸川昌子(シャンソン歌手・小説家) 地獄をみてきた人間の強さ
杉浦和男(地下格闘技・KRUNCH創設者) 本物の“不良”の図太さとは
山本直樹(漫画家) 言葉の暴走の先に描くもの
ルミカ(シンガー) いじめをなくしたい──歌で広げた絆
秋田一恵(弁護士) 徹底的に被告に寄り添う
ごとう和(漫画家) 『6番めの虹』で原発事故を描く
黒岩安紀子(歌手・故団鬼六夫人) 左翼も右翼も泣かす歌い手

★70年代 ~ 若者が「若者」だった時代 週刊金曜日 編
 http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2633
何かが終わり、そしてその後に何かが始まった──。
政治の熱い季節が過ぎ去った後に迎えた七〇年代を語るとき、私たちは往々にしてこのように表現しがちだ。
だが実際にそこで何が目撃されて何が語られ、いかなる理念が生みだされてきたのだろうか。
現在までも明確な総括をなし終えぬまま、人々はこの時代が残した多すぎてかつ大きすぎるさまざまな残影を引きずり続けて、二一世紀の二度目の一〇年代を迎えている。
いま、「回答」という名の終着地がない思索の果てしない海路へ、読者を誘う。
懐古に留まらない、現在と未来をも洞察する手がかりを求めながら……。
本誌好評連載「70年代の光と影」の単行本化。
《目次》
まえがき
座談会 平熱が高かった70年代、そしていま
     雨宮処凛 中山千夏 平井玄   司会/北村肇
1 阿久悠、社会現象を創った男「歌は世につれ」ではなく「世が俺の歌につれ」たのだ 1970 鈴木 耕
2 田中美津と榎美沙子 ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する 1970 田中 優子
3 検定官を萎縮させた家永三郎三二年の教科書訴訟 1970 高嶋 伸欣
4 現代人の「まつり」に爆発させた岡本太郎の意志と野望 1970 北村 肇
5 ちばてつや「あしたのジョー」が渡った“1970年”という橋 1970 田沢竜次
6 三島由紀夫と高橋和巳 学ぶべきものはすべて この二人に学んだ 1970~71 鈴木 邦男
7 ニクソンショックがドルの大幅下落とマネー経済病を生んだ 1971 山田 厚史
8 日活ロマンポルノ 日本映画低迷期に吹いた新しい風 1971 寺脇 研
9 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶 1971 成澤 宗男
10 保革伯仲時代ゆえに司法の右旋回を狙った青法協攻撃 1971 宇都宮 健児
11 戦争責任問題を浮上させた昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」 1971~75 天野 恵一
12 連合赤軍事件 社会への回路が閉じられて「生きづらさ」につながった 1972 雨宮 処凛
13 届かなかった建議書 沖縄不在の「復帰」に、異を唱えた屋良朝苗 1972 平良 亀之助
14 稀代の金権政治家田中角栄と越山会に挑んだ「たった一人の闘い」 1972 桜井 善作
15 『神田川』と過ぎ去った季節の追憶 1973 成澤 宗男
16 水俣病 1973
17 セブン-イレブンから始まった利便性の果てに 1974 斎藤 貴男
18 『笑い』の毒で右も左もぶっ飛ばすつかこうへい演劇の衝撃 1974 横内 謙介
19 ファシズムに対抗する「共創協定」を仲介した国民作家・松本清張 1974 辻井 喬
20 “狼”大道寺将司と東アジア反日武装戦線 償いきれぬ償い 1974 宇賀神 寿一
21 時代を疾走した青春のべ平連と訪れた「解放」の日 1975 吉岡 忍
22 「人間解放」をめぐる交錯テクノロジーと想像力に揺れた村上龍と村上春樹 1976/79 池田雄一
23 山田太一「岸辺のアルバム」と崩壊家庭を立て直そうとする者 1977 佐高 信
24 蜷川・美濃部・黒田 革新自治体と「TOKYO作戦」 1978~79 村上 恭介
1970年代の出来事(年表)

★飲水思源
メディアの仕掛人(プロデューサー)、徳間康快
濁々併せ呑む夢の大プロデュサー
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2615
徳間書店創業者で、宮崎アニメを世に送り出し、芸能、音楽、出版、新聞……それぞれのエンターテインメントを一流に育て上げた徳間康快の絶対値の大きさを人物評伝の名手佐高信が描く。本誌好評連載の単行本化。

★『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」
 http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=2163
「脱原発」のデモや集会が全国に広がっています。毎週金曜日に行なわれる首相官邸前デモは10万人の規模になり、「7・16」の代々木公園には17万人の人々が集まりました。
 目立つのは、政党や組合の動員ではなくツイッターなどの呼びかけで集まった人々の姿です。子ども連れの若いカップルもたくさんいます。こうした新しい動きに「革命」との評価も出てきています。
 本増刊号はカラー32ページ。「路上からの革命」を写真中心の企画でまとめました。官邸前デモ、「7・16」の空撮を始め、全国のデモの様子も網羅しています。また一般募集した写真を数多く掲載しました。「歴史的事件」を市民の方々とともに残したかったからです。ぜひ、お手にとってください。

首相官邸前抗議行動/さようなら原発17万人集会/国会大包囲/首相へ直接要求・勧告行動/大飯原発を停止せよ!/全国へ、世界へ路上からの革命のうねり
二重のアセンブリ       柄谷行人
関電のウソ          広瀬隆
アクションの先にあるもの   雨宮処凛/鎌田慧/ミサオ・レッドウルフ
福島の人達のいま       畠山理仁
市民主義の成立(再録)    久野収
この増刊号は書店のみの発売になります。定期購読には含まれませんので、定期読者の方はぜひ書店でお求め下さい。
*「ブックサービス」に電話(0120-29-9625)かWEBサイト(http://www.bookservice.jp/)から注文できます。
*音訳版もあります。

★新 買ってはいけない(9)
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2602
ノンシリコンシャンプー、インドメタシン、ウコン、マッコリ、洗口薬品、ヒート系衣料、ほか話題の商品を徹底検証する。その効力・添加物・合成化学物質・原材料に疑問を呈し、製造元、商品名を明記。著者独自の「買ってもいい」商品を紹介。食卓で放射能を減らす知恵も必見。

★暴走するバイオテクノロジー
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2542
科学は人類を裏切るのか──
二メートルの人造巨大鮭、死んだペットが蘇るクローン動物、そしてサイボー
グ人間……。
これらはSF世界の話しではない。研究者のつくった実験室で生まれた、ある
いは生まれようとしているのだ。確かに、人間は「神」の力を手にしつつある。だが、こうした「生命操作」は〈想定外〉の危険、恐怖をはらむ。本書はその驚愕の実態を抉る。

★税金は金持ちから取れ
 富裕税を導入すれば、消費税はいらない
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2530
個人金融資産1400兆円、企業の内部留保は300兆円、「相続税」の事実上
の税率は二%以下、実質的に世界一高い日本の消費税、なぜ庶民の税負担率はトヨタ自動車の社長より高いのか?数多くのデータをもとに、この時世でも急増する億万長者をめぐる実態を元大蔵官僚が暴く!

★本当に怖い電磁波の話
 身を守るにはどうする?
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2513
2011年6月、世界保健機関(WHO)が携帯電話から出る電磁波について
「発がん性の可能性あり」という評価結果を下した。IH調理器、スカイツリ
ー、盗難防止ゲート、携帯基地局……電磁波の恐怖はケータイやスマホだけで
はない。

★新版 のんではいけない薬
必要な薬と不要な薬
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2478
のんでからでも遅くない、治療者必読の書!
薬害と闘い続けた医師が医薬業界の間違った常識を打ち破る。
医師でNPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチエック)理事長である著者
がさまざまな薬の危険度と効用を分析・解説する。

★刑事告発 東京電力
 ルポ福島原発事故
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2454
私たちは被曝してから一年が過ぎた──
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記し
たルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を追及。田原総一朗
氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って25年以上の著者にしか書け
ない「真実」。
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 【5】イベントのご案内
★イベント
 3・11以後の現在
 安藤昌益の思想を考える集い
 講師:色平哲郎/佐藤栄佐久/外岡秀俊/竹下和男/田中優子
 日時:11月4日(日)13時~17時(開場12時半)
 場所:東京足立区・東京電機大学・丹羽ホール
  (北千住駅東口1分)
 参加費:1000円
 問合せ:03-3738-7592(14時~17時)
 主催:安藤昌益を考える会実行委
 協賛:『週刊金曜日』
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*俺の注目記事
・裏表紙 知られざる朝鮮3 清津の港 伊藤孝司(俺=佐渡に漂着したのもここからか?)
p4石原新党(維新)は伸晃落選が原因?
p5原発問題語らぬ小泉進次郎氏鹿児島補選
p8脱原発基本法案賛成議員を過半数に 脱原発基本法制定全国ネットワーク 
p9風速計「ウソつき」と「卑劣な小心者」とを(石原慎太郎のこと) 本多勝一
p14橋下徹市長とジャーナリズムの知的劣化 小林健治さんに聞く
p20対談石牟礼道子x田中優子 
p26震災遺構と語り部 平井康嗣 被災者と向き合う新聞社 河北新報  岩手の地域紙東海新報は何を伝えたか
p36格闘する思想 奥田博子 本橋哲也
p44闘う福島の有機農業者たち2 市川はるみ
p54全方位的に進む憲法改定 藤原真由美 みんなの党、たちあがれ日本 日本維新の会・・怖いのは国家安全保障基本法案の動き
p56チェルノブイリからの報告上 浅野健一 今も原子炉に近づけない