#週刊金曜日 1370号 2022.3.25目次 甲状腺がん多発は原発事故が原因

2025年9月12日

220325,5723_p (3) ・甲状腺がん多発
因果関係は立証されている」本田雅和 津田敏秀教授インタビュー 福島県民健康調査の検討委員会は1巡、2巡目で県内全市町村別に集計されていた受診者と症例数を、現在の5巡目では地域分けすらなくすそうです。露骨で恣意的な情報開示の制限。2年目を経た2巡目でも「数十倍の多発」が確認され、2年間に5ミリを超えた、成長の早いがんを多数発見してしまい、過剰診断論はすでに破綻。10代20代の若い患者さんに本来実施すべき社会的対策は先送りされ、福島県や国の対応は大きな問題ではないか。
・金曜アンテナ 橋下徹氏が名誉棄損で、れいわ大石あきこ議員を提訴これはスラップ訴訟だ」維新のウソをただす」とネットでファクトチェックするなど徹底した維新批判を展開している。平野次郎
・半田滋 新安全保障論 核共有安倍発言 維新松井一郎 狙いは敵基地攻撃か 最終目標は憲法改正だ。
・いざというときのために知っておきたい介護保険の利用の仕方 内藤眞弓 地域包括支援センターに相談。
厚労省の介護サービス情報公表システムのサイトで介護サービスの情報収集。
介護サービスの利用開始後は、ケアマネジャーが月に1回訪ねてくるので、困っていること、希望を伝え、必要があればサービス内容を変更してもらいます。「利用者本人の望む暮らしを継続するため」という視点を忘れない。
・「世界」熊谷伸一郎 岩波が2年連続売上部数増。定期購読部数が2年連続2けた%。論壇雑誌としての場がどんどん失われている。新たな出会いの場としての書店、コミュニティーとしての定期購読。日本がどう「なる」かでなく、どう「する」かが創刊以来の伝統。思想や論理を展開するには、ある程度のまとまった文量が必要です。「世界」の標準的な記事は1本あたり8千から1万字。
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「ウクライナの主権と独立を守れ」 宇都宮健児
■金曜アンテナ
・産廃問題検証本が町長意向で図書館閲覧不可に、議会で批判 岐阜・御嵩町、一転貸し出しへ
 井澤宏明
・橋下徹氏が名誉毀損でれいわ・大石晃子議員を提訴 「批判口封じのため」と反論 平野次郎
・東京・渋谷で進む大規模開発、区立美竹公園も対象に 再び野宿者追い出しの懸念 渡部睦美
・東京・千代田区では再開発事業に絡む住民訴訟 「日比谷エリマネ」裁判進行中 岩本太郎 
■さらん日記
■経済私考 高橋伸彰
■半田滋の新・安全保障論「『核共有』という『高い球』
もてあそぶ安倍発言」
■【ウクライナ侵攻】戦争との「闘い」があらたな局面に変わる“とき”
メディアも芸術も蜂起する
・歌手ナターシャ・グジー、戦乱の祖国憂い カザルス「鳥の歌」、ウクライナの空に響け 
本田雅和
・ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督作品を上映 ロシアとの「終わらない戦後」の苦しみ描く 中村富美子
■3.11から11年 津田敏秀教授インタビュー 
「甲状腺がん多発は原発事故が原因。因果関係は立証されている」
■歓喜へのフーガ 【インタビュー(下)】小出裕章さん〈元京都大学原子炉実験所助教〉
聞き手・崔善愛
■「旭川医大不正支出問題」取材中の北海道新聞記者逮捕 「刑事処分は望まない」と次期学長 
徃住嘉文 
■新型コロナウイルス感染症 沖縄とコロナと米軍基地(上) 
感染爆発の背景に国立感染研の曖昧なゲノム解析データ 山岡淳一郎 
■メディアウオッチ
・ウクライナ侵攻下に示唆的な英国ドキュメンタリー監督の最新作 未来を想像する力を取り戻す 小池モナ
■【連載】“日の丸ヤミ金”奨学金 第9回 若者から収奪する「日本学生支援機構」 
“違法回収”裏付ける「最終通知」 三宅勝久
■新龍中国「『今日のウクライナ』は『明日の台湾』か?」 本田善彦
■金曜ジャーナリズム塾 第3期最終講 
自分事ではないと思っている人たちに身近に感じてもらえる工夫を意識する 澤田大樹
■いざというときのために知っておきたい介護保険の利用の仕方 内藤眞弓
■2年連続で売上部数を増やした『世界』熊谷伸一郎編集長に聞く 言論を信じる
■これからどうする? 「独立を守る」 田中優子
■肯わぬ者からの手紙「設えられた二分法の陥穽 人間への望みを繋ぐには」 山口泉
■STOP! 9条改憲「憲法審が『解釈改憲』採決の問題」 高田健
■話の特集 中山千夏、矢崎泰久、小室等、松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、みんなの写真展、論考
■4月の原発裁判
■櫂未知子の金曜俳句
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■ヒラ社長が行く 植村隆
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様 想田和弘

 <>  2022.3.25

_________________________________________________________『週刊金曜日』

      
      動画で解説。今週号の読みどころ。
https://www.youtube.com/channel/UCFnO188pQye8HJ9hIVdmmRg
   

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■ウクライナ侵攻

●戦争との「闘い」があらたな局面に変わる“とき”
メディアも芸術も蜂起する
本田雅和

●歌手ナターシャ・グジー、戦乱の祖国憂い
カザルス「鳥の歌」、ウクライナの空に響け
本田雅和

●ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督作品を上映
ロシアとの「終わらない戦後」の苦しみ描く
中村富美子

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【2】 編集長後記

 3月16日の夜は疲れたので早めに寝た。しかし、午後11時36分に発生した地震で飛び起きた。揺れは結構長く続いた。意味もなく壁にしがみついた。台所で「ことっ」という音がしたので行ってみると、調味料が1瓶落ちていた。テレビをつけると地震速報が流れていた。

 住んでいる地域の震度は4。体感ではもっと揺れたと思っていたから、震度6強を観測した宮城や福島の方々の怖さはいかばかりだったか。インフラも打撃を受けた。同僚の中でも停電や断水を経験した人がいた。18日時点で死者は3人、けが人も160人超という。東北新幹線も脱線し、復旧のめどは立っていない。企業の工場なども停止に追い込まれているところが多数ある。

 どうしても思い出してしまうのが11年前の3月11日だ。今号では、東京電力福島第一原発事故由来の放射線物質と小児甲状腺がん多発の因果関係について、根拠が実証されたとする論文を発表していた岡山大学の津田敏秀教授のインタビューを掲載している。(文聖姫)

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【3】次号予告:2022年4月1号(第1371号)

【ウクライナ問題】
●ゼレンスキー大統領の国会演説

【くらし 食】
●ウクライナ危機でゆらぐ日本の食 自給率向上の必要性を直視せよ|垣田達哉

【特集】
●コロナ禍の日本を撮る
加藤登紀子×初沢亜利対談|伊田浩之

【新連載】
●人生100年時代 鎌田實のボクがすすめる60歳からの健康術 
第1回 サルコペニアを予防しピンピン元気に生きる|鎌田實

【短期集中連載】
●脊髄腫瘍に見舞われた私のrehabilis日記1
病気が見つかる|ひらてみき

【政治】
●参院選の焦点は32の1人区
「選挙のプロ」久米晃氏に聞く|金本裕司

●18歳の政治語る自由の現実|長谷川綾

【Tansa】
●公害「PFOA」12|中川七海

【新・買ってはいけない】
●「天かす」の原材料、小麦粉に注目してみました|沢木みずほ

【祀りをたずねて】
●禅宗|山田しん

【きんようぶんか・本】
●『食う、食われる、食いあう マルチスピーシーズ民族誌の思考』|五所純子
●『ナチ・ドイツの終焉 1944‐45』|高原到
●『今日よりもマシな明日 文学芸能論』|長瀬海

【きんようぶんか・映画】
●『私はヴァレンティナ』|中村富美子
●『アネット』|佐々木誠

強力連載
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|想田和弘
●ジェンダー情報|宮本有紀
●きんようアンテナ
●政治時評|阿部岳 
●経済私考|鷲尾香一
●たとえば世界でいま
●内田樹の凱風快晴 ときどき曇り
●言葉の広場/論考
●メディアウオッチ|臺 宏士 
●犬が王様を見て、何が悪い?|四方田犬彦
●編集委員から
●さらん日記 
●無責任架空対|松崎菊也
●読者会から
●きんようびのはらっぱで(情報欄)
●ヒラ社長が行く|植村 隆

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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。

★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。

┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。

┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。

┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。

┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。

┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。

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