戦前を考えるためのヒント2、週刊金曜日1999.9.24号 筑紫哲也

2025年9月15日

2016.1.12掲載を再掲。
週刊金曜日1999.9.24号P60 筑紫哲也 自我作古より引用(著作権は週刊金曜日にあります)。
  講演を終ると、ひとりの老婦人がやってきた。「きょうはよいお話をして下さいました。しかし、国際化とは国粋化の裏返しだということを忘れないで下さい」
 この老婦人はおかしなことを言うと彼は思った。が、彼女は言い張った。「私が若かったころ、同じようなことがあったのです。私たちは世界に加わるのだと言われ、アジアから学生たちが招待され、語られているすべてのことは、いまで言う国際化でした。そして、私の記憶が正しければ、その後に続いて、何年かの間に次のようなことが起こるでしょう」と言って、これから起こるであろうことを列挙しだした。
 国家権力の増大。報道の自由の減少。意味のある反対派政治勢力の衰退。軍隊と警察の権力の増大。一般大衆の自由な発言への恐れ。右翼勢力の急速な増大。自由民主主義から独裁的国家への傾斜。
(引用終わり)次号が気になるが見つからない・・。
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太文字は全て安倍政権が誕生してから顕著に起っている出来事かと考える。
 ・国家権力の増大→秘密保護法の制定、マイナンバーの実施
 ・報道の自由の減少→政府に批判的な報道キャスターの退場(報ステ古舘さん、NEWS23岸井さんも?、NHKクローズアップ現代の国谷さん降板)
 ・意味のある反対派政治勢力の衰退→衆議院自公で2/3、次回参院選で2/3完成?
 ・軍隊と警察の権力の増大→戦争法の成立
 ・右翼勢力の急速な増大→ネット右翼、レイシズム(在特会日本会議)の増大
 ・自由民主主義から独裁的国家への傾斜→改憲による緊急事態条項の画策
本年、参院選で自公、大阪維新で2/3を取れば、俺は戦後の角を曲がり、新たな戦前の坂へ転がり落ちたと認定する。戦後71年目にして岐路に差しかかっている。