週刊金曜日600号 2006.3.31目次、日本国憲法10 第9条解説戦争放棄,戦力及び交戦権の否認
2023.8.14記
週刊金曜日600号 2006.3.31目次
P2 日本国憲法10 第9条解説戦争放棄,戦力及び交戦権の否認
第9条
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする
国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達成するため、
陸海軍その他の戦力は、
これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
侵略戦争はしないなどの何らかの平和条項を持つ憲法は数多くあるが、戦力を持たないと明言している点で極めて特徴的な規定。1項にいう「国際紛争を解決する手段」は、侵略戦争を意味すると解する立場に立ったとしても、2項によって、一切の「戦力」を保持しないと宣言したことによって、自衛のための戦争もできないと解されている。そのときどきの多数派が「国を守るため」とか、「国際貢献」という美名に惑わされて間違った判断をしないように予め、戦力は持たないと歯止めをかけた。
独立国家である以上、自衛権は持っているので、自衛隊は自衛のための最小限度の「実力」であって、戦力ではないというのが政府見解。9条と前文は日本のあるべき姿を示すが、それにとどまらず、暴力の連鎖を断ち切り、人類の進むべき道を指し示したものとして世界でも高く評価されている。9条改憲は単なる国内問題ではない。 (伊藤真)
憲法・改憲
ーー
fujisan目次
■憲法特集
誰のために「天皇制」はあるのか
「護憲」と言うからには第1章も変えないということか。
象徴という形で「尊い家族」を存続させることは日本国憲法で謳う平等原則、民主主義とは矛盾するのではないか――
このように、「天皇制」とは、「護憲派」にとって自己矛盾をつきつけられる問題であるがゆえに、あまり語られてこなかった。
だが「皇室典範改正」という形で、皇室のあり方が問われている現在、その存在の根拠を規定する憲法の課題として、あらためて「天皇制」とは何かを考えてみたい。
元宮内庁記者クラブの、板垣恭介氏が語る
新聞が書けない皇室の裏側
明仁さんと美智子さんに
皇族をやめませんかと提案したわけ(聞き手・本誌編集長 北村 肇)
皇族を特殊あつかいにして、政治の仕掛けの中に取り込み、国家のまとまりに利用するのは非人間的なことだ――
40年以上も皇室を見つめてきた元記者が、その思いを語る。
国民主権の前に
「象徴天皇制維持」打ち出した
自民党憲法草案が持つ危険性
天皇の「権威」によって
まとまる必要があるのか(横田 耕一)
皇室をめぐる一連の「ドタバタ劇」は、紀子さんの懐妊により、ひとまず幕間の休憩に入った。
いまこそ、私たちにとって天皇制とは何か、今後どうするべきかを考えなくてはならない。
議論飛び交う「女性・女系天皇」
賛成ではないが
反対といって
終わる問題でもない
女性を不幸にする
皇室というシステム(北原 みのり)
「女性天皇」「女系天皇」をめぐる議論が盛んだが、その渦中にある皇室の女性は、議論の主役にはなれない。
常に男性中心の皇室というシステムを維持するための道具とならざるを得ない立場に置かれる女性にとって、天皇制とは何なのだろうか。
国会の危機的状況
自公民「合意」まであと一歩か(高田 健)
■札幌地裁
市有地に神社は違憲
神道行事などの
「習俗化」を認めず(田中 伸尚)
小泉首相の靖国神社参拝や自民党の新憲法草案など思想・信教の自由が揺さぶられる中で3月3日、札幌地裁が政教分離を問う住民訴訟で明快な違憲判決を出した。
自治体、町内会、神社が一体化した「町のヤスクニ・村のヤスクニ」の構造や社会意識を問い、司法から違憲判決を引き出したのは2人の戦争体験者だった。
■人権とメディア 第343回
北陵クリニック事件・控訴審判決
報じられない「迅速裁判」の暴力(山口正紀)
■「エイズは静かな津波」
遅れをとる日本のエイズ対策(杉山 正隆)
今アジアがもっとも危ない――こんな指摘が国連からなされた。
先進国中、唯一HIV(エイズ・ウイルス)感染者が増加している日本では、4月に改正エイズ予防指針が施行され、都道府県など自治体が中心となってエイズ対策を行なうことになる。
真の打開策となりうるのか、昨年のエイズ国際会議を中心に世界のエイズ対策の現状を見る。
エイズの時代を生き抜くアート(溝口 彰子)
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2006.4.1記
<> 2006.03.31
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【1】今週号のことばから
【2】一筆不乱(編集長コラム)
【3】注目の記事
【4】今週号目次と次号予告
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【1】今週号のことばから
天皇も、「おれは孫娘を天皇になんかしたくない、しんどいんだから。かわ
いい愛子は天皇にさせたくないよ」と叫べばいいのです。
(板垣恭介 元宮内庁担当記者)
女の人権など、「伝統」の前には無意味なのである。いっそ「男女不平等が
日本の伝統だ」と開き直ってしまえばいいのに。
(北原みのり 「ラブピースクラブ」代表)
1996年3月の和解のとき、私たちは桜が咲いていたかどうかも覚えていない。
毎日のように仲間が亡くなり、治療法もなかった。愛する人たちは、もう
二度と帰らない。(花井十伍 大阪HIV訴訟原告団代表)
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【2】一筆不乱(編集長コラム)
幸せパズルには、あらかじめ埋め込まれているピースがある。健康、親、そして憲法。
親を亡くして見えたことがある。
(つづきはホームページでどうぞ)
[一筆不乱]はこちら↓
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/hensyu_pt?v=vol600
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【3】注目の記事
■憲法特集
誰のために「天皇制」はあるのか
「護憲」と言うからには第1章も変えないということか。
象徴という形で「尊い家族」を存続させることは日本国憲法で謳う平等原則、
民主主義とは矛盾するのではないか――
このように、「天皇制」とは、「護憲派」にとって自己矛盾をつきつけられ
る問題であるがゆえに、あまり語られてこなかった。
だが「皇室典範改正」という形で、皇室のあり方が問われている現在、その
存在の根拠を規定する憲法の課題として、あらためて「天皇制」とは何かを
考えてみたい。
元宮内庁記者クラブの、板垣恭介氏が語る
新聞が書けない皇室の裏側
明仁さんと美智子さんに
皇族をやめませんかと提案したわけ(聞き手・本誌編集長 北村肇)
皇族を特殊あつかいにして、政治の仕掛けの中に取り込み、国家のまとまり
に利用するのは非人間的なことだ――
40年以上も皇室を見つめてきた元記者が、その思いを語る。
国民主権の前に
「象徴天皇制維持」打ち出した
自民党憲法草案が持つ危険性
天皇の「権威」によって
まとまる必要があるのか(横田耕一)
皇室をめぐる一連の「ドタバタ劇」は、紀子さんの懐妊により、ひとまず幕
間の休憩に入った。
いまこそ、私たちにとって天皇制とは何か、今後どうするべきかを考えなく
てはならない。
議論飛び交う「女性・女系天皇」
賛成ではないが
反対といって
終わる問題でもない
女性を不幸にする
皇室というシステム(北原みのり)
「女性天皇」「女系天皇」をめぐる議論が盛んだが、その渦中にある皇室の
女性は、議論の主役にはなれない。
常に男性中心の皇室というシステムを維持するための道具とならざるを得な
い立場に置かれる女性にとって、天皇制とは何なのだろうか。
国会の危機的状況
自公民「合意」まであと一歩か(高田健)
■札幌地裁
市有地に神社は違憲
神道行事などの
「習俗化」を認めず(田中伸尚)
小泉首相の靖国神社参拝や自民党の新憲法草案など思想・信教の自由が揺さ
ぶられる中で3月3日、札幌地裁が政教分離を問う住民訴訟で明快な違憲判
決を出した。
自治体、町内会、神社が一体化した「町のヤスクニ・村のヤスクニ」の構造
や社会意識を問い、司法から違憲判決を引き出したのは2人の戦争体験者だっ
た。
■人権とメディア 第343回
北陵クリニック事件・控訴審判決
報じられない「迅速裁判」の暴力(山口正紀)
■「エイズは静かな津波」
遅れをとる日本のエイズ対策(杉山正隆)
今アジアがもっとも危ない――こんな指摘が国連からなされた。
先進国中、唯一HIV(エイズ・ウイルス)感染者が増加している日本では、4
月に改正エイズ予防指針が施行され、都道府県など自治体が中心となってエ
イズ対策を行なうことになる。
真の打開策となりうるのか、昨年のエイズ国際会議を中心に世界のエイズ対
策の現状を見る。
エイズの時代を生き抜くアート(溝口彰子)
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【4】今週号目次と次号予告
ホームページ上で一部全文公開しています。
URL http://www.kinyobi.co.jp/KTools/mokuji_pt?v=vol600
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P7.風速計 創刊600号に想う(本多勝一)
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憲法特集
誰のために「天皇制」はあるのか
P10.明仁さんと美智子さんに 「皇族をやめませんか」と提案したわけ
板垣恭介氏インタビュー
P13.自民党憲法草案が持つ危険性(横田耕一)
P16.女性を不幸にする皇室というシステム(北原みのり)
P18.国会の危機的状況 自公民「合意」まであと一歩か(高田健)
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P20.札幌地裁判決「市有地に神社は違憲」
神道行事などの「習俗化」を認めず(田中伸尚)
P24.新潟・清津川の水利権
法令違反の東京電力に国交省は許可を与えるのか(まさのあつこ)
P28.派遣労働者は“奴隷”ではない(最終回)
こんなにある違法行為、不当行為(森和)
P30.遅れをとる日本のエイズ対策 「エイズは静かな津波」(杉山正隆)
P33.終わらない生きるための闘い 薬害エイズ和解訴訟から10年(大西史恵)
P31. ◆エイズの時代を生き抜くアート(溝口彰子)
P34.誰が労働者の権利を守るのか
組合弱体化を狙う労働契約法(平舘英明)
P54.痛憤の現場を歩く(50)
兵庫県和田山で自給自足で生きる9人の百姓家族(鎌田慧)
━━━━━━━━━━━
P48.きんようぶんか
大回顧展 伝説の美術作家その男、エノチュウ(樋口ヒロユキ)
P51.連載小説(28) 『草の記憶』 アワコガネギク その3(椎名誠)
生活情報ページ 暮らし・くらし・KURASHI
P37.ももせいづみの脱・ゼロ地点家事(4) 視覚記憶を利用してユニバーサル化
P38.「安全な不動産」を見抜くには?(長谷川高)
構造計算書偽造事件から知っておきたいこと
P40.暮らしのニュース
きんようぶんか
P43.読書/この3冊
『秋の蝶を生きる 山代巴 平和への模索』佐々木暁美=著(山口泉)
『私一人』大竹しのぶ=著(横内謙介)
『オラホの憲法9条』森貘郎=板画 愛敬浩二=解説(編集部)
P45.読み方注意! 『老人駆除』(澁谷知美)
P46.
映華館『チェコアニメ映画祭2006』
音楽館『リトル・ウィリーズ』『Smilin’』『DoDo3』
観客席「カズとアマンダ」
P49.きんようぶんか案内板・ビデオと過ごす
『黙っていると100年先も基地の街 米軍再編 神奈川のたたかい』
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P8.政治時評
外相って首相のマネをして隣国にケンカを売るのが仕事でしたっけ? 麻生さん
(平松壮太)
P19.経済私考
諸刃の刃“上場廃止”という懲罰 東証が最優先すべきは投資家の利益だ(大塚将司)
P26.人権とメディア(343)<拡大版>
北陵クリニック事件・控訴審判決 報じられない「迅速裁判」の暴力(山口正紀)
P42.無責任架空対談(21) 総理 vs イチロー(松崎菊也)
P50.犬の遠吠え 花に風(89) 花冷え(落合恵子)
P58.国際時転 コスタリカ(伊藤千尋)
P59.自我作古(392) 12+3の「学び」の総括(筑紫哲也)
P2.日本国憲法(10)(写真・長倉洋海 解説・伊藤真)
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P4.金曜アンテナ
指導要領、教基法改悪に先手(永野厚男)
改悪反対訴えシンポ(天野一哉)
「ふぇみん」60周年(宮本有紀)
「責任追及はチャラに」石綿新法の申請開始(粟野仁雄)
NHK世論調査にトリック(永野厚男)
男女差別の慣習に違憲判決(坂本洋子)
「シモキタ守れ」若者らデモ(佐藤類)
耐震性で滋賀原発に運転差し止め判決(明石昇二郎)
「論談」記事を無断転載した「日本会議」の品格(平井康嗣)
守れアジアのジュゴン ネットづくりへシンポ(浦島悦子)
P61.こんなこと、やってます
化学兵器CAREみらい基金事務局
P64.読者会から/市民運動案内板
P66.金曜日から
P67.珈琲破壊(12)(岡本光博)
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P60.投書
萎縮する子どもたち、教育現場にもっと自由を(岩辺泰吏)
「いじめ」の認識を持つことから始めよう(奥村正男)
WBC優勝と日本の不運(大谷尚)
『マオ』を鵜呑みにしすぎでは?(笠原直子)
もっと賢くなって小泉政治を終わらせよう(犬伏正好)
馬鹿げた報道にこそ抗議しよう!(根村恵介)
岩国市民の良識に拍手(宇佐美睦朗)
長期の勾留こそ冤罪の温床では(寺西和史)
球児の喫煙問題、悪いのは大人では?(山本由美子)
P63.論争
労働審判制度~広く活用できるものに(寺間誠治)
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│ 次号予告 │
│ ◆ 国会を注視せよ │
│ 共謀罪・入管法・教育基本法・国民投票法 │
│ ◆ 「麻原裁判」を考える │
│ 加賀乙彦・香山リカ・佐藤優・高村薫・森達也 │
│ ◆ ICタグでは子どもの安全は守れない │
│ │
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