週刊金曜日1569号2026.5.22目次,日本に憲法なんてあるんか
fujisan 目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計 「冤罪を早期に救済する再審法改正を!」 宇都宮健児
■金曜アンテナ
・内閣情報調査室を格上げした「国家情報局」設置法案が成立へ 監視機関や国会報告義務ないまま 佐藤和雄
・「国旗等損壊罪」反対連絡会が署名約8000筆を集め自民党に提出 刑罰で心縛る「愛国心強制法」だ 永尾俊彦
・強制連行・違法労働の長生炭鉱、保存活動や政府交渉に注力 刻む会、潜水調査を1年保留に 本田雅和
・朝鮮学校支援の国際ネットが差別撤廃求めて政府に署名提出 韓・米・独・豪などから約5万筆 石橋学
・拉致問題の報復か、朝鮮学校めぐる外相答弁を議員ら批判 無償化除外と発言の撤回求め声明 阿久沢悦子
・東大本郷キャンパスの学生有志と党員らが教室前で開催めぐり紛糾 五月祭で参政党代表の講演会中止 昼間たかし
■ジェンダー情報
■さらん日記
■政治時評 能條桃子
■【シリーズ】どうする日本政治 「高市一強」を問う 外務省元国際情報局長、孫崎享さんにインテリジェンスを聞く スパイ防止法は政敵の排除に使われる
■憲法の現場から
・レイシャル・プロファイリング 国籍や見た目で犯人視 「公」の差別助長は違憲 差別問題と闘う弁護士・宮下萌さんに聞く 聞き手/吉永磨美
・大阪・釡ヶ崎 「日本に憲法なんてあるんか」 労働者からの問いと私の原点 憲法学者で弁護士・遠藤比呂通さんと街を歩いて語り合った 本田雅和
■公式確認から70年 終わらない水俣病事件 写真・文/桑原史成
■【提携連載企画】〈人質司法〉悪党たち10 「組合員というだけで非難し権利を奪うのは紛れもなく差別」 労働組合員を守った経営者 Tansa・渡辺周、中川七海
■経済私考 浜矩子
■育苗法案制定で地方独自の品種が作れなくなる 印鑰智哉
■暗夜胸に手をおいて 第三十七夜 スイミーとムーミンを貫く信念 安達茉莉子
■【シリーズ】声をあげた若者たち
・気候危機を記憶する映像メディアチーム「record 1.5」・山本大貴 中村眞大
・中学生で「川の図書館」開設・熊谷沙羅 竪場勝司
■ヴィパッサナー瞑想体験記2 想田和弘
■ドキュメンタリー映画『日泰食堂』 フランキー・シン監督に聞く “第二の家”が映し出す島の変化と心の自由 新田理恵
■きんようぶんか 本・映画・音楽・美術・TVドキュメンタリー
■松崎菊也 あの人の独り言(イラストレーション/石倉ちょっき)
■半田滋の新・安全保障論 武器輸出の解禁で世界の信用を失う日本
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■リトルてんちゃん イシズマサシ
■菱山南帆子の「同円多心」 女たちが目覚めたのではなく
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記 『週刊金曜日』からのお知らせ
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【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】売れ行き良好書のご案内
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【1】注目の記事
■憲法の現場から
「法の下の平等」を掲げる憲法のもとで現実には差別が存在し、理念との深刻
な矛盾が生じている。差別の現場で闘う弁護士2人の目を通して改めて憲法を
考える。
●【レイシャル・プロファイリング】差別問題と闘う弁護士・宮下萌さんに聞
く
国籍や見た目で犯人視 「公」の差別助長は違憲
聞き手・まとめ/吉永磨美
人種による差別や偏見で、警察が捜査対象を選別する「レイシャル・プロファ
イリング」が、社会問題化されて久しい。差別を受ける外国人について実態を
調査し、弁護活動を精力的に行なっている弁護士がいる。『レイシャル・プロフ
ァイリング〜警察による人種差別を問う』(大月書店)の編著者、宮下萌弁護士
だ。差別される外国人の視点で、日本国憲法について語ってもらった。
●【大阪・釡ヶ崎】憲法学者で弁護士・遠藤比呂通さんと街を歩いて語りった
「日本に憲法なんてあるんか」 労働者からの問いと私の原点 本田雅和
街頭で自由に暮らす日雇い労働者と彼らの反権力・人権闘争……そんな活気に
あふれていた大阪・釜ヶ崎では今、高齢化した野宿者らの姿が目立つ。「あいり
ん(愛隣)地区」とも呼ばれたドヤ街からほど近い一角に立つ老朽ビル。その
3階に憲法学者で弁護士の遠藤比呂通さん(66歳)の「西成法律事務所」はあ
る。4月22日、暴力手配師追放の労働運動のリーダーでもあった稲垣浩・元
大阪市議候補(82歳、落選続く)が原告となり、「日本維新の会」幹部を相手
取った損害賠償請求事件の控訴審・第1回弁論が、大阪高裁で開かれた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】編集長コラム
憲法改正
日本国憲法の改正を巡り、新聞各社が憲法記念日(5月3日)の朝刊で報じ
た世論調査では、『朝日新聞』『毎日新聞』『読売新聞』の三紙とも、改正賛成が
反対を上回りました。『朝日』では賛成47パーセント、反対43パーセント。
興味深いのは『読売』で、前回から賛成は3ポイント減の57パーセントで反
対は4ポイント増の40パーセント。世論の流れは必ずしも改正へと一直線で
はないようです。
本号の「憲法の現場から」は、憲法が保障する法の下の平等や、健康で文化
的な生活からこぼれ落ちる事例の実態報告です。憲法が保障対象とするのは日
本国民に限らず、この国に集うすべての人々に及ぶという視点は重要です。
NHKの世論調査では憲法理念を「よく知っている」「ある程度知っている」
との回答はたった4割でした。これでは、私たちの将来に大きな影響を与える
国民投票ができるような状況だとはとても言えません。(臺宏士)
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【3】次号予告
★5月29日(第1570)号
【再審開始決定「日野町事件」、無実訴えながら獄死した故・阪原弘さんの長男
にインタビュー】
●父を“犯人”とした者たちに問う、「人の人生を何と思っているのか」|阪原弘
次(聞き手・まとめ/粟野仁雄)
【角川人質司法違憲訴訟】
●司法改革に死力を尽くす 憲法と国際人権法で闘う角川歴彦さんインタビュ
ー
●いびつな東京五輪贈収賄事件判決 東京地裁、物証なしでも角川元会長に有
罪判決|粟野仁雄
●無罪主張の困難化、防御権の侵害、関係者供述の変容という連鎖 人質司法
は冤罪を生み出す温床|弘中絵里
【どうする日本政治】
●「問い」が消える民主主義は不健全 高市首相官邸で進む広報スタイルの変化|畠山理仁
【国際】
●ペルー大統領選 決選投票迫る 貧富格差軸に左右激突|伊高浩昭
【PFAS】
●水やワインから新しいPFAS見つかる 代替フロンと農薬が原因か?|植田武智
【ウクライナ】
●心の占領に抗う人々2 記憶を土に焼き付け、静かなる抵抗続ける陶工たち
の不屈の精神|先川 信一郎
【好評連載】
●風速計|想田和弘
●政治|三牧聖子
●これからどうする? 売春防止法を徹底的に改正する|田中優子
●新龍中国 トランプ訪中が台湾と日本に残した波紋|本田善彦
●メディアウオッチ 離婚後共同親権の不正確な報道で混乱招く|太田啓子
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【4】売れ行き良好書のご案内
★この日、集合。
井上ひさし・永六輔・小沢昭一 著 1100円(税込) A5判並製・106頁
言葉の達人たちの言葉、色あせず
遡ること20年前の2006年5月3日憲法記念日。「何も言えなくなる前に、言
っておきたいことがある」。今は亡き井上ひさしさん、永六輔さん、小沢昭一さ
んが、新宿紀伊國屋ホールに集合した。この3人が集まれば何かが起きる違い
ない、期待が膨らみ会場は超満員。「当時の日本の大人たちには、それぞれ責任
があると思います」(井上ひさし)、「第九九条を守れば憲法全体が守られるんで
す」(永六輔)「ほかのことはどうなったっていいような気がするんですが、戦
争だけは懲りてます」(小沢昭一)。この言葉を後世に繋げたい。
(2006年7月刊)
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