週刊金曜日2012.6.15号外務官僚の無策が日本を滅ぼす

2025年9月18日

<>   2012.6.15
_______『週刊金曜日
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■朝鮮外交 外務省の無策が日本を滅ぼす
拉致問題への激烈な世論に、日本の朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)外交は10年間立ちすくみ、「威勢が良いだけの強硬論」に乗って制

裁を続けてきた。
結果として朝鮮政府は、ミサイルと同技術の人工衛星発射や核開発など「瀬戸際外交」を加速させている。東アジアの緊張緩和のためにな

にをすべきなのか。
朝鮮が投げてきた新しいボールにどのように反応すべきなのだろうか。
●日本人墓地訪問と遺骨収集
 朝鮮の新提案に動きが鈍い日本政府 写真・文 伊藤孝司
●朝鮮現地取材 報告
 北朝鮮の砲撃事件と朝鮮学校を結びつけた宮城県を行く 成田俊一
もし日本がいまだに戦争終結宣言を出しておらず、米国と停戦中であるならばどういう事態になっているのだろうか。
「平和ボケ」の日本人にはピンとこないだろうが、北朝鮮と米軍を中心とする国連軍はいまもって停戦中なのである。
その結果が北朝鮮という国の姿をつくっているのだ。
●北朝鮮の砲撃事件と朝鮮学校を結びつけた宮城県を行く
 朝鮮学校に通う生徒に罪はない 野中大樹
「絆」が何度も叫ばれた震災後の東北だが、宮城県では、震災発生後の昨年3月25日、2011年度の朝鮮学校への補助金打ち切りが伝えられた

。主導した「愛国者」たちに「日本人の心」のあるべき姿を問うた。
◆横田滋さん早紀江さん インタビュー
 「制裁一辺倒ではなく糸口を掴んでほしい」
「拉致問題があるから」という理由で高校授業料の無償化や補助金の対象から朝鮮学校が外されてきている。
 しかし横田めぐみさんの父、滋さんは「拉致と教育は別問題」と指摘している。
 妻の早紀江さんとともに本誌取材班が真意を聞いた。
●極東ロシアで私が出会った北朝鮮の労働者たち 池森 憲一
ロシアに行けば、北朝鮮のふつうの労働者としゃべることができるのではないか──
希望と妄想と探検的好奇心が一気にふくれあがった筆者は、昨年末、ウラジオストクに飛んだ。
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 【2】編集長コラム
 日本の政治情勢がつねに不安定なのは、近隣に二つの国家ではない「国家」があるからだ。 この問題が、米軍基地、原発に核、TPP

とすべての問題に影を落とす。
 日本は日韓基本条約で朝鮮半島唯一の国家として韓国しか認めてない。
 だから、この条約を修正しない限り、朝鮮を国家として承認できない。
 承認するためには停戦中の朝鮮戦争を終結させなければならないだろう。
 この外交の大前提を識者や報道が無視し続けていることは異常である。
 人口約二四〇五万人の朝鮮と同じように人口約二三二二万人の台湾も日本にとって合法政府ではない。
 外務省によれば朝鮮が外交関係を持つ国が一六二カ国だが、台湾が二三カ国だけである。
 今は一九七二年の日中共同声明によって「非政府間の実務的な関係」が灰色に維持されている。
 いくら国境が引かれ、市町村が再編されようとも慣習的に積み上げられてきた生活空間に、おいそれとは勝てるものではないのだろう。
 私も振り回されずに国を超えた友人関係を大切にしたい。(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓ 
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 【3】次号 6月22日号(900号)予告
創刊900号
死刑弁護人 安田好弘
赦しと死刑囚 森達也
水俣から 石牟礼道子
被災地を支える人を支える 辛淑玉×香山リカ
原発再稼働は許されない 小出裕章
原発SLAPP訴訟 鳥賀陽弘道
最新号目次はこちら↓ 
ホームページ上で一部全文公開しています。
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 【4】近刊のご案内
★新版 のんではいけない薬必要な薬と不要な薬
のんでからでも遅くない、治療者必読の書!
薬害と闘い続けた医師が医薬業界の間違った常識を打ち破る。
医師でNPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチエック)理事長である著者がさまざまな薬の危険度と効用を分析・解説する。

刑事告発 東京電力 ルポ福島原発事故
私たちは被曝してから一年が過ぎた──
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記したルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を

追及。田原総一朗氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って25年以上の著者にしか書けない「真実」。

尾木ママと考える 大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道

のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!

★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2322
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2323
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。

★新・買ってはいけない8
原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2177

★貧困なる精神24集
 「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、原発という「想定されていた人災」を追及す

る論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2178
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 【5】イベントのご案内
★原発とメディア
-3・11後の報道を問う-
講演 北村肇(『週刊金曜日』発行人)
日時 6月24日(日)13時半~16時半
場所 名古屋市女性会館ホール
(地下鉄名城線・東別院駅3分)
参加費 1000円
主催 講演実行委員会
問合せ 052-808-3241(西)
協賛 『週刊金曜日』

★「ハシズム」で日本は沈む!?
──橋下政治の正体、メディアは究明を
日時:6月16日(土)13時~17時
場所:東京千代田区・明治大学リバティータワー1012号教室
(JR御茶ノ水駅5分)
基調講演とパネル討論:新妻義輔
倉重篤郎/白石草/岡本厚(司会)
参加費:1000円(学生800円)
問合せ:03-3291-6475(主催者)
主催:日本ジャーナリスト会議(JCJ)
協賛 『週刊金曜日』

★誰でも入れる脱原発「東電株主総会」
日時:6月17日(日)14時(13時半開場)
場所:東京渋谷区・千駄ヶ谷区民会館
(JR原宿駅7分)
参加費:500円
問合せ:090-6183-3061(木村)
主催:脱原発・東電株主運動/東電株主代表訴訟
   /東京電力と共に脱原発をめざす会
協賛 『週刊金曜日』

*俺の注目記事
P11中国に残された朝鮮人「慰安婦」 安世鴻
P13「利権ありき」でスパイ事件化は (中国)1等書記官の外登法違反騒ぎ 春名幹男
P18朝鮮外交 日本人墓地と遺骨収集 外務省の無策が日本を滅ぼす 伊藤孝司
P27横田滋さん早紀江さんインタビュー「制裁一辺倒ではなく交渉の糸口を掴んでほしい」
P28極東ロシアで私が出会った北朝鮮の労働者たち 池森憲一
P37日本の原発がやってくる村 ベトナム 木村聡
P42買ってはいけない ゼオライト入り歯みがき剤 渡辺雄二
P52ギャンブル親父の業界地獄耳 「本を売れなくしているのは取次店なんです。取次店が書店に与える委託期間が1カ月しかないから、み

んな返品するわけです。」 元木昌彦
P60貧困なる精神519 石原に訂正謝罪を求める12 軍上層部の黙認ないしは奨励を示唆