週刊金曜日9号 1994.1.14 筑紫哲也 悪魔の誘い出し人、日清戦争100周年 江口圭一
筑紫哲也 自我作古9 小言幸兵衛+悪魔の誘い出し人
私は英語の世界で悪魔の誘い出し役(devil’s advocate)と呼ばれる役を本欄でやってみようと思う。悪魔の側に身を寄せ、悪魔の聞き役となり、なぜ、何を悪魔がやりたがっているかを引き出す役のことである。もともとジャーナリストという仕事は多かれ少なかれ、そういう部分がある。
逆に、自分は気付かずに私たちみなが悪魔を飼っているのではないか。
日清戦争100周年 江口圭一
1994年は日清戦争勃発100周年にあたる。また日露戦争90周年、第一次世界大戦80周年でもある。
1972年9月日中複交にさいし、周恩来首相は「1894年から半世紀にわたる日本軍国主義者の中国侵略によって、中国人民はきわめてひどい災難をこうむり、日本人民も大きな損害を受けました」と述べた。
細川首相が侵略戦争と「認識」したのは、「先の大戦」のことであるが、「過去の歴史への反省とけじめ」は、実はそれでは不十分なのである。少なくとも日清戦争にまでさかのぼってなされなければならない。



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