週刊金曜日 1368号 2022.3.11目次 プーチン追い込む反戦のうねり
*注目記事 自民 西田昌司議員ら国会議員7人と京都府議・市議ら計59人を公選法違反容疑で刑事告発 買収及び利害誘導罪・被買収 自由法曹団京都支部
・廣瀬陽子慶大教授 外交勝利捨てたロシア 今のウクライナはかつてのアフガニスタン
・甲状腺がん多発と原発事故 福島県の専門家委員会も認める「数十倍の多発」 笠井哲也
「科学的知見に基づいた発信」を支える”科学”の実態 榊原崇仁 わずかな調査数、歪められたマニュアル、高被曝の疑い、不透明な議論、仮定を基にした「机上の計算」
ーー
fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「いつか来た道」 田中優子
■金曜アンテナ
・弁護士20人、自民・京都の59議員を公選法違反容疑で刑事告発 選挙前、組織通してカネ配る
本田雅和
・SNS投稿をめぐる岡口判事の弾劾裁判初公判 罷免には当たらないと主張 佐藤和雄
・『宮本から君へ』助成金訴訟、控訴審は芸文振の主張追認 製作会社が逆転敗訴、上告へ 臺宏士
・東京外環道工事の一部差し止め仮処分決定 「陥没や空洞が生じる恐れ」 佐藤和雄
■さらん日記
■政治時評 榎本順一
■【特集】ウクライナ侵攻 プーチン氏を追い込む世界的な反戦のうねり
・クリミア占領で抜き差しならぬ対立関係に 8年にわたるロシアとの戦いの末に迎えた戦争
駒木明義
・半田滋の新・安全保障論「背景にはロシア包囲網としてNATOを利用した米国の存在
・各国はどう向き合うのか
〈中国〉曖昧な態度を維持しつつ、「冷戦思考」批判 佐藤さとみ
〈ドイツ〉対ロシアへの慎重姿勢を転換、軍備増強も 神野直子
〈フランス〉一蹴されたプーチン大統領との直接談判 コリン・コバヤシ
・廣瀬陽子・慶應義塾大学教授が縦横に語る 追い込まれるプーチン氏 戦争長引けば政権崩壊も
・Q&Aウクライナ侵攻 記者団との質疑応答から
■3.11から11年 甲状腺がん多発と原発事故
・国などの猛反発は、見せかけの「復興」に水を差しかねないという危機感の裏返しか 笠井哲也
・「科学的知見に基づいた発信」を支える“科学”の実態 榊原崇仁
■異形の電柱 写真・文 稲宮康人
■歓喜へのフーガ 【インタビュー(上)】小出裕章さん〈元京都大学原子炉実験所助教〉
聞き手・崔善愛
■日本VS.海外 PFAS汚染地域住民の汚染度を比較してみた 植田武智
■不謹慎な旅「『神の手』が残した『原人』 前期旧石器捏造事件」 写真・文/木村聡
■らんきりゅう「コロナ禍3年目、限界まで来ている人々の苛立ち」 雨宮処凛
■話の特集 中山千夏、矢崎泰久、小室等、松元ヒロ
■きんようぶんか 本・映画・音楽・美術・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、論考
■メディアウオッチ
・性暴力を「ギャグ」「コミュニケーション」と正当化する言説にこそ最も抗わなければ
性暴力の娯楽ネタ化に訣別を 太田啓子
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様 想田和弘
—
<> 2022.3.11
2022/03/11 金 07:05
<> 2022.3.11
_________________________________________________________『週刊金曜日』
動画で解説。今週号の読みどころ。
https://www.youtube.com/channel/UCFnO188pQye8HJ9hIVdmmRg
====================================================================
【1】注目の記事
【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】近刊のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】注目の記事
■ウクライナ侵攻に踏み切ったプーチン氏の頭の中
ロシアの存立が揺るがされる事態を招くという危機感
駒木明義
2月24日、ロシア軍がウクライナへの全面的な侵攻を開始した。プーチン大統領はなぜ侵攻に踏み切ったのか。演説から読み取る。
-----------------------------------------------------------------—-
■「健康で文化的かつ自分らしく生きる権利」を
衆議院の女性議員比率が1割未満のこの国では、女性の抱える問題の緊急性や重要性がなかなか理解されず、法整備が後回しにされがちだ。勃起不全治療薬が米国発売後1年未満で承認される一方、低用量ピルの承認は世界に遅れること20年以上。賃金は男性より安く抑えられるが生活必需品の生理用品に10%の消費税が課せられる。求めているのは「優遇」ではない。個人として尊重され、人間らしく生きる権利だ。
●私たちの活動は「憲法の実践」
菱山南帆子
●現役大学生座談会
誰もが自分らしく生きられる社会のために「声を上げる」
野澤百百菜×蛭田 ヤマダ 理紗×西山佳子
「ジェンダー、セクシュアリティー、人種、国籍、信じる宗教に関係なく誰もが平等な権利をもち、そして誰もが声を上げやすい社会を作る」ことを目指して立ち上がった一般社団法人Voice Up Japan。その学生支部に所属し、活動する大学生たちがいる。自分たちの生活と政治・社会のつながりを自覚し、声を上げている若者たちが社会の課題について語った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】 編集長後記
2月28日、韓国大統領選挙の在外投票最終日。私は東京・南麻布にある韓国大使館領事部に行き、投票した。韓国籍になったのが2018年なので、大統領選挙に参加するのは生まれて初めてだ。
定住外国人の私には、日本での参政権はない。だから、20年4月に実施された韓国の国会議員選挙に参加するまで、選挙というものを経験したことがなかった。せっかくもらった権利は行使しなくちゃ、ということで、総選挙に引き続き、大統領選挙にも赴いた。手続きは簡単。身分証明書を見せて、投票用紙を発行してもらう。用紙に記された14人の候補者名の横に空欄があるので、そこにあらかじめ投票所に置かれた印鑑を押して投票箱に入れれば終わりだ。
さて、私の意中の候補者が勝利したかどうか、この号が出る頃には判明している。誰が大統領になろうとも、南北の和解が進み、東アジアの冷戦が終わる時代を、北の指導者とともに作ってほしい。昨今の国際情勢を見るにつけ、平和の尊さを改めてかみしめている。(文聖姫)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】次号予告:2022年3月18号(第1369号)
【特集】「ゲノム編集食品」を警戒せよ!/遺伝子操作した食品は食べたくない
●Q&Aでバッチリ解説 今知っておきたい「ゲノム」の謎|天笠啓祐
●OKシードプロジェクトで「ゲノム編集食品」をぶっつぶせ!
ゲノム編集トマト苗の無料配布で消費者への浸透狙う「ゲノム編集村」|印鑰智哉
●回転ずし店に聞いてみた 「ゲノム編集魚を取り扱いますか?」|纐纈美千世
【韓国大統領選】
●波乱の選挙と今後の行方|北方農夫人
【皇位継承問題】
焦点は「直系か傍系か」だ|永田政徳
今こそ天皇制存続についての議論を|鈴木裕子
【ウクライナ現地ルポ】
●戒厳令が敷かれ、警報が鳴る戦時下のウクライナ
シェルターの壁に子どもは戦車の絵を描いた|金平茂紀
【好評連載・青木理の温泉という悦楽】
●福島の白濁湯 川を堰きとめたかのように広大な露天風呂
【新・買ってはいけない】
●あざとい表現で消費者の誤認を狙う? 「レノア」の柔軟剤|渡辺雄二
【Tansa】
●公害「PFOA」11|中川七海
【きんようぶんか・本】
●『ソ連兵へ差し出された娘たち』|高原到
●『『その他の外国文学』の翻訳者』|長瀬海
●『ほんのこども』|五所純子
【きんようぶんか・映画】
●『ストレイ 犬が見た世界』|中村富美子
●『ベルファスト』|さこうますみ
【きんようぶんか・音楽】
●『Beginners』曽我部恵一|相田冬二
【きんようぶんか・TVドキュメンタリー】
●3月18日からのテレビ番組|ワタナベ=アキラ
【きんようぶんか・TV批評】
水島宏明
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|中島岳志
●ジェンダー情報|宮本有紀、山秋真
●きんようアンテナ
●言葉の広場/論考
●内田樹の凱風快晴ときどき曇り
●メディアウオッチ|臺 宏士
●政治時評|佐藤甲一
●経済私考|浜矩子
●さらん日記
●読者会から
●きんようびのはらっぱで
●自由と創造のためのレッスン|廣瀬純
●橋本勝の風刺画報
●松崎菊也の無責任架空対談
●猫様|想田和弘
●ヒラ社長が行く|植村隆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】近刊のご案内 http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php
★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php
『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。
★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う
『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php
今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。
┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年
斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php
「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。
【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき
【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
2006年10月17日永眠。
┃Kindle版┃マイナンバー
明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php
「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。
┃Kindle版┃バラ色のひきこもり
勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php
「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。
┃Kindle版┃何がどうして発達障害
司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php
自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?
あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?
本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。
┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php
最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。
【『エシカルに暮らすための12条』目次】
はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開
【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。
==============================================『週刊金曜日』
※ 定期購読のお申し込みは以下のページから。
https://ssl.kinyobi.co.jp/consult/input.php?id=tk
※ 支援金の受付口座はこちら。
郵便口座 :00120-7-572529
加入者名:株式会社 金曜日
(通信欄に「支援金」とご記入下さい。)



ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません