週刊金曜日 1400号 2022.11.11 目次、「警察国家」日本

2025年9月12日

週刊金曜日 1400号 2022.11.11 目次、「警察国家」日本

*私の注目記事
P3 金曜アンテナ 11.3国会前憲法大行動 防衛省が予算編成の概算請求で過去最大の総額約6兆円を視野に「安保関連3文書」防衛政策を改定の動きに対する、市民の抗議の声。
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会 
9条改憲NO!全国市民アクション
P12 公安情報と政治 青木理 チヨダ サクラ 中野学校に本拠 1986共産党緒方靖夫国際部長の盗聴事件
2000年代幅広い政治情報集める「I・S]
第二次安倍政権で警備局長杉田氏 特定秘密保護法、共謀罪、盗聴法強化、重要土地利用規制法など治安法が次々成立。
盗聴されていた横田夫妻との会話 有田芳生
公安と軍事、情報の一体化 石井暁 自衛隊の2別、調別いま情報本部電波部、Xキースコア
P34 日本の民俗信仰29 地蔵信仰 山田しん 津軽賽の河原 
P48 NHK会長人事 後任に前川喜平氏を推す声上がる 臺宏士「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」
経営委員会自身の改革だ」
P49 半田滋の新・安全保障論 「敵基地攻撃能力は対米支援の道具にすぎない」
P51 ヒラ社長が行く192 植村隆 京都駅前での自主上映会「標的」丹波マンガン記念館(休館中)元事務局長 李順連さん
「東アジアの鉱山史を記録する会」戦時強制動員。「日本軍」慰安婦、徴用工、在日朝鮮人もその根はひとつです。
P54 書評「通州事件 悲しみの連鎖を絶つ」高文研 笠原十九司 著 評者 能川元一
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「STOP! インボイス」 宇都宮健児
■金曜アンテナ
・神戸市「神出病院」患者虐待で7団体が兵庫県に要請 浮かび上がる深刻な被害状況 吉田明彦
・11月3日国会前「憲法大行動」に市民約4200人参加 9条壊すな! 軍拡反対! 薄井崇友
・「宗教2世」1131人が「チキラボ」の当事者調査に回答 苦悩する実態、克明に 岩本太郎
・統一教会によるTV局・出演者相手の提訴乱発問題 「怯むな報道!」弁護士ら声明 本田雅和
・ホームヘルパー訴訟判決、東京地裁は国側の主張支持 原告請求を棄却、控訴審へ 西村仁美
■さらん日記
■凱風快晴ときどき曇り 「アメリカとマルクス」 内田樹
■公安情報と政治
・ジャーナリスト・青木理氏が語る 
役割を変えながら生き残る公安警察 左翼監視から政治情報収集へ
・共同通信記者・石井暁氏に聞く 
自衛隊はなぜ市民監視をし、情報を集めるのか? 公安と軍事、情報の一体化
・前川喜平元文部科学事務次官に聞く 
官房副長官は政治と官僚機構をつなぐ存在 警察官僚がなるのは良くない
・憲法学者・清水雅彦氏に聞く 軍隊の警察化&警察の軍隊化 「安全・安心」で進む監視国家
■沖縄・抵抗の現場から 冷笑主義が蔓延する社会を問い返す 
「尊厳が奪われない限り、私たちは負けない」 安田浩一
■日本の民俗信仰 祀りをたずねて 「地蔵信仰」 写真・文/山田しん
■政治時評 長谷川綾
■経済私考 佐々木実
■マイナンバーカードと健康保険証 一体化で何が起きる? 天笠啓祐
■らんきりゅう 「支援の現場からの切実な要請に各省庁からは、ほぼゼロ回答」 雨宮処凛
■ソウル雑踏事故 ソウルなどでろうそく集会 尹大統領の「退陣が追悼だ」 文聖姫
■たとえば世界でいま 北方農夫人、石井陽一
■【連載】“日の丸ヤミ金”奨学金 若者から収奪する「日本学生支援機構」 
唐突に結審、「指令書」公開訴訟 三宅勝久
■メディアウォッチ 「政治色」濃いNHK会長人事 後任に前川喜平氏を推す声上がる 
政権におもねらない放送求めて 臺宏士
■半田滋の新・安全保障論 「敵基地攻撃能力は対米支援の道具にすぎない」
■松崎菊也 あの人の独り言(イラストレーション/石倉ちょっき)
■ヒラ社長が行く 植村隆
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、写真展、論考
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、業務部からのお知らせ
■猫様 想田和弘

<>  2022.11.11

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】既刊本のご案内
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【1】注目の記事  

■公安情報と政治

第2次安倍晋三政権・菅義偉政権下では、公安警察出身の元警察官僚が内閣官房副長官や国家安全保障局長を務めるなど、首相官邸の中枢を占めた。歴代政権の中でも異例のことだ。その結果何が起きたのか。警察の収集する情報が、政権を批判する人を攻撃し、排除する材料に使われたとの疑惑が消えない。本来政治的に中立を保ち、政治と距離を置かなくてはならない警察の逸脱だ。警察同様、政府の情報活動の一角を担う自衛隊の情報部隊が市民の監視活動をしている。公安警察を筆頭とするインテリジェンスコミュニティの実態について報告する。

●ジャーナリスト・青木理氏が語る
役割を変えながら生き残る公安警察
左翼監視から政治情報収集へ

青木理さんは、共同通信時代の1994年から2年以上、社会部記者として警視庁公安部を担当し、以来「公安警察」をウオッチし続けている。戦後、左翼運動の監視からスタートしたその組織は、東西冷戦終結後、国際テロ対策や国内の政治情報収集へと任務を変え、生き残りを図ってきた。そしてその情報は、政敵の追い落としなどの形で政治をゆがめているのではないかと危惧する。肥大化する組織の成り立ちからいまの問題点まで、青木さんが語った。

●共同通信記者・石井暁氏に聞く
自衛隊はなぜ市民監視をし、情報を集めるのか?
公安と軍事、情報の一体化

反戦・護憲集会やデモを取材していると、警視庁や各道府県警の公安部門と公安調査庁の私服職員だけではなく、自衛隊の情報部隊の隊員も市民監視活動をしているというが、一般市民の警戒心は希薄だ。最近は半ば公然と市民を尾行したり、撮影したりする私服・制服の警察官や公調職員もおり、日本社会の「警察国家」化が進んでいる。公安・治安情報と軍事情報の一体化に警鐘を鳴らしてきた専門記者の石井暁・共同通信専任編集委員に聞いた。

●前川喜平・元文部科学事務次官に聞く
官房副長官政治と官僚機構をつなぐ存在 警察官僚がなるのは良くない

政治と公安警察の深い結びつきについて、身をもって感じた人物がいる。文部科学事務次官だった前川喜平氏である。審議会委員の「任命拒否」、自身の私的な活動に関する警告、さらに加計学園問題を告発しようとする前川氏に対し、その人格を貶めるような『読売新聞』報道──。一体、あの時何が起きていたのか。前川氏に詳しく聞いた。(肩書は基本的に当時)。

●憲法学者・清水雅彦氏に聞く
軍隊の警察化&警察の軍隊化──
「安全・安心」で進む監視国家

警察と軍隊は、国家の二大「暴力装置」と言われてきた。近代国家では両者のみが、合法的に武器の独占的保有と使用を認められている実力組織であるからだ。近年は情報のデジタル化と監視技術の高度化で、各国で「軍隊の警察化」「警察の軍隊化」という現象が急速に進んでいるという。日本では、警察と自衛隊が市民監視による情報収集で連携し、そのエッセンスは官邸に報告され、政権に利用されている。経緯や背景も含め、憲法と監視社会論が専門である清水雅彦・日本体育大学教授にその危険性について聞いた。

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【2】編集長コラム

創刊29周年にあたって

 本誌は11月5日に創刊29周年を迎えた。今週号は1400号である。ここまで来られたのも、読者のみなさんの支えがあったからだ。改めて感謝申し上げたい。記念号で何を特集すべきか、編集部で討議を重ねてきた。統一教会をテーマに有田芳生さんと青木理さんに対談(9月9日号掲載)してもらった際、公安警察に関する興味深い話を聞いた。公安情報と政治の関係をいろんな角度から斬り込んでみてはどうか──ということになり、
まず、『日本の公安警察』(講談社現代新書)を書いた青木さんの話を聞いた。日体大の清水雅彦教授からは、日本学術会議の任命問題で面白い話が引き出せた。自衛隊の情報活動については、その道に詳しい共同通信記者の石井暁さんにインタビューした。そして、出会い系バー通いを『読売新聞』に書かれた前川喜平さんにも話を聞いた。いずれも緊迫感あふれる内容だ。浮かび上がってくるのは、日本が監視社会になりつつある、いやもうなっているのではないかという懸念である。(文聖姫)

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【3】次号予告:2022年11月18日号(第1401号)

【原発回帰政策】
●岸田政権による「原発回帰」は矛盾と危うさだらけだ|松久保肇

【ぶんか】
善良で純朴な人間がなぜ虐殺者になったのか 映画で描く「福田村事件」|伊田浩之

【くらし 健康】
●沖縄の大規模血液PFAS検査から見えてきたこと|植田武智

【新・買ってはいけない】
●危険だから避けてほしい BHT入り製品が多い「リップ」|渡辺雄二

【好評連載】
●歓喜へのフーガ 「今回のお相手」永井愛さん(劇作家・演出家)|聞き手・崔善愛

●青木理の温泉という悦楽

●メディアウォッチ 中絶論争への関心に男女差ありと指摘する米国報道|田中洋美

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【4】既刊本のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★この日、集合。

井上ひさし・永六輔・小沢昭一 著 1000円+税 A5判並製・106頁
https://www.kinyobi.co.jp/publish/000398.php

2006年5月3日憲法記念日。井上ひさしさん、永六輔さん、小沢昭一さんの3人が、東京・紀伊國屋ホールに集合した。そこで語られた今は亡き3人の言葉の達人による平和への思いは色あせず、この言葉を後世に繋げたい。(2006年刊)

★日本会議と神社本庁

『週刊金曜日』成澤宗男 編著 1000円+税 A5判並製・232頁
https://www.kinyobi.co.jp/publish/002036.php

1997年に設立された日本会議は、神社本庁といくつかの宗教団体が中核をなす、右派団体だ。また関連組織の日本会議国会議員懇談会には、多くの国会議員が加わっている。ナショナリズムと宗教が結びつき「壊憲」を目指す右派組織『日本会議と神社本庁』(2016年刊)

┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。

┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。

┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。

┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。

┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。

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