ジャーナリストとしての冒険
「私は必ずしも困難とは思いません。案外“裸の王様”と思っています。単に、本気でやろうとした人がいなかっただけではないのか。首都圏だけでも100万部の、強い影響力ある日刊紙(夕刊は不要)は、実現の可能な『ジャーナリストの冒険』ではないか。少なくとも需要は十分にあるのですから。あるいは30万部くらいのクォリティー=ペーパー(高級紙)とか。実はその詳細な原案を、『朝日ジャーナル』休刊直前の最終号で発表したことがあります。いかがですか。この冒険に加わる同志たちはいませんか。実現のためには、もちろん周到な準備が必要だし、徹底した市場調査と資金が欠かせません。それらはしかし実現のための準備であって、西堀栄三郎氏(第一次南極越冬隊長)のいう『石橋は叩くと渡れない』ということでしょう。問題は、決意をするのか、しないかです。今の大新聞は、みんな戦前からのものですね。天皇制と同じで、これもたいへん日本的現象にほかなりません。原寿雄氏はこのシンポで『平和革命でこそメディアは大きな働きができるはずだ』と言われたのですが…。」(『週刊金曜日』1999年4月16日号)


ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません